レクサス「RZ550e」自然な運転フィーリング!

レクサスのBEV専用車「RZ」。
2026年モデルとして新たに設定された「RZ550e」に短時間ではありましたが試乗してまいりました。
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まずはなんといっても気になる「ヨークステアリング」(ステアバイワイヤシステム)。
こちら、試乗前に専用の「動画」を見た後でないと試乗できないとのことでしたので、不安なく運転することができました。

ステアリングの触感はさらさらとした レザーフリーの合成皮革で、”F SPORT”お馴染みのパンチング加工がないので少し滑りやすいのが気になります。
一方、独特な「サラサラ感」は心地よいと感じる方も多いのではないでしょうか。
また、ステアリングの回転と一緒にパドルシフトやウィンカーレバーも回転するのは最初は抵抗あるかもしれませんが、これは特に気になりませんでした。
ウインカーは一度入れると中立位置に戻るタイプですが、当方はもともとそのような仕様の方が好みであるため、まったく気になりませんでした。

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運転スタイルですが、教習場でならったように正しいステアリングの持ち方をしている方は気にならないと思います。違和感なく、「自然なフィーリング」であると感じました。(ただし、高速道路試乗は未了です)

一方、少々乱雑な握り方をしている方(片手とか手のひら持ち、つまみ持ちなど)は運転しずらいのでは・・・と感じました
また、あらかじめ動画を見ておけば、ステアリングを切りすぎて違和感がある(左右150度ずつの計300度がMAX)ということもないかと思います。
私的にはステアバイワイヤのキレ角がもう少し小さい角度でも良いと思いました。

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むしろ、ステアリングが上下方向に小さくなったため、膝下の開放感、上部の視認性の良さというメリットがあります。

ただ、注意点としては、都市部によくある前進入庫のタワーパーキング
こちらは、低速度でステアリングを少し動かすだけでタイヤが曲がるので、ステアリングを切った際に、パレットに接触してしまう可能性があります。
前進入庫の際は、ステアリングを切らないよう真っ直ぐに駐車することが必要ですね。

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なお、新採用の「揺らぎイルミネーション」は、特に運転の支障になることもありませんし、これは良い表現と感じました。
ただ、後席にはこのイルミがないことは少々残念です。

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また、乗り心地の良さに加え、静粛性の高さにも驚かせられます。(ただ、これはBEVですと高水準の車が多ですね)
他のレクサス車に比べ、静音性はさらに高くなっているのがわかりましたので、この後に現行「NX」に乗ると、NXが煩く感じてしまうほどです。

地味なところではありますが、「トノカバー」もレクサスNXの「2026年モデル」で採用された、吸音効果のある新トノカバーを採用していることがわかりました。(細かいところでは、後席のアウタードアハンドルのイルミネーションが追加されている点も嬉しいところです)

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短時間ではありますが、「RZ」は魅力的に感じる部分が多いと思います。
なお、目玉の一つである、IMD(インタラクティブマニュアルドライビング)は時間がなくて未体験ですので、また機会を見て試乗してみたいと思います。

しかしながら、最近の”F SPORT”にありがちな「ブラック」のみのインテリアは、今ひとつかと思います。
BEVだからこそ、先進性の高い、挑戦的なカラーリングも必要なのではと思います。

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この「RZ」が2023年3月のデビュー当時に出ていたら・・・と思いますが、デビューから約3年が経過し、進化が早く、どんどん販売価格が下がっていくBEVにおいて、いくら中身が大きくレベルアップしたとしても、内外装デザインがほぼ3年前のままというのは訴求力という点では今ひとつ欠けるように思います。

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確かに、RZ前期モデルに比べると、大きく商品性があがったのは間違い無いでしょう。
しかし、乗らなくてもわかるような「先進性」、「目新しさ」という点では(いわゆる「カタログ買い」)改善の余地があると思います。
しばらくは「bZ4X」の上級モデルとして、またステアバイワイヤの先進感という点、安心のレクサスブランド、という点で一定の支持は得られると思いますが、テスラ社や低価格化が進む中国を初めとするコストパフォーマンスに優れるモデルからの乗り換えはそう容易ではないように思います。

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この記事へのコメント

  • レクサスマイスター

    なまっくすさんコメント致しますor
    ピナクル納車おめでとう御座います。

    RZ550eのステアバイワイヤ、
    私も早速試乗してきました。

    QR読み込みの動画を勧められましたが
    すでに視聴済みでしたのでスルーです。

    乗り込んで恐る恐るハンドルきってみると、
    確かに少ない操作で大きくきれる。

    Dの方が『奥の広いところまで行ってバック
    してみてください、それで感覚は掴めます』

    確かに感覚掴めました。(動画なんか見るより
    これだけでステアバイワイヤの良さを理解できた)

    すごく楽なハンドルです、特に女性の方に
    おすすめです。

    システム的に面白いなと思ったのが、機械的
    に繋がっていないのでタイヤに伝わる感覚を
    意図的に作ってるとの事。

    例えば縁石に当てた時の感覚など、ただ
    不快な感覚は取り除いたらしく、轍やタイヤ
    ノイズなどは伝えていないそうで…

    確かにデビュー時に出ていれば話題性は
    ありましたが、やはりここはハンドルとゆう
    重要な部品の為、十分に検証してから出した
    とゆう事で完成度は高く感じました。

    現行のプリウスなどもデビュー時から
    メーター部がステアバイワイヤに合わせた
    デザインなんでいずれは搭載されるかも…?

    電気車は色々と壁がありますが、先進技術を
    いち早く搭載し未来感を感じるような方法で
    優位性を高めて商品力を上げるのが所有満足
    度の近道だと私は思いますが、相対して価格
    が上がっていくので、この辺のブレイクスルー
    が求められますね…(買うでなく借りるなど)

    私はRZのステアバイワイヤに乗った数秒後に、あ…これ欲しいって思っちゃいました(笑)

    電気嫌いとかどっかで思ってた自分の浅はかな気持ちが恥ずかしく感じた試乗でした(笑)
    2026年01月15日 22:17
  • guan

    自分も試乗しました。
    低速時のハンドルのあそびが少ないのは慣れるまで違和感ありそうですね。
    インタラクティブマニュアルドライブは試しました?ATに慣れきった自分には楽しさよりもマニュアル操作の面倒くささを強く感じてしまいましたw
    2026年01月15日 23:45
  • Bez_LH

    詳細なレポートをありがとうございます!

    RZ、いくら補助金があっても790万スタートでは検討者の視野にすら入ってこないのではという気がします。強烈な安売りを仕掛けているテスラだけでなく、身内にもbz4Xという強敵がいるので……先進的なイメージで売れているように見えて、実のところBEVの販売を牽引しているのは「ゼロ」とか「無料」という言葉に敏感な層だと思います。

    値引合戦に参入して消耗しても得るものは少ないので、数字が出なくても、RZには「やせ我慢」を期待したいところです。まだまだ改良の余地はあると思いますし。
    2026年01月16日 10:14
  • なまっくす

    to レクサスマイスターさん

    ありがとうございます!
    「RZ550e」、確かに振動などの伝え方は自然で驚きました。
    不快なものや不要なものは伝えないというのは賛否あるかと思いますが、それがわからないぐらい自然と感じ、発売直後ということを考えると完成度の高さに驚きました。
    今回の「RZ」は注目度も高そうですよね。これにはbZ4Xの評判の良さもあると思います。
    とはいえ、LEXUSブランドでBEVを販売するには、すでにBEVに慣れている層の取り込みも必要ですから、その点はまだまだ改善の余地がありそうです。LEXUSならではの武器は今のところステアバイワイヤとIMDですので、この点どんどん展開していってほしいですね!



    >なまっくすさんコメント致しますor
    >ピナクル納車おめでとう御座います。
    >
    >RZ550eのステアバイワイヤ、
    >私も早速試乗してきました。
    >
    >QR読み込みの動画を勧められましたが
    >すでに視聴済みでしたのでスルーです。
    >
    >乗り込んで恐る恐るハンドルきってみると、
    >確かに少ない操作で大きくきれる。
    >
    >Dの方が『奥の広いところまで行ってバック
    >してみてください、それで感覚は掴めます』
    >
    >確かに感覚掴めました。(動画なんか見るより
    >これだけでステアバイワイヤの良さを理解できた)
    >
    >すごく楽なハンドルです、特に女性の方に
    >おすすめです。
    >
    >システム的に面白いなと思ったのが、機械的
    >に繋がっていないのでタイヤに伝わる感覚を
    >意図的に作ってるとの事。
    >
    >例えば縁石に当てた時の感覚など、ただ
    >不快な感覚は取り除いたらしく、轍やタイヤ
    >ノイズなどは伝えていないそうで…
    >
    >確かにデビュー時に出ていれば話題性は
    >ありましたが、やはりここはハンドルとゆう
    >重要な部品の為、十分に検証してから出した
    >とゆう事で完成度は高く感じました。
    >
    >現行のプリウスなどもデビュー時から
    >メーター部がステアバイワイヤに合わせた
    >デザインなんでいずれは搭載されるかも…?
    >
    >電気車は色々と壁がありますが、先進技術を
    >いち早く搭載し未来感を感じるような方法で
    >優位性を高めて商品力を上げるのが所有満足
    >度の近道だと私は思いますが、相対して価格
    >が上がっていくので、この辺のブレイクスルー
    >が求められますね…(買うでなく借りるなど)
    >
    >私はRZのステアバイワイヤに乗った数秒後に、あ…これ欲しいって思っちゃいました(笑)
    >
    >電気嫌いとかどっかで思ってた自分の浅はかな気持ちが恥ずかしく感じた試乗でした(笑)
    2026年01月17日 19:10
  • なまっくす

    to guanさん

    低速時に大きく切れるのは車内からは見えないので、車外でみるとおどきますよね!IMDについては、未体験なので、ぜひ次回チャレンジしてみたいのですが、街乗りでは私も使用しないと思います(笑)
    でもこういった遊び心は上位モデルにぜひほしいところですね!


    >自分も試乗しました。
    >低速時のハンドルのあそびが少ないのは慣れるまで違和感ありそうですね。
    >インタラクティブマニュアルドライブは試しました?ATに慣れきった自分には楽しさよりもマニュアル操作の面倒くささを強く感じてしまいましたw
    2026年01月17日 19:13
  • なまっくす

    to Bez_LHさん

    RX550e、予想通りの仕上がりでまずは嬉しかったです!
    確かに、テスラはじめ海外勢BEVはコストパフォーマンスや初期費用の安さなどを全面に出してきていますね。
    クルマという商品の性質上、白物家電やスマホのようにはならないと思いますが、心配なところではあります。
    改良のたびに価格が下がる傾向もありますので、国内BEVメーカーがそれに追従することを求められそうではありますが、価格競争では勝てないので、それ以上の魅力あるサービスや商品力で対抗してほしいところです。
    その1つとして充電インフラ、ディーラーでのサービス、メンテナンスは引き続き重要な部分と感じます。


    >詳細なレポートをありがとうございます!
    >
    >RZ、いくら補助金があっても790万スタートでは検討者の視野にすら入ってこないのではという気がします。強烈な安売りを仕掛けているテスラだけでなく、身内にもbz4Xという強敵がいるので……先進的なイメージで売れているように見えて、実のところBEVの販売を牽引しているのは「ゼロ」とか「無料」という言葉に敏感な層だと思います。
    >
    >値引合戦に参入して消耗しても得るものは少ないので、数字が出なくても、RZには「やせ我慢」を期待したいところです。まだまだ改良の余地はあると思いますし。
    >
    2026年01月17日 19:19

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