新型「RAV4」のT-Connectとコネクティッドナビを少し調べてみました

新型RAV4から、車載通信機能(トヨタ/T-Connect 、レクサス/G-LINK)の仕組みが少々変わるようで、現時点で一旦整理してみました。

まず、「T-Connect/G-LINK」とは何か。

これは、車載に搭載された通信モジュール(DCM)を通じて、トヨタのデータセンターと車両間の情報を送受信した常時接続サービスの総称、
KDDI株式会社のLTE通信を使用し、最大150Mbpsのデータ通信を行います。
RAV4の場合は、ルーフ後部のシャークフィンアンテナとインストルメントパネルに通信機が搭載されているようです。

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この通信料が、従来の「T-Connect(22)」では、「5年無料、その後は月/330円」でしたが、今回の「RAV4」から採用されている「T-Connect(25)」ではなんと、「無料」に変更されています。
ここだけ見ると、「無料の通信サービスなんてあり得ない、成立しない」と思いますが、説明書や規約を見ても料金はかからないようです。
車両本体価格に含まれている、とも言えるかもしれませんが(通信規格が変わらない限りは)無料とは凄いですね。


▼トヨタ T-Connectの利用料金を教えてください

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https://tconnect.jp/faq/application/howtoappli/1010.html#navi09


レクサス車では、「3年無料、その後は2年間36,000円、1年間19,000円(月払い1900円)」とトヨタより大きく値上げされていますが、新型「ES」から同様のサービスが開始されると思いますので、利用料金がどうなるのか注目したいところです。
トヨタと同じ方式でいえば、「無料」となるべきところではありますが、基本サービスが異なるため無料は難しいと考えます。


新型「RAV4」では無料化された「T-Connect」ですが、一方従来は無料で使用できた「ナビゲーションシステム」が有料化(サブスクリプション/月880円〜)されたのは大きな話題となっています。
月/880円、年間では10,560円、3年間では31,680円と、高額ではないですが、週末にしかクルマを乗らないサンデードライバーや遠出は数ヶ月に1度、という方にとっては高く感じるのではないでしょうか。
こちらに関しては、年間契約や新車契約時の長期契約で負担感を抑えることはできますが、そもそもサブスク化に抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
特に、複数台所有の方(セカンドカー、サードカーなど)は、それぞれの車で、ナビのサブスク料金がかかるのは相当抵抗があるのではないでしょうか?(スマホアプリなら、1契約で複数台使いまわせるので)

この点、詳細は明らかになっていませんが、複数台割引などあれば良いと感じました。

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では、コネクティッドナビのサブスクリプションを契約したかった場合、新型「RAV4」の巨大な12.9インチモニタには、地図のみが表示され、「ルート案内」や「検索」ができないのかというと、そうではなく、そもそも「地図も表示されず、巨大なコンパスが表示される」ことになるようです。

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*コネクティッドナビ説明書 P118 より


では、トヨタ純正のコネクティッドナビは使用せず、スマートフォンのナビシステムを使用し、12.9インチのディスプレイオーディオで使用することもできます。これは、「AppleCarPlay / Android Auto」の機能として使用しますので、コネクティッドナビの利用料金は不要です。(ただし、スマートフォンの通信料はかかる)


では、T-Connect 単体では何かできるのかか・・・
説明書 P297によると、次のとおりです。

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・ヘルプネット(SOS)
  →事故発生時に緊急通報

・マイセッティング
  →乗降時に個人設定を認識、特に複数台のクルマを利用する際にとても便利

・デジタルキー
  →進化した第2世代のデジタルキー、なんと無料化

・リモートメンテナンスサービス
  →車両情報をトヨタスマートセンターと共有。OTAのデータ更新もこちらで行う?
  →スマホアプリ「My TOYOTA +」が利用可能


そして、T-Connect(無料) に加え、有料で使用できるサービスが以下の通り。


・コネクティッドナビ 【月/880円】
 →今回話題のサブスク制となったナビゲーションシステム。
  あわせて「エージェント(音声対話サービス)」が付帯されると考えれば良いでしょう。

・車内wi-Fi 【月/1650円】
  →月額1650円と高価であまり利用者が多くないのではと思われますが、引き続き設定されてます。

・スマホdeドラレコ【月/550円】
  →今回注目のサービス!まずは契約してみて、使い勝手を確認でしょうか。新機能のため、初月「無料期間」があれば良いのですか・・・


・リモートエアコン 【月/220円】
  →スマホでエアコンやシートヒーター、ステアリングヒーター等を起動できる便利なサービス。サブスク化により、「夏」「冬」だけの契約ができるのは嬉しいですね。

・オペレーターサービス 【月/330円】
  →オペレーターに口頭で行きたい場所を伝えるだけで、お客さまに代わってナビの目的地を設定。利用者は少なそうですが・・・こちらは、「コネクティッドナビ」との併用が必要と考えられますが、詳細は不明です。



なお、「エージェント」に関しては、「RAV4」のカタログ上では「無料」となっていますが、上記「RAV説明書(マルチメディア)」では、コネクティッドナビの契約が必要である旨が記載されています。

正確には、コネクティッドナビを契約しなくても、「窓の開閉」など音声認識による機能は一定使用でき、ナビゲーション機能に関する音声サービスはコネクティッドナビを契約していない場合は、機能が(当然に)制限されるものと推測されます。

現在の表記であれば、コネクティッドナビを契約しなくても、「目的地の検索」ができる、と誤認する可能性があるのではないでしょうか?
(そもそも、コネクティッドナビを契約しないと、地図が表示されないのですから、目的地の検索もできないはずです)


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*RAV4 機能詳細カタログ P36
https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/rav4/rav4_main_202512.pdf

私個人的には、トヨタ/レクサスの ナビゲーションシステムは非常に使いやすいですし、ルート探索の時間のブレも少なくて重宝していますので、コネクティッドナビの契約は必須レベルと思いますが、(自分なら契約します)、複数車両保有時も考慮して、「車両に付帯」ではなく、「ドライバー単位に付帯」という考えもできないのかなぁ・・・・と思いました。

そうなると、今度は家族で複数のドライバーが使用する場合(本人、配偶者、子供 等)は複数契約が必要になる、ということになるのでそれは一方で問題なので結局「車両単位」にせざるを得ないのかと思いますが、ハードウェアを増設するのではないのですから、「Wi-Fi」契約と同様、同時に複数の車両で使用することはできないのに、車両単位で課金されるのは改善の余地があるのではと感じます。


【追記】
ご質問をいただいておりましたが、「コネックティッドナビ」(3年契約、5年契約)に関しては、中途解約が可能です。
解約払い戻しについては規約がありましたので、返金があります。

ただ、年未満の期間は切り捨てなので、あまりお得感がない印象です。

https://toyota.jp/pages/contents/tconnectservice/contents/pdf/rules_cnavi.pdf

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例えば、3年契約パックは「29,040円」ですが、
契約してから1ヶ月〜12ヶ月までであれば、一律「18,554円」の返金があります。
この場合、実際の1ヶ月〜12ヶ月の利用料金は「10,480円」となります。

・・・ということは年額プランの「9,680円」よりも高くなってしまいます。
ということで、確実に3年間乗る、5年間乗る!ということでない限りは、1年契約とか月契約の方が良いのでは・・・と感じてしまいますね。










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