https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/42371927.html
そんな中、トヨタブランドの「bZ4X」がフルモデルチェンジに匹敵する改良モデルを発表。
「一部改良」という表記ですが、エクステリアもインテリアもなかなかの変貌ぶりです。
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/43374227.html
また、bZ4Xが販売価格を一気に最大で「70万円」も引き下げたのも衝撃です。
レクサス「RZ」が同様に販売価格を引き下げるかどうか、注目したいところです。(過去、レクサス車で価格が下がったことは一度もありません)
レクサス「RZ」が本当に3月のニュースリリース通りで発売されるとなると、「bZ4X」と商品力の差はかなり縮まるように思います。
今回の「RZ」では(RZ550e ”F SPORT”は投入されるものの)外観もインテリアもほぼ変更がないのがどう市場に受け止められるか気になるところです。
以下は2025年10月9日に一部改良を受けた新型「bZ4X」の注目装備です
▼14インチフルHDディスプレイオーディオ
ついに14インチディスプレイを採用!
トヨタブランドでもどんどん14インチの採用が進んできましたので、そろそろレクサス車もディスプレイの差別化を図って欲しいところです。
(エアコン調整ダイヤルやボリュームスイッチ等がレクサスとトヨタブランドで「共用」というのが一目でわかってしまうのが、本当に残念です・・・ここはブランドで差別化すべきところかと思います)
▼マルチカラーイルミネーション
アルヴェル/クラウンセダン/MIRAIといった高価格帯以外のクラス以外でも次々と採用開始。
こちらもトヨタブランド車としては魅力が増しますね。レクサスは、新型「ES」以降で、Sensory Concierge(センサリーコンシェルジュ)の採用や面発光のイルミネーションなど次のステージへ進んでいますので、64色のマルチカラーイルミネーションをいまだに採用できていない、レクサス「LS」、「UX」、「LC」などは少々寂しく感じますね。
なお、新型「RZ」では、ドアトリムへの陰影イルミネーションに「動き」が加わった新イルミネーション(ダイナミック陰影イルミネーション)を搭載とのこと。輝度もアップしているようですので、こちらはトヨタブランド車を一歩先をいっていますね。
▼おくだけ充電(2台分)Qi2
15W給電での「Qi2」に対応した2台分の「おくだけ充電」は目新しいですね。
これだけ広い面積を使用するため、賛否は分かれるかと思いますが・・・
なお、通常のUSB C端子も「USB PD」に対応し、充電速度が向上しているようです。
新型「RZ」においては、おくだけ充電に関しては、特に変更がないようです。(Qi2には対応していると思いますが・・・)
センターコンソール下のスペースに増設されても面白いのでは、と感じましたが。
▼パノラマムーンルーフ
ムーンルーフは、開口部が広がり、魅力が増しました。
他社のBEVでも、広大なガラスルーフは定番といえますから、これは嬉しい変更点ですね。
一方「RZ」は、調光機能がついており、より先進的なところは魅力ですが、剛性確保のためか、中央で分割されています。
RZも改良により、調光機能 ON 時のパノラマルーフの「鮮明度の向上」や調光機能がOFF時の「遮光性のアップ」を果たしているとのことですが、見た目の地味さは不利ですね。
確実に「差」が縮まったとはいえ、レクサス「RZ」においては、「インタラクティブマニュアルドライブ(Interactive Manual Drive)」を搭載した、RZ550e“F SPORT”や、ステアバイワイヤ搭載車の存在は「bZ4X」にない魅力と思えます。
しかし、エントリーモデルに相当する「RZ350e」については、現行「RZ300e」に比べても低価格で発売されるのか、それとも価格を維持するのかで大きく評価が分かれそうです。現行「RZ300e」の価格は820万円もしますので、新型「RZ350e」が800万円を超える価格で販売された場合は、大きく商品力をあげた「bZ4X」との価格差があまりにも大きいことが懸念されます。
また、「bZ4X」はほとんどメーカーオプションがなく、標準装備であることも「RZ」とは異なります。
近々発表されるであろう、新型レクサス「RZ」では、メーカーオプションが従来通りの基準で設定されるのか、標準装備となるのかということにも注目したいポイントです。
この記事へのコメント
BEV?
価格ダウンして、モデルチェンジでよりいっそう魅力が増しましたね。
この航続距離だと遠出を気にすることがかなり減りそうで、基本、途中で充電しなくても良さそう。
ただ、毎月の充電カード代、重い車両重量で、ブレーキやタイヤの消耗。これまでのガソリン車、HEV、PHEVと比較して、トータルでメリットが大きいと言えるわけではないとの認識です。
果たして、販売台数が増えるのか、見てみたいところです。
EV大好きおやじ
やはり国内のWLTCでの数値では、かなり実際の航続距離との差が大きいようですが、一応参考に列記しておきます。
*bZ4X(FWD 73.1 kWh) →リアル航続距離=385km(メーカーWLTC=746km)
https://ev-database.org/car/3134/Toyota-bZ4X-FWD-731-kWh
*Lexus RZ 550e →リアル航続距離=390km (メーカーWLTP=500km)
https://ev-database.org/car/3295/Lexus-RZ-550e-F-SPORT
*Lexus RZ 450e(現行) →リアル航続距離=350km (メーカーWLTC=494km)
*BMW iX3 50 xDrive(新型)→リアル航続距離=610km (メーカーWLTP=805km)
https://ev-database.org/car/3290/BMW-iX3-50-xDrive
それにしても最新のBMWの航続距離はすごいですねぇ。トヨタにももっと頑張ってほしいものです。
なまっくす
コメントありがとうございます。
まさかの値下げ!やはいトヨタといえど、価格を追求しないとBEVは売れないと踏んだのでしょうか。これだけ性能があがれば、カタログスペックの70%程度でも問題なさそうです。そろそろ一度試乗してみたくなりました!
税金面や補助金でのメリットがあるのが嬉しいところですね。
>はじめまして♪
>価格ダウンして、モデルチェンジでよりいっそう魅力が増しましたね。
>この航続距離だと遠出を気にすることがかなり減りそうで、基本、途中で充電しなくても良さそう。
>ただ、毎月の充電カード代、重い車両重量で、ブレーキやタイヤの消耗。これまでのガソリン車、HEV、PHEVと比較して、トータルでメリットが大きいと言えるわけではないとの認識です。
>果たして、販売台数が増えるのか、見てみたいところです。
>
なまっくす
詳細情報ありがとうございます。
新bZ4Xでは寒冷時の充電スペックや能力があがっているとのことでしたが、実際の数値はまだまだ乖離が大きいのですね(カタログスペックとの差がありすぎにも思いますね・・・)
BMWなどプレミアムブランドのBEVもすごい性能なんですね(このあたりまったく調査できておらず、大変勉強になります)
次期新型「ES」のBEVバージョンでは改善されているのか気になりますが、世的に「RZ550e」と同じように思いますので、まだまだ改善が求められそうです。日々充電すればよいとはいえ、実際にあらゆるシチュエーションで「500km」は走行できないとファーストカーとしては(長距離走行が難しいので)ちょっと心配ですね・・・
>トヨタ、レクサスの改良後のBEVについては、公開されているデータを見てすごく期待していたのですが、最新の海外比較サイトの公表データを見ると、実際の冬場での航続距離はまだまだ期待ほどではないようですね。
>やはり国内のWLTCでの数値では、かなり実際の航続距離との差が大きいようですが、一応参考に列記しておきます。
>
>*bZ4X(FWD 73.1 kWh) →リアル航続距離=385km(メーカーWLTC=746km)
> https://ev-database.org/car/3134/Toyota-bZ4X-FWD-731-kWh
>
>*Lexus RZ 550e →リアル航続距離=390km (メーカーWLTP=500km)
> https://ev-database.org/car/3295/Lexus-RZ-550e-F-SPORT
>
>*Lexus RZ 450e(現行) →リアル航続距離=350km (メーカーWLTC=494km)
>
>*BMW iX3 50 xDrive(新型)→リアル航続距離=610km (メーカーWLTP=805km)
> https://ev-database.org/car/3290/BMW-iX3-50-xDrive
>
>それにしても最新のBMWの航続距離はすごいですねぇ。トヨタにももっと頑張ってほしいものです。