IS500の日本導入は2022年8月、実質的に11月ごろからですから、実販売期間はわずか3年ほどのモデルとなりましたが、“Climax Edition”の名にふさわしい最終モデルになっているかと思います。イメージ写真がやたらかっこいいですねぇ!

▼トヨタグローバルニュースルーム
LEXUS、「IS500」に特別仕様車“Climax Edition”を設定 (2025/6/20)
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/42892609.html
(*同サイトの「画像集」を引用掲載させていただいております)
発表された仕様は、北米仕様の「ULTIMATE EDITION」と同じ仕様でした。(北米仕様はシリアルナンバーが入るのが唯一違う点でしょうか)

気になる価格は「950万円」と発表!
当方想定は最大で「950万円」、適価は「935万円」程度と思っていましたが、端数が生じないぴったり「950万円」(ベース車両からは+100万円)と少々高めの設定です。
完全にあらたな装備はフロントの「ブレンボ製ブレーキキャリパー&φ380mmピラーフィン式ベンチレーテッドディスクブレーキ」程度で、その他は既存のパーツの組み合わせや色変更、加工ということで、「+50万円」は価格的には高価ですが、「最終版」と考えればやむを得ないところでしょう。
私的には、フロントシートが「RCF」と同等のハイバック型スポーツシートであれば妥当な価格かなと感じました。
しかし、精緻な特別加工の「アナログクロック」はじめとするインテリア、マットブラック加工されたホイールなどはこの「Climax Edition」ならではの装備ですから、多少価格が高価に設定されるのは仕方のないことかもしれませんね。

インテリアでの装備面での特徴で目立つのは次の2点でしょうか。
1点目はステアリングの配色です。「フレアレッド」を用いるのは珍しくありませんが、ステアリングのグリップ部分(パンチングレザー部分)がカラードになるのは比較的珍しいです。

類似事例では「GS」の最終モデル”Eternal Touring"があります。とてもカッコよくレーシーなデザインでいいですよね。
全体の雰囲気も「GS ”Eternal Touring”」に似ていますが、カーボン素材は使用されていません。
(最終モデルなのでカーボンを使用してもよかったのでは・・・とも思います)

2点目はなんといっても「アナログクロック」でしょう。
第2世代〜第3世代レクサスの象徴といえる「アナログクロック」ですが、ISはモデル途中からレクサス「LC」と同意匠のアナログクロックを採用し、とてもカッコよく仕上がっていますが、今回は赤色のレーザーエッチング加工をしているのが特色です。
これを見ると、第4世代レクサスには欠けている高級感はここにあったのだなぁとも感じます。(好みはそれぞれあるでしょうが・・・)
デジタル化が進む中、メカニカルなアナログクロックは存在感がありますね。

エクステリアの特徴は2点あると思います。
まずは今回採用された、レッド塗装されたブレンボ製「フロント対向6ポッド ブレーキキャリパー」
一足お先に「RC /RCF ”Final Edition"」でも採用されましたが、レッド塗装は一過的なものではなく、継続的に採用されることが確定的となりました。
レクサスは、他のブランドとの差別化するために、あえて「オレンジ色」のブレーキキャリパーを積極採用してきて、途中で色が「濃く」より深みのあるオレンジ塗装となっていましたが、ここ最近はスポーツカーでも定番の「レッド」のブレーキパーを採用するに至ったようです。
近々発表されるとおもわれる「LC」の年次改良および特別仕様車でもブレーキキャリパーは「レッド塗装」のものが準備されているようですから、カラー変更は他のモデルにも波及する可能性が高そうです。
(それとも、セダン、クーペ系のみにとどまるのか?)

そしてももう一つ特徴は、新ボディカラー「ニュートリノグレー<1N0>
北米仕様の画像では「白っぽく」見えましたが、やっぱりグレー系(ライトグレー)のようですね。
こちらはレクサスLC500 Convertible 特別仕様車「Pinnacle」でも使用される模様です。
レクサスRX550e ”F SPORT”、IS500、LC ハイパフォーマンス系の車には「ニュートリノグレー」が使用されるという流れのようですね。
(RX500hや LBX・RX「MORIZO RR」にも採用されるかも・・・?)

なお、IS500”CLIMAX Edition"については、名古屋駅前のミッドランドスクエアに展示がスタートした模様とのことです。
従来は東京エリアにも展示があったのですが・・・(LEXUS MEETs ・・・で展示してくれればいいのですが)
展示期間が「6月20日〜7月1日」となっているので、7月からは別のエリアでも展示がされるかも?
国内で初めて新ボディカラー「ニュートリノグレー」のお披露目となりますね!

https://lexus.jp/dealership/lexus_gallery/midland_square/
さて、残念だったのは、最終モデル発表にあたり、チーフエンジニアなど開発陣のコメントがニュースリリースおよびwebサイトにも見当たらなかったことです。様々な理由で今回、ついに販売終了になるものと思いますが、「IS500導入時」のような熱い思いを聞かせて欲しかったところです。

IS500”Climax Edition"についてはメーカー抽選ではなく各販売会社ですでに受注が開始されています。
各販売店への割り当ては概ね2〜3台程度と想定されますので、販売店によっては抽選となるものと思います。
狙っている方は、今すぐにでもレクサスディーラーへお問い合わせをお勧めします!

この記事へのコメント
Danmarino
にゃんた
今回、無事にClimax Editionを契約出来ました。担当Dの割当ては2台で、順番待ちが3人目だったのですが、1人辞退されて回ってきました。色はニュートリノグレーです。納車楽しみです。
なまっくす
このたびは、IS Climax Editionのご契約おめでとうございます!
一般的な販売店の割り当ては2台なので、本当に幸運でしたね!
特別感あるファイナルモデルと思います。希少なニュートリノグレーですから、目立ちそうです!
ぜひぜひ末長くお楽しみください!
>いつも楽しく読ませて頂いております。
>今回、無事にClimax Editionを契約出来ました。担当Dの割当ては2台で、順番待ちが3人目だったのですが、1人辞退されて回ってきました。色はニュートリノグレーです。納車楽しみです。