その後、2017年3月に正式に発表され、第3世代レクサスの先鋒として「レクサスチャレンジ」と「ラグジュアリークーペ」のダブルミーニングを持つレクサスの新たなイメージリーダーとして発売された「LC500/LC500h」。
幾度となく「販売終了」が囁かれており、2024年12月には「Always-on」の考え方のもと、床下ブレースの追加や助手席前インテリパネルをアルカンターラ素材へ置換など、通好みの一部改良を行いモデル継続をPRしたところでしたが、春先頃から受注停止状態にありました。
そして、近々、再度「年次改良」を実施し、ついに約9年にわたるモデルライフの終焉となる模様です。
(これだけ近い頻度で改良が行われるのは異例といえます)

近々発表となる最終版と思われる、2026年モデルの概要は以下の通りと予想されます。
◾️ボディカラーの変更(廃止)
▲ネープルスイエローコントラストレイヤリング<5C1>
▲ソニックカッパー<4Y5>
◾️ドアストライカーの形状等変更
→ボディ剛性強化?
◾️ブレーキキャリパー色変更
オレンジ → 「レッド」
◾️特別仕様車(限定車)の設定
LC500のみ、特別仕様車を設定(クーペ、コンバーチブル)
改良内容はごく僅かではありますが、実質的に2回目のマイナーチェンジと言える、「2024年モデル」(2023年6月発売)でインテリアの装備変更など不満はあるものの、「LC」はほぼ完成しており、乗り心地、操安性、ドライバビリティ、先進安全装備(Lexus Safety System+2.5の採用)など商品力は大きく向上しました。(私的にはパノラミックビューモニター【PVM】の追加は非常に嬉しかったです)
2024年モデルの改良内容は以下の通り。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39264050.html

「RCF」、「IS500」に続き終売となる予定の「LC500/LC500h」ですが、原因としては他のブランドメーカーのガソリンエンジンモデルと同様、環境性能対応(騒音規制 フェーズ3 ?)の問題と思われますが、この点については正式なニュースリリースを待ちたいところです。
一方、レクサスのイメージを大きく牽引してきたモデルであるため、モデル終売にあたり、どうやら「特別仕様車」が設定される模様です。
「LC」はモデル初期から積極的に特別仕様車を導入してきましたが、今回は、最終モデルにふさわしい特別感ある内容となっているようです。
特別仕様車というと、ここ最近は「ブラック」ベースに「フレアレッド」の差し色が入るケースが一般的ですが、「LC」に関しては大きく異なる模様です。

◾️LC500(クーペ) 特別仕様車<予想>
・ベース車両 :”S Package"
・ボディカラー :特別仕様車専用 マット塗装シルバー(新色)
・インテリアカラー:特別仕様車専用 ブラック&ホワイト
・助手席前パネル :特別仕様車専用 刺繍入りアルカンターラパネル
・シート :特別仕様車専用 セミアニリン本革シート(ブラック&ホワイト)
・エクステリア :特別仕様車専用 カーボンリヤスポイラー (AVIATION、EDGEと同じ?)
・ホイール :特別仕様車専用 21インチ鍛造アルミホイール(ブラックスパッタリング塗装)
・スカッフプレート:特別仕様車専用 カーボンスカッフプレート
・ブレーキ :レッドブレーキキャリパー
など
その他、エクステリアの各部に「ブラック加飾」のパーツがあしらわれるとの情報も。(既存のDOPの標準化?)
また、メーカーオプションはフル装備(カラーヘッドアップディスプレイ、マークレビンソンリファレンスサラウンドシステム、寒冷地仕様)の「ワングレード展開」との噂も。

◾️LC500 (コンバーチブル) 特別仕様車 <予想>
・ベース車両 :LC500 Convertible
・ボディカラー :特別仕様車専用 ニュートリノグレー (新色)
・インテリアカラー:特別仕様車専用 サドルタン&ホワイト
・助手席前パネル :特別仕様車専用 刺繍入り合成皮革パネル
・エクステリア :特別仕様車専用 カーボンリヤスポイラー (AVIATION、EDGEと同じ?)
・ホイール :特別仕様車専用 21インチ鍛造アルミホイール(ブラックスパッタリング塗装)
・スカッフプレート:特別仕様車専用 カーボンスカッフプレート
・ブレーキ :レッドブレーキキャリパー
・ルーフカラー :サンドベージュ
など
いずれもあくまでも現時点の情報に基づくもので正式な発表はされていませんので、イメージとなります。
なお、特別仕様車 ”EDGE”のように、超高価な「アルミリヤ中空サスペンションメンバー」や「高精度チューニングエンジン」といった特別装備は施されていないようです。
しかし、最後の特別仕様車で新色のボディカラーが登場する見込みであるのは熱いですね!

なお、気になる特別仕様車の販売方法については、「レクサスオーナー枠」と「一般販売枠」に分かれて抽選販売が行われる可能性が高いとのことです。
「レクサスオーナー枠」については、すでに一部オーナー向けへの案内が開始されているとの情報もあります。
各販売店から、週末に向けて今週中には購入方法、抽選方法の連絡が行われるのではないでしょうか。
一般販売については、2020年6月に正式発表された、特別仕様車「LC500 Convertible “Structural Blue”」の時のように、レクサスオーナー枠での抽選が終了後(商談開始後)に、一般販売向け募集が行われるものと予想されます。(当時は60台中、40台がオーナー枠、20台が一般販売枠でしたね)

今回の「特別仕様車」は残念ながら「生産数」が限られているようです。
具体的には、「レクサスオーナー向け」に関しては、LC500クーペが「50台」、LC500コンバーチブルも「50台」との情報が聞こえてきております。
同様に「一般販売枠」も同数程度準備されているのでは、との情報も聞こえてきます。
(レクサスオーナー枠で外れても、一般枠では申し込みできるはず・・・)
なお、現時点では、特別仕様車の他に、通常モデル(2026年モデル)も販売を開始し、オーダーを再開する模様です。
こちらは台数限定ではない模様ですが、一定の受注があり次第、販売を終了する可能性もありそうですから、とにかく新車で「LC」が欲しい、という方については「ラストチャンス」となりそうです。
前述のとおり、2回のマイナーチェンジを経て、前期LCオーナーが驚くぐらい、後期モデルは進化しています。

当方も「特別仕様車」にはエントリー予定ですので詳細分かり次第共有させていただきたいと思います。
クーペとコンバーチブル、両方ともエントリーできるのかどうか、など気になる点です。(競争倍率はコンバーチブルの方がだいぶ高そうです・・・)
多くの新たな顧客を獲得した「LC」、残念ではありますが「頂点」となる最終モデルに注目です。

この記事へのコメント
うめてん
見かけるとテンションが上がる車です。
特別仕様車がどんなものになるか楽しみです(個人的にはもう一度ストラクチュアルブルーが見たいですか…)
名無し
浮田英之
なまっくす
レクサスL、発売からずいぶん経ちますが、未だ色褪せてないですよね!
私も特別仕様車の詳細仕様やデザインなど待ち遠しいです!
できれば購入希望者には行き渡って欲しいものですが・・・
>LCいつ見ても美しいデザインだなと思いますし
>見かけるとテンションが上がる車です。
>特別仕様車がどんなものになるか楽しみです(個人的にはもう一度ストラクチュアルブルーが見たいですか…)
御茶屋
僕の情報だと特別仕様 Pinnacle(ピナクル)200台の
オーナー先行予約
クーペ50台/コンバーチブル50台は
6/29日までの受付期間ですでに始まっています
(私のディーラーでは)
一般向けの50台/50台は7/24から受付で一次がはずれた場合は重複予約可能とのこと
価格発表は6月25日
8月製造開始で先行分は年内納車予定
一般向けは2026年1月からのようです
あと僕はエンジンチューニングがあると聞いたのですが
これは僕の担当営業マンの勘違いだったようで残念です
2025年モデルを購入した物としては微妙な仕様です
なまっくす
コメントありがとうございます。
先進安全装備、残念ながらLexus Safety System+3.0へのアップデートはありませんでしたが、初期のver.1.5からはだいぶ進化していますのでなんとか許容できる範囲でした。
外観:ブルー、内装:ホワイト&ブルーは2026年モデルにも継続されています。
ぜひラストチャンス、掴んでみてください!
>いつも貴重な情報ありがとうございます。いよいよ本当に最後なんですね。安全装備が旧式のままなのが残念です。特別仕様車なり最終モデルなり、高額なので腹をくくって適切な時期に注文を申し込みたいと思います。青、内装白のコンバーチブルかな、夢の車です。
なまっくす
2026年モデルとしては、2025年8月ごろから製造されるはずなのですが、現時点では、納車時期はまったくわかりません。
(一般的に、2026年1月時点で流通している仕様のことを2026年モデルと呼称しています)
>通常モデルは2026年ものとして来年納車なのでしょうか?
なまっくす
コメントありがとうございます。
ネタばれですね・・・(笑)
私も欲しいです・・・
>ぴな クル🚗欲しい
RCFみたく ファイナルモデルをもって販売終了ならともかく、マイチェンした通常モデルも同時に販売されるみたいですし。
限定車は好みが分かれるとして、
LCは通常モデルでも年式が新しい個体の方が価値は残るでしょうね。
Yz
となればファイナルは別で用意されるのか謎です。
マットシルバーも好みが分かれそうですし手入れが大変になるのが難点です。
御茶屋
高精度エンジンチューニングと
リヤアルミ中空サスペンション
が採用と聞いているんですが
どうなんでしょう?
なまっくす
情報ありがとうございます。
当方にはエンジンチューンとリヤアルミ中空サスペンションの件は情報ありませんでした。
もしかすると追加されたのかもしれませんが、リヤアルミ中空サスについては、前回EDGE発売時に、金型の問題から生産数に限度があるとのことでした。
今回、クーペで生産台数は100台とのことですので、今回のために再度金型を作成して生産開始するのかもしれませんが、コンバーチブルはどうするのか?という問題があります。
エンジンチューンについては対象がクーペ、コンバーチブル合計200台となるとかなり多いので、こちらもクーペのみなのか、コンバーチブルはどうするのか、という問題があります。
私的には確かにクーペにはこれらの設定があるとより魅力が高まると思います。
まもなく価格判明しますのでますそこではっきりしそうです。
リヤアルミ中空サス装着であれば価格は1800万程度となりそうですね。
>僕の情報ではやはり
>高精度エンジンチューニングと
>リヤアルミ中空サスペンション
>が採用と聞いているんですが
>どうなんでしょう?
なまっくす
コメントありがとうございます。
この時期に発表されるということと、ネーミングからして最後のモデルとなりそうです。
特別仕様車以外は通常通り購入できるかと思いますが生産数に限りがある可能性が高いのではとみております。
マット塗装、最近ではクラウンに採用のものがお手入れが楽になる加工をされているようなのでLCのものも期待したいですね!
>ラストオーダーではなく特別仕様車以外は普通に買えるんですかね?
>となればファイナルは別で用意されるのか謎です。
>マットシルバーも好みが分かれそうですし手入れが大変になるのが難点です。
御茶屋
1780万円という情報があります
生産開始8月4日
価格約1,800万円 クーペ、コンバーチブル同額
一部改良した通常モデルも発売再開されますが、本モデルをもって生産終了となります。
また走行性能においても専用固定式リヤウイングの設定、高精度チューニングエンジンの採用等、更なる操縦安定性の確保を実現されています。
ニュートリノグレー
クーペの朧銀ってなんじゃい
マットみたい。
なまっくす
To 御茶屋さん
たびたびの情報ありがとうございます。
その価格が想定であれば、マット塗装➕エンジンチューニング➕リヤアルミ中空サスペンションメンバー装備の可能性が高いですね!
これは楽しみですが、生産にも相当時間がかかりそうですね。
>
>価格については不確定ですが
>1780万円という情報があります
なまっくす
コンバーチブル、こんなに高価なのであれば、朧銀がよかったと思います。なぜニュートリノグレー・・・
>限定車 コンバーチブルはIS限定車と同じ
>ニュートリノグレー
>
>クーペの朧銀ってなんじゃい
>マットみたい。