レクサス 新型 ES(ES350h/ES500e 等)気になる点は・・・

新型レクサスES、見れば見るほど魅力的な部分もありますが、一方で良い点、悪い点含め、気になる点も出てきています。
公開されている画像集の中でいくつかピックアップしてみました。

*画像は トヨタグローバルニュースルーム
LEXUS、新型「ES」を世界初公開(2025/4/23)
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/42650642.html 画像集より


ボディ構造

詳細は明らかにされていませんが、構成を見ると、アルミニウム使用はボンネットのみ、フェンダーやドアパネルには使用されていないことから、コストをかけてまでの軽量化は実施していないようで、レクサス「LS」の後継としての位置付けではないと考えられます。
ただし、ブルーの部分(高張力鋼板)の使用部位は広範囲にわたっているように見えます。
また、CFRP(カーボン素材)などに異素材も特に使用していないようです。


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スピードメーターの12.3インチは異形タイプであり、トヨタブランド車とは差別化が図られそうで。
メーター周りにはスエード素材が使用されるなどひと工夫されているのも嬉しいところです。

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メーター自体には、第4世代レクサスのフル液晶はシンプルすぎて素っ気ないデザインでしたが、今の所、大きく変わっていないようです。(市販に向け大きく変更されるかもしれませんが)
ただし、うっすらと「背景」が表示できるようになったのは違いとしては面白いかもしれません。ここはぜひ、ブランド別・車種別の壁紙を準備するなど差別化してほしいところと思いました。

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話題の「面発光加飾」は斬新な機能で(ESのニーズにあうかどうかは別として)詳細が気になるところですが、「助手席側 シートポジションメモリ」が存在することもポイントです。
最近のレクサス車では助手席のシートポジションメモリ機能が廃止されることも多いので気になっていた部分ですが、「ES」では継続採用は嬉しいポイントです。

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パワーシートのスイッチは、助手席側しか公開されていませんが、シンプルな意匠になっています。
特に金属調加飾や特殊な塗装も行われていないように見えますので、質感は第3〜第4世代レクサス車よりも低下しているように見えます。


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バニティランプは独特なデザインとなり、LS等で採用されているフロントルームランプのようなデザインは非常に良いと感じました。
また、ミラー自体も大型化しており、(助手席側のみでしょうか?)細かな点ですが、レクサスらしさを感じる部分です。
ただし、これと同じデザインが今後トヨタブランド車にも流用されると萎える(結局コストダウンが目的と見做される)わけなので、それは絶対にしないで欲しいです。

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後席に「オットマン」があるなど上級クラスへの移行を感じさせる新型ESですが、「LS」のような過剰ともいえる機能や高額なマテリアルの使用はなさそうで、「LSの代替」までは意識されていないように思います。
ただし、マッサージ機能やシートベンチレーション機能(おそらく存在する)など、ワンランク上の車格になっているのは間違いなさそうです。
また、助手席グローブボックス前には「輻射ヒーター」のようなものも確認できますので、レクサス「RX」と同クラス以上の位置付けになっているのではと感じます。
グレードや導入国により仕様が大きく変わりそうなので、日本仕様の公開が待ち遠しいところです。

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トランクルームは特に特別な仕様はないようですが、パワートランクリッド機能が確認できます。
トランクルーム内やトリム部分にもとくに華美な加飾がないことから、「LS」クラスまでは意識していないことがわかります。

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ES350e、ES500eの「充電リッド部分」については、特に特別なことは行われていないようです。
プレミアムブランドでは、充電という非日常的な行為に対し、特別な加飾やギミックが付加されていることが多いようですが、レクサス車はあくまでも パワートレーン違いの同じ車、ということを重視しているのか、この部分には特にコストをかけたり特別な取り扱いはしていないようです。
こういった些細な部分に「LEXUS」らしさがあると所有者の満足度は高まるようにおもうのですが・・・

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