クラウンエステートに新ホイール「WFO」、レクサスにも採用される?

レクサスブランドにも数多くの部品を供給している著名サプライヤーの「東海理化」から、ホイールフルオーナメント(WFO)を供給したとのニュースリリースです。

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▼東海理科 <世界初※>WFO®(ホイールフルオーナメント®)を新開発 (2025/3/18)
https://www.tokai-rika.co.jp/release/file/20250318-2.pdf


えっ!まさか・・・と思ったら、先日発表された トヨタ「クラウンエステート」のカタログにもしっかり記載されています。
カタログでは「エアロホイールカバー」と誤魔化さず、はっきり表記されています。

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*クラウンエステートwebカタログ(P9)より
https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/crownestate/crownestate_main_202503.pdf


また、今回用されているのが車両価格が「800万円」を超える、クラウンエステートの「PHEV」モデル(RS)で最も動力性性能が高い車種(かつ静粛性も高い)ということもあり、決してコストダウンが目的ではないと思われます。


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*クラウンエステートwebカタログ(P9)より
https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/crownestate/crownestate_main_202503.pdf

カタログで見る限りでは、これがホイールカバー的なものとは思いませんでした。

通常のホイールよりもコストがかかっていることも推測されますので、ニュースリリースにあるように「軽量化」を中心としたメリットがあるものと考えられます。

気になるのは、どうしても昔の鉄ホイールに被せるタイプの「ホイールカバー」的な感じがしてしまうので、ここはぜひ実車でチェックしたいところ。
前述のとおり、800万超えの上級モデルに採用ということで、十分な質感を確保しているものとは思いますが・・・


さて、ここで気になるのは、もしかすると先日公開された、「RZ」の上級グレード「RZ550e ”F SPORT”」のホイール、こちらももしかするとこの「WFO」ではないのか?という推測です。

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BEVでは、燃費(電費)向上のため、空気抵抗を考慮したホイールを履くこともあるようですが、今回、レクサスブランドのハイパフォーマンスタイプのモデルに、なぜ「エアロタイプ」のホイールを採用したことが不思議に思っていました。
(レクサスでも古くは「HS250h」で、空力向上を重視したエアロタイプのホイールを採用していました。)

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「RZ550e  ”F SPORT”」は、確実に1000万円を超える仕様になっていると思いますので、こちらの「WFO」を採用して、ホイールのデザイン性とホイールの軽量化に寄与したものとなっているのであれば歓迎すべきかもしれません。

従来の”F SPORT”モデルのようなデザインの「WFO」もオプションで準備されているとすると、多少電費は悪化しても気にしないという方も多いのではと思います。

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もし仮に「WFO」を採用しているとなると、「デザイン違いのバリエーションの追加」も比較的容易と思いますので、カスタマイズの幅も広がりそうですね。
そして、何よ(交換が容易であれば)ホイールが縁石で「ガリキズ」入ってしまったときに、この部分だけ交換できると補修コストも下がることが推定されます。

今回、動力性能が高い、新型クラウンエステートの上級グレードに「WFO」を採用したこと、これは今後のトヨタ・レクサスブランド車にも影響があると思いますので、今後の採用車種、そして肝心なクオリティ・質感に注目です!

「高性能モデル=複雑な造形の鍛造アルミホイール」 と思い込んでいましたが、電動化時代に本格突入すれば、考え方が変わってきそうですね。




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