https://www.namaxchang.com/article/510728708.html
銀座にクルマのショールームの出店用地所があったかな・・・?と思っていたのですが、高級車販売ギャラリー「G735 GALLERY」に併設されて設置されていました。残念ながらすでに新型アウディ「A5」はありませんでしたが、大変先進的なアウディ「SQ6 e-tron」が展示してありました。

https://www.audicity-ginza.jp/ja/
当方は過去、レクサス車で魅力的な車種がなく、デザイン面でも少々低迷していた時期(2009年〜2011年頃)当時流行していた4ドアクーペに魅了されアウディ「A7」に一目惚れして購入した経緯がありました。
写真は現行「A7」

ちょうどここ最近のレクサス車はトヨタブランド車との差別化がかなり希薄となり、第4世代レクサス車が展開された2021年以降は意匠面や機能面ではあまり進化が見られず、BEV化が本格すると思われる「2026年」の先進的かつドラスティックな改良が望まれます。
そのため、正直なところ、欧州のライバル車ともいえる「メルセデスベンツ」、「BMW」と比べても特にインテリアの意匠(先進感)やクオリティに関しては1世代分、見劣りしていると感じる方が多いのではないでしょうか。
アウディ車に関してはかつてはインテリアのクオリティが優れていましたが、ここ最近は停滞していたようです(販売面でも大苦戦)
しかし、2025年に入り、「新型A5」や今回展示されていたまもなく日本導入される「SQ6 e-tron」などインテリアの刷新がおこなわれたようです。

まずなんといっても驚くのがダッシュボードにビルトインされた「助手席前ディスプレイ」(MMI パッセンジャーディスプレイ)ではないでしょうか?
このディスプレイでは、走行中にオーディオ表示のみならず、「YouTube」や「Amazonプライムビデオ」などの動画コンテンツも再生可能予定とのことでした。(運転者からは見えないよう画像処理がされる)

運転席の「スピードメーター」、「ナビゲーションディスプレイ」はカーブドディスプレイで一体化されていて、デザイン性にも視認性にも優れていると感じました。
また、今まではアウディの「アンビエントイルミネーション」はレクサスと同様、控えめなものでしたが、「直接魅せる照明」と「間接照明」を部分ごとに組み合わせているのも印象的でした。

イルミネーションは部分ごとに別々に、かつ無段階で色調を調整可でしたし、動き(流れる)があるのも特徴的です。

インテリアの質感もかなりのクオリティです。
アルカンタラーのような高品質な人工皮革を、手が触れるさまざまな場所で使用しており、イルミネーションも映えて大変綺麗です。

また、特筆すべきは音響効果のクオリティで、ヘッドレストに内蔵されたスピーカーの効果もあってか、B&Oのサウンド(Bang & Olufsen 3Dプレミアムサウンドシステム)が大変素晴らしかったです。
レクサスの「マークレビンソン」オーディオも評価が高いかと思いますが、この「SQ6」のサウンドは一発で従来の標準オーディオとの違いを感じるサラウンド感にとにかく驚きます。(ここ最近の輸入車では当たり前のクオリティなのでしょうか・・・?)

そしてさらに驚いたのは、「ヘッドライト」(デイライト?)と「テールランプ」は「OLED」のため、デザインを数パターン(8パターン?)から変更できる機能があること。
中央のタッチ式のセンターディスプレイから好みのパターンを設定可能でした。
そういえば、異形のステアリングもスポーティでかっこいいですよね。(無塗装樹脂を廃したスイッチ類のクオリティも流石!)

例えば・・・ヘッドライトのパターンは、それぞれ微妙に変更することが可能です。



テールランプも、メインの一文字部分は変わらないものの、右下(左下)の部分がOLEDの特性を活かし、数パターンから変更可能です。


ハザード点灯時は「△」マークになるような仕組みも!

さて、アウディ「SQ6 e-tron」
外装面での見た目はそれほどの進化はないようにも感じましたが、OLEDを採用した前後ライトと、インテリアの質感が大幅にアップし、既存のクルマの延長線上にある先進感あるクオリティの高さと装備の充実さにはとにかく驚きました。

トヨタブランドの高額車やレクサスブランド車の人気が高まっているため、ここ最近はあまり同クラスの輸入車をチェックしていませんでしたが、メルセデスベンツ、BMWに続きアウディ車もかなりレクサス車の先をいく先進感あるインテリアを実現していたことにあらためて気づかされました。
テスラ車や中国のBYDなどのBEV車のような斬新さはありませんが、既存のクルマの延長線上にあるインテリアとしては正常進化の方向性のインテリアは交換が持てました。(残すべきところにはしっかりと「物理スイッチ」が配置されているのも好印象です)

2025年〜2026年にかけて次々と魅力的なクルマが登場してきそうですから、しっかりチェックしていきたいと思います。

この記事へのコメント
現在2社に並ぶ質感になるよう改善に動いてるようです。
レクサスは御三家と競うのをやめて和を中心とした進化にシフトして時は良いと思いましたが、
トヨタとの共通化や競う相手を国産車にシフトしたように見えてしまい
やはり今一度御三家と競うブランドになってほしいなと思います。
なまっくす
コメントありがとうございます。
アウディ車(このSQ6)かなり魅力的に感じました。
今後他のモデルもぜひこのクオリティを意識して欲しいと思います。
レクサス車、たしかにジャーマン3を意識した感じは薄れましたね。
今は販売が好調なので良いのですが、このまま継続できるかどうか、昔からのレクサスファンが離脱しないよう、しっかりレベルアップしていって欲しいと思います。
>元の記事を失念しましたが、ベンツBMWと比較して内装の質感が不足していることを顧客から指摘されて
>現在2社に並ぶ質感になるよう改善に動いてるようです。
>レクサスは御三家と競うのをやめて和を中心とした進化にシフトして時は良いと思いましたが、
>トヨタとの共通化や競う相手を国産車にシフトしたように見えてしまい
>やはり今一度御三家と競うブランドになってほしいなと思います。