2025年2月27日、待望の2025年モデルの発表が行われました。
今回の「RX」についても事前に情報収集された方とそうでない方で大きく納期の差がつく結果となりそうです。

https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/42264198.html
主な改良内容はニュースリリースのとおりですが、今回は「機能詳細カタログ」での変更点をざっとチェックしていきたいと思います。
https://lexus.jp/models/rx/
◾️P3/サスペンション
サスペンションおよびステアリングの制御をチューニングした旨が追記されています。
◾️P4 /ステアリングシステム
DRS(Dynamic Rear Steering)が「RX450h+およびRX350h(AWD)にも追加されたことが追記されています。
また、「Sportモード」では横G応答とリヤグリップが向上する制御が行われることも追記されています。

◾️P6/静粛性
リヤドアガラスにアコースティックガラス、リヤボディ防音材の追加が行われて静粛性に磨きをかけたことが追加されています。
◾️P6 /ASC(アクティブサウンドコントロール)
スポーツ系グレードではお馴染みの「ASC」がRX500hに追加採用されたことが追加されています。
前後駆動力の変化により音像の定位を変動させる新技術が追加されているとのことで、サウンドの変化が楽しみですね!(これぞ”DIRECT4”ならではの制御でしょうか)

◾️P7 /2.4L-T HEV
RX500hにおいて、なんと「燃費」がわずかに変化(増減)しています。よりスポーティな制御のためと思いますが・・・
具体的には、市街地モードでは「ー0.2km/L」のわずかな低下。
郊外モードでは「+0.7km/L」改善。(これは嬉しい!)
高速道路モードでは「ー0.5km/L」悪化するなど、シチュエーションにより燃費の変化があります。

◾️P9 /2.5L PHEV
RX450h+においてもわずかに「燃費」が変化(増減)しています。
具体的には、市街地モードでは「+0.3km/L」改善
郊外モードでは「ー0.5km/L」の悪化
高速道路モードでは「ー0.2km/L」の悪化するなどの変化があります。
RX500hでhは改善された「郊外モード」での悪化は気になるところ。

◾️P16 /2.5L HEV
2024年モデルで追加された「RX350h」では燃費が改善しています。
具体的には(FF仕様)市街地モードでは「+0.1km/L」改善
郊外モードでは「0.2km/L」改善
高速道路モードでは「変化なし」
すべてのシチュエーションで、同等もしくは若干改善されているのは嬉しいところです。

◾️P17 /HEV/PHEVの制御
新規にページを割り当てて登降坂時の制御やスポーティな走行をした際の制御が行われることが追記されています。
こちらは従来のレクサスHEV車ではみられなかった制御です。(LC500hにはDMI制御がありましたが)
この機能は「NX」にも採用されそうですね。

◾️P25 /アルミホイールの追加
”version.L”系に、アルミホイールの選択肢が追加されています(無償オプション)
切削光輝タイプはレクサスでも定番のホイールで、さすが売れ筋モデル、といったところですね。
これを選んでおけば外見でも「2025年モデル」ということが主張できそうです。

◾️P28 /12.3インチTFT液晶式メーター
今回の改良の目玉でもあるフル液晶メーターの採用で1ページ新規に追加されています。
デザインはここ最近のレクサス車と同様の3パターンでいずれもシンプルな表示内容となりますので、賛否両論ありそうです。
なお、その他のページのカタログ上のスピードメーターの表示もあわせて差し替えされています。

◾️P31 /14インチタッチディスプレイ
写真が差し替えられており、今回の改良で「フロントトレイ」にマルチカラーのアンビエントイルミネーションが追加されていることがさりげなくPRされています。

◾️P34 /インテリアイルミパッケージ
写真が差し替えられており、(P31と同様)フロントトレイに照明が追加されたほか、照度自体が明るくなっていいます。
また照明部位が明確に記載され、”F SPORT”では、「フロントドアポケット」(底部)の照明がないことが明記されています。
なお、「NX」で好評の「ドアポケットイルミネーション」のディーラーオプションでの新規設定はありませんでした。
*その他のページでも同様にインテリアイルミの照度やフロントトレイの照明が追加された画像に差し替えされています。

◾️P56 /パノラミックビューモニター
カメラ洗浄スイッチが「タッチディスプレイ」内にも追加されたことが追記されています。(もともとあったのかな?)

◾️P69 /外部給電アタッチメント
ドアと窓を閉めた状態で給電できるよう、「外部給電アタッチメント」の説明が新規に追加されています。(アタッチメントも追加されています)

◾️P75 /コネクティッドナビ
表示コンテンツの「レーティング(口コミ)」が”食べログ”サイトのものである表記が削除されています。
*これは「RX」に限らないのでしょうね。

◾️P83 /”F SPORT”インテリア【2】
”F SPORT”仕様のフル液晶メーターのページが追加されています。
こちらもここ最近のレクサス車と同様のページ構成となっています。
OTAアップデートにより、今後様々な種類の表示パターンが増えることに期待したいところです。

◾️P87 /インテリアカラーラインナップ【1】
ニュースリリースにもあるとおり”F SPORT”の新規内装色「ホワイト」が追加されています。
「ダークローズ」とも若干ショルダー部分およびシートの土手の部分の配色が微妙に異なるのが面白いです。

主に気付いたところは以上のとおりです。
今回のニュースリリースで新たに知ったのは「ASC(アクティブサウンドコントロール)」システムの追加(RX500h)と、若干燃費性能が変更になったことです。
ニュースリリースにある細かい改良もしっかり機能詳細カタログに反映されているのはさすが売れ筋モデルの「RX」ならではでしょうか?(他のレクサス車では、ニュースリリースで報じられた内容にもかかわらず、カタログ上への反映が行われないケースも珍しくありませんので)
しばらく受注・生産がストップしたこともあり、多くの顧客が「RX」を求めすでに2025年モデルの商談・予約をスタートしていることもあり、納期が長くなっているようです。本ニュースリリースを受けて商談予約を入れても「時すでに遅し・・・」となる車種もあるかもしれませんが、関心を持った方はいちはやく販売店へコンタクトされることをお勧めいたします。
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