
▼LEXUS、新型「NX」を発売 (2021/10/7)
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/35968065.html より
レクサス「NX250」は2.5リッターの直列4気筒自然吸気エンジンを積むNX250。
エンジン方式はA25A-FKS。北米では先行デビューしていましたが、日本向けとしては初搭載となったエンジンで、自然吸気エンジンという点でも当時話題になりましたね。
また、トランスミッションには無段変速式の「CVT」ではなく、「Direct Shift-8AT」を搭載するなど通好みの仕様。
また、燃料はレクサス車の中でも数少ない「レギュラーガソリン」仕様となっており、経済的に優れていました。
ただし、”F SPORT”の設定がないため、街中で見かける機会はあまりなかったように思います。

https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/35968065.html より
なお、2024年における「NX」の車名別販売台数一覧は下記の通り。
デビュー当時の「2021-2022年」と変わらず、全体の「75%超」を「NX350h」が占めるという圧倒的な占率の高さは今も継続しています。
▼LEXUS NXシリーズ 2024年 販売(登録)台数一覧

2024年度トータルで見ると、「NX250」の販売比率は約「11%」です。
おおよそ街中で見かけるNXの「10台に1台」がNX250、ということで、比率的には高くありません。
しかし、「NX450h+」が約「9%」、NX350に至っては「約3%」と考えると、NX250は思ったよりシェアが高いイメージです。
先般、レクサスの新型RX(MY25)では「RX350”F SPORT”」の人気が高いのでは?という記事を掲載させていただきましたが、意外なことに、NXにおいては同じターボエンジンを搭載する「NX350」は最も販売比率が少なくなっているのは注目に値すると思います。
「NX350」に関しては街中で見るNXのうち「100台に3台」と考えると、相当な少なさですから、今後、日本市場から設定が消滅してもおかしくはありません。

なお、「NX250」の生産終了が発表されたのちの、公式サイトにおける工場出荷予定目処について、2025年2月14日時点では、まだ納期は通常通りのようで、特段大きな問題とはなっていない模様です。

https://lexus.jp/news/info/delivery/ より
なお、2021年10月、新型レクサス「NX」発売当時の価格は以下の通り。
装備面から数はでなかったようですが、「455万円〜」(”標準”グレード)の価格はインパクトがありましたね。

最終モデルとなる「2024年モデル」の価格は以下の通り。
ナビゲーションシステムの大型化など、基本装備の増強により初年度モデルよりも大幅に価格はアップしていますが、これでも500万円を切る価格で「LBX」とはそう変わらない価格から設定されているため、2023年春の改良から、徐々に「NX250」の人気が高まっていたのも記憶に新しいところです。

「NX250」の販売終了により、レクサス「NX」の中心価格帯は「NX350”F SPORT”」および「NX350h”F SPORT”」が位置する「約630〜670万円」となり、「LBX」や「UX」との棲み分けができることとなります。
さて、レクサス「NX」では2番目に販売数が多いパワートレーンであった「NX250」が販売終了となることで、いよいよ残るガソリンエンジン車の販売も本格的に終焉となる可能性が高まってきました。
レクサス開業20周年を迎える2025年、大型SUVモデル(LX、GX、TX)を除く、純ガソリンエンジンモデルの動向に注目ですね。
この記事へのコメント
UxKid
なまっくす
返信遅くなり申し訳ございません。
「UX」、今の販売状況とLBXの販売数を見る限りは確かに「UX」がモデル廃止という可能性は高そうです。
そうなると、レクサスの新型車は1代限りというのが定番になってしまいますね・・・
内外装デザインにもほとんど手が入っていないのが残念です。
>NX250の販売終了は突然でもありショックでした。さらに一部業界紙によるとUXはEVを含めて今後2年間のうちにディスコンの可能性があるとか…レクサスの行く末や如何に。