当方も一度はアウディブランドに浮気(体験?)していたのをLEXUSに戻るきっかけとなったのが「RCF」(2015年モデル)でしたので、感慨深いです。
本日、レクサス RC F “Final Edition"の実車を見る機会がありましたので早速レポートさせていただきたいと思います。

まず価格は「1,360万円」とかなり高額なことに驚きました。
RC F “Final Edition"のベースとなるのは、RCF カーボンエクステリアパッケージ(Carbon Exterior Package)で、「1,138万円」と推測されます。
ただし、RC F “Final Edition"ではカーボンボンネットが非装着ですので、そこから「カーボンボンネットを省いた仕様」と考えられますので、おおむね「1,100万円」程度と考えることができます。
つまり、今回のRC F “Final Edition"は、ベースモデルよりも約「260万円分」アップしていると推測されます。
以下の画像通り、ボンネットを開けても カーボンではない(アルミ製の)通常モデルと同じボンネットであることがわかります。

なお、車両重量は「1760kg」とされていますので、これは従来の「カーポンエクステリアパッケージ」と同様でありますので、より軽量化した「パフォーマンスパッケージ」がベースではないものと考えられます。
追加装備となるメーカーオプションは以下の通りと推測されます。
概ね、「110万円相当」といえるでしょう。
(なお、「チタン4連エキゾーストマフラー」はメーカーオプション(88万円)ですので、車両価格には含まれていません)

<特別装備のオプション価格>
カーボンフロントスポイラー 275,000円
カーボン大型ロッカーフィン 302,500円
カーボンリヤディフューザー 330,000円
カーボンオーナメントパネル 55,000円
レッドブレーキキャリパー 44,000円
軽量鍛造アルミホイール 49,500円(標準のBBS製鍛造アルミホイールとの推定差額)
プロジェクションカーテシイルミ 23,760円
スエード調ファブリック車検証ケース ?円
合計 1,079,760円
価格には表れない、「高精度チューニングエンジン・リヤディファレンシャル」は、価格換算が困難です。
レクサス「LC500 " EDGE"」や、2023年10月に限定発売した RCF特別仕様車“Emotional Touring”、” Enthusiast" でも同様のチューニングが行われていたのは記憶に新しいところです。
なお、確かに職人による繊細なチューニングをしているプレミアム感はありますが、さすがに100万の上乗せ、というほどのものではないと思います。
(これは価値観により考えが異なるとは思います)
なお、エンジンカバーは専用ですが、“Emotional Touring”、” Enthusiast" のものと同じと思われます。

インテリアに関しては、従来は本革や合皮(L-tex)であったものが「ウルトラスエード®️」を組みわせることによるコストアップなどもありますが、シートに関しては、ベースモデルの「セミアニリン本革」よりも総コストは安いと思われますので、総合的に換算すると、通常モデルに比べてもインテリアでの価格アップはほぼないものと推測されます。

シートはメイン材(座面と背中部分)の「ブラック」部分が「ウルトラスエード」を使用。
ショルダー(肩)と中央のレッドの差し色、背面のレッド部分は「セミアニリン本革」を使用していました。
あいかわらずかっこいいデザインのハイバックスポーツシートです。(ただ、RCFなら「アルカンターラ」を使用して欲しかったところ・・・)

シートベルトは「フレアレッド」でスポーティ。
一方、リヤ席は座面・背中面もオールブラックでフレアレッドの差し色もないのは残念。(シートベルトもブラック)
なお、センターアームレスト兼カップホルダーはありません(パフォーマンスパッケージベースではないのに、なぜ?)

ステアリングは「ウルトラスエード」となっており、大変特別感がありますが、「オールブラック」という点と、「ステアリングヒーターがない」という点です。RCF特別仕様車“Emotional Touring”、” Enthusiast"では、ステアリング下部にブルーの差し色がありましたが、RC F “Final Edition"ではオールブラックです。
私的には、レッドの差し色がある方が特別感あると思いましたが、華美な加飾は不要という方もいらっしゃるでしょうし、ここは賛否分かれるところでしょう。

上記のように、(カタログ上でもわかりますが)
今回のRC F “Final Edition"は大部分が過去でも使用されたパーツの使用もしくは素材の置換(ウルトラスエード)であり、今回の“Final Edition"用に準備されたものは唯一、「”Final Edition"ネームプレート(カーボン製)」のみと言って良いかと思います。
走りの面でのチューニング(ISFの最終モデルのようなカタログスペックに影響する様な変更)や専用アイテムがないのはちょっと残念で、「F」のファイナルモデルとしては物足りなさがあるのは私だけではないと思います。

エクステリアでは、ドアミラー中央部のメッキが「スモーク塗装」になったのは「RCF」で初ですが、これは、順次他のモデル(UX、IS特別仕様車やRC”Final Edititon"等)でも導入されていますので特別感があるとまではいえないかと思います。

ホイールに関しても、従来のトップグレードであるRCF ”Performance Package”の仕様そのままですし、デザインやカラーの変更はありません。
(ブレーキシステムはもちろんカーボンセラミック製ではありません)

しかし、今となっては希少な非ハイブリッド(BEV,EV,PHEV)車かつ「F」のファイナルモデルといえるRC F “Final Edition"。
通常モデルは2025年モデルでは存在しませんので、欲しい方はこの“Final Edition"を購入するしかありません。
しかしながら、価格設定には疑問があり、特別装備されているアイテムに対してはかなり割高感を感じます。
(2023年10月に設定された限定特別仕様車 ”Enthusiast” “Emotional Touring”を購入された方に配慮したモデル、とも言えますが・・・)
とはいえ、わずか「200台」の生産ですから、そもそもファイナルモデルが設定されるだけでもレクサスファン、そして「F」ファンとしては喜ばしいものと思います。
なお、エンジンカバーは専用ですが、“Emotional Touring”、” Enthusiast" のものと同じと思われます。

インテリアに関しては、従来は本革や合皮(L-tex)であったものが「ウルトラスエード®️」を組みわせることによるコストアップなどもありますが、シートに関しては、ベースモデルの「セミアニリン本革」よりも総コストは安いと思われますので、総合的に換算すると、通常モデルに比べてもインテリアでの価格アップはほぼないものと推測されます。

シートはメイン材(座面と背中部分)の「ブラック」部分が「ウルトラスエード」を使用。
ショルダー(肩)と中央のレッドの差し色、背面のレッド部分は「セミアニリン本革」を使用していました。
あいかわらずかっこいいデザインのハイバックスポーツシートです。(ただ、RCFなら「アルカンターラ」を使用して欲しかったところ・・・)

シートベルトは「フレアレッド」でスポーティ。
一方、リヤ席は座面・背中面もオールブラックでフレアレッドの差し色もないのは残念。(シートベルトもブラック)
なお、センターアームレスト兼カップホルダーはありません(パフォーマンスパッケージベースではないのに、なぜ?)

ステアリングは「ウルトラスエード」となっており、大変特別感がありますが、「オールブラック」という点と、「ステアリングヒーターがない」という点です。RCF特別仕様車“Emotional Touring”、” Enthusiast"では、ステアリング下部にブルーの差し色がありましたが、RC F “Final Edition"ではオールブラックです。
私的には、レッドの差し色がある方が特別感あると思いましたが、華美な加飾は不要という方もいらっしゃるでしょうし、ここは賛否分かれるところでしょう。

上記のように、(カタログ上でもわかりますが)
今回のRC F “Final Edition"は大部分が過去でも使用されたパーツの使用もしくは素材の置換(ウルトラスエード)であり、今回の“Final Edition"用に準備されたものは唯一、「”Final Edition"ネームプレート(カーボン製)」のみと言って良いかと思います。
走りの面でのチューニング(ISFの最終モデルのようなカタログスペックに影響する様な変更)や専用アイテムがないのはちょっと残念で、「F」のファイナルモデルとしては物足りなさがあるのは私だけではないと思います。

エクステリアでは、ドアミラー中央部のメッキが「スモーク塗装」になったのは「RCF」で初ですが、これは、順次他のモデル(UX、IS特別仕様車やRC”Final Edititon"等)でも導入されていますので特別感があるとまではいえないかと思います。

ホイールに関しても、従来のトップグレードであるRCF ”Performance Package”の仕様そのままですし、デザインやカラーの変更はありません。
(ブレーキシステムはもちろんカーボンセラミック製ではありません)

しかし、今となっては希少な非ハイブリッド(BEV,EV,PHEV)車かつ「F」のファイナルモデルといえるRC F “Final Edition"。
通常モデルは2025年モデルでは存在しませんので、欲しい方はこの“Final Edition"を購入するしかありません。
しかしながら、価格設定には疑問があり、特別装備されているアイテムに対してはかなり割高感を感じます。
(2023年10月に設定された限定特別仕様車 ”Enthusiast” “Emotional Touring”を購入された方に配慮したモデル、とも言えますが・・・)
とはいえ、わずか「200台」の生産ですから、そもそもファイナルモデルが設定されるだけでもレクサスファン、そして「F」ファンとしては喜ばしいものと思います。
この記事へのコメント
うめてん
一部でも指摘されていましたが200台限定であれば最上級のPerformance Packageに装備てんこ盛りの限定に相応しい仕様が欲しかったですね。
RCFといえば青を推しているイメージが強かったので内装青基調で見てみたかったという気持ちもあります。
RC-F乗り
2023年式から乗り換える予定ですが、ステアリングヒーターが無いとは、、、
また、後席のカップホルダーもオミットされていると、、、
ちょっとショックですね
なまっくす
RCF、昨年の特別仕様車が青基調だったので差別化のため無難な赤にしたのかな・・・と思った次第です。
ファイナルモデルとしては実に無難な仕様ですが、今までの過去を知るともう少し特別感のあるFinal Editionにして欲しかったなぁと感じますね。
RCの方はこれでも良いと思うのですが。
>実写レポありがとうございます。
>一部でも指摘されていましたが200台限定であれば最上級のPerformance Packageに装備てんこ盛りの限定に相応しい仕様が欲しかったですね。
>RCFといえば青を推しているイメージが強かったので内装青基調で見てみたかったという気持ちもあります。
なまっくす
そうなんですよ・・・
これ不思議なんですよね。もしかしてパフォーマンスパッケージがベースかなぁとおもって諸元をみると、やはりカーボンエクステリアパッケージがベースですから、部品供給の問題なのかもしれません。
ステアリングヒーターも残念ですよね。過去のレクサス車も同様なので仕方ないとはいえますが・・・冬場だとファブリック系でもヒーターは欲しいですよね。
物理的には両立できるはずですが・・・
>レポートありがとございます。
>2023年式から乗り換える予定ですが、ステアリングヒーターが無いとは、、、
>また、後席のカップホルダーもオミットされていると、、、
>
>ちょっとショックですね