LBX”Elegant"は、420万円という戦略的な価格で登場、装備と質感のバランスが取れているコストパフォーマンスの高いモデルです。
なお、惜しまれながらも販売終了した「CT200h」の最終モデルの”Version.C”は、「4,093,000円」、特別仕様車“Cherished Touring”は「4,233,000円」と、それぞれ「410万円」、「420万円」でした。
2005年8月にレクサスが日本開業した際の目玉の「IS」の中心グレード(IS250 version S)の価格が「405万円」でしたし、レクサス開業時からなんどか「400万円を切る」戦略的価格のモデルは登場していますが、不思議なことに、どれも売れ行きが不調だったようです。
LBX”Elegant”は「420万円」という価格を実現しており、(オプション、諸経費で450万円は超えるものの)レクサス車としてはこれ以上下げることのできない領域の価格となっているのではないでしょうか。

これ以上価格を下げた場合は、内外装の質感に影響を与える可能性があり、その領域に「LBX」が踏み込むかどうかは注目です。
日本市場においては装備を簡略化した”標準”グレードが売れない、ということが続いており、「IS」「UX」「CT」などの比較的価格帯の低い車種でも同様であり、LBXについては、まだ残されたテーマ である ”Active” そして”Urban”がこの”Eleagant”よりも安い価格帯で販売するかどうかは注目です。
(海外市場での廉価グレード扱いの”Urban”は日本では発売されないものと思われますが)

すでにいくつかの海外市場で投入されている「LBX”Active”」は以下の様な特徴があります。
・価格は”Elegant”より安い
・2トーンボディカラー(バイトーン)
・スピードメーターは7インチ
・パドルシフトなし
・ステアリング、シートは合成皮革
・アンビエントライトは1色

日本市場で投入されるとすると、”Elegant”と「価格差」をつけるならばできる差別化は以下のものぐらいでしょうか?
・アダプティブヘッドライト:AHSからAHBへグレードダウン
・スピードメーター:12.3インチ→7インチへグレードダウン
上記の2つの装備をダウングレードさせれば、価格的には販売価格的には12万円程度は引き下げることができそうです。
ただ、”Active"のボディカラーがもともと「2トーン」であることを考えると、「77,000円」の価格アップが必要ですので、販売価格を引き下げるのは「5万円程度」が限界ではないかと思います。
(さすがにシートヒーター、ステアリングヒーターの省略はしてこないと思いますので・・・
ということで、LBX ”Active”が市場投入されるとしても販売価格は最低でも「405万円程度」が限界、現実的には「410万円前後」ではないかと思います。”LBX”が年次改良で、当初から不満の出ていた装備類を強化したとしてもそれは必ずコストアップにつながりますので、少しでも安価で購入したい方は今のうちに”Elegant”を購入しておくのがよい、と考えます。
(いつ発売するかわからない”Active”を待っても、価格はほとんど下がらないと考えられるため)
”Elegant”の揺れ行きが好調の場合は、あえて”Active”の装備レベルを引き下げてまで販売する必要はないので、上記装備は”Elegant”と同じとして同価格「420万円」で販売する、ということも十分考えられますね。

この記事へのコメント
そう言えば、バッテリー上がりの問題は、どうなんでしょう?
CSKさんの動画拝見しましたが、早速発生されていたようですし、今のレクサス(トヨタ)のインパネ集中タイプになってから、かなり発生していますので、非常に気掛かりです。
例えば、改良型では発生していないのかも気になります。
なまっくす
トヨタ/レクサスの新型車は、まだまだバッテリーあがりの問題が多数報告されていますね。
昨日まで普通だったのが翌日バッテリーあがりなど・・・
車内での清掃や洗車をしていてあがった事例もききますし、やはり根本的な問題があるように思います。
当方は補機バッテリー交換後は発生していませんが、特に今の様な寒冷期にはさらにあがりやすくなってしまいますね。
メーカーもサイレント改良しているようですが・・・LBXはバッテリー容量が小さめなのも気がかりです。
>おはようございます。
>そう言えば、バッテリー上がりの問題は、どうなんでしょう?
>CSKさんの動画拝見しましたが、早速発生されていたようですし、今のレクサス(トヨタ)のインパネ集中タイプになってから、かなり発生していますので、非常に気掛かりです。
>例えば、改良型では発生していないのかも気になります。