レクサスNX「2025年モデル」から投入された新グレード”OVER TRAIL"では、フロントグリル、ウィンドゥフレーム、ドアハンドル、ルーフレールをブラック系パーツで仕上げている他、ドアミラー中央のメッキガーニッシュもブラック塗装(クリアブラック仕上げ)となっています。
類似のパーツはレクサス「RX500h”F SPORT Performance"」やレクサス「RZ」でも装着されているのですが、「NX ”OVERTRAIL”用は単品での部品供給があるので入手しやすいです。特に”F SPORT”仕様には似合うので、換装が流行しているようです。
純正部品番号は以下の画像のとおりです。
アウタミラーカバーRH(運転席側)・・・8791B-48A31-C0
アウタミラーカバーLH(助手席側)・・・8794B-48C31-C0
価格はそれぞれ「990円」と安価ですので、メッキ部分が傷ついた場合の交換用としても良いと思います。
なお、レクサス公式の「KINTO FACORY」では車種の世界観を大切にしていますので、特定のグレードのパーツを非対応のグレードに移植する、というものは取り扱っていません。
しかしながら、パーツ自体は共通ですので、ドアミラーカバー、ガーニッシュといったパーツならば、ユーザーの自己責任のもと交換することは可能です。
(一部の販売店では交換工賃を支払えば交換してくれる場合もあるようですが、受付してくれない店舗の方が多そうです)
交換方法はレクサス全車ほぼ共通です。
ドアミラー鏡面を片手で抑えながら、ドアミラーの鏡面の隙間に「内張り剥がし」を挿入し、上方に動かし、外します。
鏡面の裏側には、配線が2箇所ありますが、これは外す必要ありません。(外してもよいです)
さて、少し面倒なのがドアミラーカバーの外し方です。
以前のレクサス車は、「ビス止め」なのでカバーを外すのは容易でしたが、6箇所のツメでとまっており、実質的には上部のツメ3個所をマイナスドライバーなどを使用して、ツメを浮かせてカバーを引っ張ればはずせます。
ツメを押しながら、少しずつドアミラーカバーの隙間を広げていき、カバーを外側に引っ張れば外れますが、あまり強い力でツメを押すと、樹脂製のツメが折れてしまうので注意です。
(もっとも、ドアミラーカバー自体そんな高価ではありませんが・・・)
ドアミラーカバーが外れたら、メッキガーニッシュを外します。
1箇所、プラスネジで留まっているので、プラスドライバーで外します。
ネジが外れたら、メッキガーニッシュを手前に引いて外します。
数か所留まっていますが、矢印の箇所を最初に広げると外しやすいです。
次にガーニッシュの根本の部分を外すと、ガーニッシュが取り外しできます。
薄刃のマイナスドライバー(先端にテープなど巻いて保護)を使うと簡単です。
ガーニッシュを外した状態です。(ツメの位置などご確認ください)
一般的にはメッキ仕様の方が高価に見えるかもしれません。
ドアミラーカバーと、メッキガーニッシュを取り外した状態です。
”OVERTRAIL”用のブラックガーニッシュの取り付けはとても簡単で、はめて、再度ネジ止めをするだけです。
さて、復元の際の注意事項ですが「鏡面」をしっかりドアミラー本体に取り付ける必要があります。
赤丸印の部分、ドアミラーの裏側の黒いツメが、ミラー本体部の白い樹脂パーツに「カチっ」とハマっているか確認してください。
最後は、ドアミラーカバーを取り付けるだけです。
外すのは少々面倒でしたが、取り付けはツメの位置をあわせるだけで、きれいに復元できます。
もともとメッキならブラック仕様にしたくなる気持ちもわかりますし、もともとブラックならメッキ仕様にしたくなる気持ちもわかります。
でもカスタマイズとはそういうものですし、特に”F SPORT”系は各種パーツが漆黒メッキパーツを使用していますので、ブラック仕様の方が好まれるかもしれませんね。
この記事へのコメント
TETTY
TRDミラーカバー装着車の交換例もあるといいですね。