日本市場のレクサス「NX」の優位性は高いと感じました(対北米仕様)

レクサス「NX」
現在、日本市場では多くのレクサス車が納期未定もしくは注文を受け付けていませんが、主力の「NX」は人気モデルかつ納期も早めです。

今回、あらためて日本市場版の「NX」とレクサス北米市場の「NX」2025年モデルを比べてみたいと思います。

▼北米版「NX」」2025年モデルカタログ
https://www.lexus.com/content/dam/lexus/documents/brochures/models/2025/MY25-LEXUS-NX-Brochure.pdf

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■NX350h に”F SPORT”設定あり

 日本市場では主力の「NX350h」に人気グレード”F SPORT”の設定があります。
 北米市場においては、”F SPORT”の設定は「NX350」と「NX450h+」のみであり、日本市場のラインナップの広さは魅力的です。

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■”F SPORT”のインテリアカラーが豊富
 
 日本市場では、「ブラック」、「フレアレッド」、「ホワイト」の3色に加え、2025年モデルで追加となった「ヘーゼル」も選択可能となりました。北米では、引き続き「フレアレッド」と「ブラック」のみであり日本市場とは大きく異なります。

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■”F SPORT”シート素材が「本革」

 日本市場ではメイン素材に「本革」を使用(サイド部位は「L-tex」)、北米市場では合成皮革の「L-tex」を使用しています。
 合成皮革のクオリティも格段に向上していますが、手触りや質感にはやはり違いがありますね。


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■”F SPORT” ホイールが2種類から選択可能

 日本市場ではホイールが「スーパーグロスブラックメタリック」と「ブラック」の2色から選択可能なのは大変素晴らしいですね!(しかも無償!)
 北米では「ブラック」のみのようですね。

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■”F SPORT” オレンジブレーキキャリパーが選択可能

 かつて日本市場でもオレンジブレーキキャリパーは、スポーティ系モデルでの設定が中心でしたが、第4世代レクサス車ではSUVモデルにも採用が拡大、「NX」、「RX」、「UX」などでも選択できるようになっているのは日本市場の強みです。
しかも価格は「44,000円」と比較的安価であることも嬉しい点ですね。(ブレーキキャリパーの形状にかかわらず統一価格というのも凄い)

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■”OVER TRAIL"が選択可能

 日本市場においては、2025年モデルから追加された”OVER TRAIL”が選択可能です。
 私的にはもう少しわかりやすい装備や見た目の差別化が望ましいと思いますが、ユーザーの選択肢が広がるのは嬉しいですね。
 ボディカラー、インテリアカラー、インテリアパネルなどすべて専用に設定されています。

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インテリアカラー「モノリス」も渋いですよね。

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■ボディカラーの大部分が無償

北米市場では「ガラスフレーク系」、「ソニック系」が有償色となっています。(ソニッククロム、ソニッククォーツ、ホワイトノーヴァガラスフレーク)
日本市場ではこれらのカラーは大変人気がありますが、無償で選択できるのはとても魅力的ですよね。

一方、日本でも有償カラーの「コントラストレイヤリング系」など、塗装工程が多いカラーは有償ではありますが、価格が抑えられています(約600ドル程度))2025年モデルで追加された「ソニックカッパー」は日本市場では165,000円ですが、北米では「595ドル」に過ぎないのは魅力的です。


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一方、北米市場モデルのほうが優位的な面もあります(価格の安さなどは除く)


■インテリアパネルの選択肢が多い(ブラックプリズム)


 北米市場においては”Premium Package" (日本においてはかつて存在した”version.C”や”I Package”のような存在?)を選択することで、日本にはない幾何学模様のインテリアパネル「ブラックプリズム」(Black Prism interior trim)が装備可能です。
個人的にはこのインテリパネル、ぜひ日本でも導入してほしいと思います(特別仕様車にどうですかね?)

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全般的には日本市場のレクサス「NX」の商品力の高さが伺えます。
デビューからまもなく3年が経過する「NX」ですが、その魅力はまだ色褪せていませんね。車検が到来するオーナーの方が今後どのような選択をされるかという点も非常に興味深いところです。

 

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