レクサスのフラッグシップクーペ、「LC500/LC500h」、年次改良が実施される模様です。
昨年(2023年6月)に実質的なマイナーチェンジ相当の改良を実施していますので今年度の改良は小規模と思われます。
すでに改良内容は確定しているかと思いますが、LCは日本国内においてはまだしばらくラインナップに残っているかと思いますので、納車後ちょうど1年が経過するので、あらためて今後(または次モデル)で改良してほしいとことを書き出してみたいと思います。
なお、2024年モデルのLCにおいては、走行性能・乗り心地の面では特に不満はありません。
前期(2017年〜、中期(2020年〜 のモデルと比べてもATシフトの変速タイミング、乗り心地、直進安定性、すべて改善されています。
■助手席前パネルの改良は「マスト」!
これはインテリアにおける改良の最優先事項と考えます。
トヨタ/レクサス陣営も次世代モデでは、「マルチモニターやツインモニター」をイメージしたコンセプトカーを登場させていますが、フラッグシップモデルの「LS」や「LC」にはスペースはあるのですから、是が非でも早期にツインモニター化を進めるべきと思います。現状ではなんと「フタ(カバー)」をしている状態となりましたので、実にもったいないです。
助手席側はマルチメディア専用(音楽、動画表示)にするだけでも相当な満足度の向上につながると思います。
トヨタ/レクサスのマルチメディアシステムは車種間/ブランド感の統一化が図られている最中なので、車種専用の仕組みは難しいのかもしれませんが、一部のフラッグシップモデル専用の仕様は所有満足度という面でもぜひ実現してほしいところです。実現すれば、当方は100%乗りかえさせていただきます。
■アンビエントライトの光量増加、マルチカラー対応
LCの商品寿命がもうしばらく続くのであれば、ぜひ「華のある」マルチカラーアンビエントライト対応としてほしいところです。それだけで車内の雰囲気がだいぶ変わるはずなので・・・この変更だけで、車両を再度買い替えるというオーナーさんもいらっしゃると思うんですよね。
とはいえ、世代が異なるため、現実的にはマルチカラーLEDの採用は難しいと思うので、走行時に「減光しない」だけでもぜひ実現をお願いしたいところです。
■「ホワイト×ブルー」内装は、ルーフ素材にアルカンターラ不使用、後席はL-tex
これはインテリアカラー限定の話ですが、私的にはかなりがっかりした事案です。正式発表前は、2024年モデルで新設定された「ホワイト欠ブルー」内装の各パーツに使用されている素材の言及がありませんでした。(正式カタログにはしっかり明記されています)
既報どおり、”S Package"の場合でも、ルーフ、バイザー、パッケージトレイは高品質な「アルカンターラ」が使用されません。
「アルカンターラ」にはホワイトの素材がないのは理解できますし、汚れを考えると真っ白なホワイト採用は現実的ではないのかもしれませんが、それなら近似素材の「ウルトラスエード」を使用してくれれば・・・この点は本当に残念です。
後席も同様で、シート素材は「L-tex」使用ですが、車格を考えると少なくともメイン座面においては「本革」か「アルカンターラ(またはウルトラスエード)にしてほしいところです。(実質は「物置」なので耐久力のあるL-texにしているのは理解できますが、L-Texは表面摩擦が少ないので、物が「滑る」ので、コーナリング中に荷物が滑るんですよね・・・
コーナリング中に後席から「ズズズ〜」と小物やバックが滑るのは萎えます・・・
■スマホのケーブルがひっかかって開閉不可になることがあるコンソールボックス
LCは2017年8月に納車されて以来、2台を約7年間保有していますが、そのうち合計4回〜5回ほど、スマートフォン等の充電ケーブルが引っかかってしばらく開閉できなくなるトラブルが発生しています。
もともと、LCのコンソールボックスは外にケーブルが出せる仕組みになっているのですが、内部でケーブルが可動機構部に挟まってしまうことがあり、これは結構経験された方がいらっしゃるのではと思いますが・・・
2024年モデルでも特に対策されていません。こ
最悪、ケーブルを切断するか、内張り剥がしで無理にこじ開ける必要があるので、是非なんらかの対策を望みたいです。
■ドアに「イージークローザー」が欲しい
こちらもオーナーさまからの要望が多いのではと思いますので、ぜひ次モデルで搭載してほしいことです。
ラグジュアリーなモデルで、ドアを「バン!」と開閉するのはやはりスマートではないと思います。
ドアパネルにカーボン(CFRP)を使用するなど軽量化にこだわった結果であるのは理解できますが、モーター追加による重量増ぐらいは許容してほしいところ。
■スピードメーターはそのままのデザインでもいいので、表示部を高精細に・・・
流行りの「フルTFT液晶」は今ひとつデザインや表示内容が洗練されていないので、LCに関しては現行どおりのアナログとデジタルを組み合わせた仕様のままでも良いと思うのですが、液晶自体の高精細化をしてもらうだけでもずいぶん違うと思います。「可動式のメーターリング」はぜひ残してほしいところです。
ギアポジションを表示すると、燃費表示がでないなど、同時表示できる内容にも工夫がほしいところです。
2017年当時からなにも変化がありません。(1つの情報を表示するために、こんなに表示面積を取る必要もないはずなので・・・)
■「地図に戻る」ボタンは必須!
これはレクサス全車にいえますが、特に物理ボタンが残っているLCにおいては、「地図に戻るボタン」はぜひ実現してほしいです。
少なくとも、2024年モデルから実装された、「シートヒータースイッチ」においては、シートヒータースイッチを押下したあと、地図画面に戻るにはタッチパネルを触らないと戻らない仕様はロジックとしてもおかしいと感じますので、なんとかしてほしいところです。
(なお、パノラミックビューモニターのボタンは再度押下すれば、ちゃんと地図表示に戻ります)
これは「OTA」での改善ができるならばぜひお願いしたいところです。
■「後席照明」がほしい
都市部では我慢できましたが、地方都市に引っ越してからは街灯がない場所に駐車するケースも増え、夜間後席の荷物を取り出す際に本当に室内が暗くて困っています。当方は後席足元にLEDを増設しているので、まだ許容できますが・・・
せめて後席ドアトリムには照明をつけるなどしてほしいです。
後席ドアトリムに照明がないのはラグジュアリーモデルとしては寂しさがあります。
■ラゲージドアに「イージークローザー」を
こちらもリヤスポイラー付きのモデルが多いため、手動での開閉はちょっとしんどい場面があります。
ハンズフリー機能は過剰としても、せめて、「バタン!」としめなくてもよいよう、ぜひイージークローザーを付けてほしいですね。
■オーディオパネル部分の質感を・・・
2023年モデルまでは、オーディオパネル(写真では、シフトノブの後ろ側部分)にはCD/DVD/BD再生用のスロットやSDカードスロットがあったのでそれほど気になりませんでしたが、2024年モデルからはなにもなくなったため、非常に質素になっています。
ほとんどの部位が「合成皮革、アルカンターラ、本革」を使用しているLCですが、オーディオパネル部分はなんとかならないものかと思ってしまいます。
■リモートタッチ跡地のパネル質感を・・・
オーディオ操作ダイヤル、ノブが残ったのは大変うれしいのですがその周辺パネルについてはもう少し質感を高めてほしいと思います。
ここは、ドアノブ等に使用されている金属調塗装にするだけでもだいぶい印象が違うと思いますのでぜひ改善してほしいと思います。
普段から目にする部分ですので・・・
■DOPホイールはぜひ「MOP」で選べるようにして欲しい!
LCは全車タイヤ/ホイールサイズが統一されましたので、ディーラーオプションで準備されているオプションホイールはぜひメーカーオプションで選べるようにしてほしいと思います。
以前ほど台数はでないと思いますので・・・
■オレンジ以外も選択したいカラードブレーキキャリパー
まちなかではオレンジのブレーキキャリパーを見かける機会が非常に増えましたので、結構選択率が高いと思いますが、LCにおいては少量生産モデルということもあり、ぜひ「ブルー」、「レッド」など人気のカラーもラインナップしてほしいと思います。
2013年のLF-LC発表からすでに10年以上が経過している「LC」はまだまだ色褪せないモデルと思いますが、年々進化する他車に比べ商品力を保ってくれるよう、ぜひたゆまぬ「Always on」な改良を続けてほしいと願っています。
この記事へのコメント
おもてなし価格
4WDでもないのに2tはナイ。
BMW8は1780kg。
なぜこんなに重いのか?
j
しかし、オーディオパネル部分はBDプレーヤーが入るスペースが確保されているはずなので、ワイヤレス充電なんかよさそうですね。
LC発売当初から悪目立ちしている運転席側、助手席側エアコンの吹き出し口や、年次改良で圧迫感が出てしまったインフォテイメントシステムのパネルをスッキリさせたほうが、新しく見えていいと思います。近年はエアコンの吹き出し口を細くさせるのがトレンドですし。
なまっくす
重いですよね〜
新プラットフォームの「GA-L」の性質上仕方ないみたいですが・・・
お陰でクーペは相当な剛性感ありますが、軽快感に欠けて軽くアクセルを踏む程度ではV8、HVともに物足りなさを感じてしまいます。(初期モデルに比べずいぶん改善されましたが・・・)
>いかんせん重すぎる。
>4WDでもないのに2tはナイ。
>BMW8は1780kg。
>なぜこんなに重いのか?
なまっくす
コメントありがとうございます。
センターコンソールサイド、左膝の部分ですよね!?
こちら、膝が当たる部分については、合成皮革(おそらくL-TEX)が貼ってあります。(たしかに、それほどクッション性はありません)
通算して所有6年経過していますが、当方の場合は痛くなることはありませんでした。
(もう少しソフトだったらたしかに良いのかもしれません)
センターコンソールサイドの一番最下部については、数少ない樹脂パーツ仕上げとなっています。
>展示車を見ましたが、左膝が当たるセンターのコンソールのプラスティックが堅くて乗ってるうちに膝が当たって痛みそうですが、いかがでしょうか。骨や関節が当たる部分はソフトなクッション性の部材にして欲しいと思いました。
>
なまっくす
コメントありがとうございます。
オーディオパネル部分、ディスクドライブが空いたスペース、なにか入りそうですよね!
他のモデルと同様、おくだけ充電が設置されるかとおもいきや、2024年モデルでは手つかずだったので、そのうち改良されれば確かに面白そうです。
手前に出てきた12.3インチワイドディスプレイは後付け感は否めないところです。ここも改善してほしいところですが、現状では難しそうですね・・・エアコン吹き出し口、中央は細くてかっこいいですが、左右部分はもう少しデザイン性がでると良いかもしれませんね。
>意外かもしれませんが、レクサスは潤沢な開発費があるわけではないので、アンビエントライトもオーディオパネルもそのままかもしれません。
>しかし、オーディオパネル部分はBDプレーヤーが入るスペースが確保されているはずなので、ワイヤレス充電なんかよさそうですね。
>LC発売当初から悪目立ちしている運転席側、助手席側エアコンの吹き出し口や、年次改良で圧迫感が出てしまったインフォテイメントシステムのパネルをスッキリさせたほうが、新しく見えていいと思います。近年はエアコンの吹き出し口を細くさせるのがトレンドですし。
普段はGS乗りですが、センターコンソールがクッション性の素材でしたので気にかかっていました。
LCはレクサスの中でも最高級車なのに安全装備はカローラ以下なことに不満がありました。個人的には他には、実用性がある最先端の安全装備、内装ホワイトのアルカンターラ、トランクのハンズフリー、もしくはせめてイージークローザー、アンビエントライトの高輝度化(GSもアンビエントライトは存在感ゼロです)、後付け感満載のナビ、この辺をマイナーチェンジで改善して欲しいですね。
なまっくす
レクサスといえど、LC、IS、RCはあまり改良にコストもかけれないのが残念ですね・・・
利便性を高めるアイテムがなかなか追加設定されないのはとても残念です。
上記3車種のうちLCとISはあと数年は継続販売されるとおもうので、ぜひより魅力的な改良を施してほしいですよね!
>ありがとうございます。いつも興味深く拝見していました。
>普段はGS乗りですが、センターコンソールがクッション性の素材でしたので気にかかっていました。
>LCはレクサスの中でも最高級車なのに安全装備はカローラ以下なことに不満がありました。個人的には他には、実用性がある最先端の安全装備、内装ホワイトのアルカンターラ、トランクのハンズフリー、もしくはせめてイージークローザー、アンビエントライトの高輝度化(GSもアンビエントライトは存在感ゼロです)、後付け感満載のナビ、この辺をマイナーチェンジで改善して欲しいですね。
しんのすけ
グローブボックスにいつも 札束入れてるのですが、クリアファイルに入れたA 4サイズの書類がギリギリ入りませんので横幅あと8mm 広げてもらえると嬉しいです。