GXに続きLMの3列シート車追加設定の発表、今後は年次改良やレクサス「ES」の発表など期待されますが、今年度も好調な販売となりそうです。
なお、「GX」の抽選販売は本日5月12日までですので要注意です!
先日、自販連の4月データが公表されましたが、レクサスブランドの4月販売数(登録数)は「7422台」となりました。
https://www.jada.or.jp/pages/340/
2024年1月…7238台
2024年2月…7429台
2024年3月…9190台
2024年4月…7244台
3月は販売会社の決算があるので台数が大幅に上昇するため除外したとしても概ね「7500台/月」ペースで推移しています。
軽自動車を除けば、月/7500台という台数は、日本における著名ブランドの「スバル」、「三菱」を大きく超える台数で、「マツダ」とほぼ同水準の台数を販売するブランドに成長しています。
このペースで推移すると、過去最高を記録した2023年度と同様、年間「90,000台」が視野に入ってきます。
レクサスディーラー数は「約200店舗」ですので、マツダの約1/5程度です。
あくまでもここ数年の状況ではありますが、街なかで多数見かけるマツダ車と同等かそれ以上販売されているというのは一昔前では考えられませんね。
4月度の販売ランキングでは、ベスト50にレクサスブランド車が「5車種」もランクインしています。
LBX…1857台
NX350h…1074台
RX500h…737台
UX300h…609台
RX350…547台
デビュー間もないLBXを除けば、レクサス車のランキング順位はおおむね定着化していますが、「NX350h」が販売台数の筆頭という状況は2024年も継続しそうです。
新型「LBX」は3ヶ月連続で「1500台超え」となっていますが、まだまだバックオーダーの解消が続きそうで、しばらくは高水準の販売が続きそうです。
実車配備されてからの受注状況が気になるところです。上位グレード以外の中間グレードの追加も期待したいところですが、後述の販売店舗やメンテナンス受け入れ体制の問題もあり、投入したくても投入できない状況にあるのかもしれません。
「UX300h」はパワートレーン刷新とネーミング変更によりもう少し台数が伸びるかと思っていたのですが、「NX」と「LBX」の中間の存在となっていること、デビューから丸5年が経過しましたが外観の変化もないため、クルマの基本性能は大幅に進化しており評判は高いですが、かつてのように「月/1000台」ペースに戻るのは難しそうです。
ラゲッジの狭さなど、基本的な構造に関してはいかんともし難いですが、「NX」では駐車スペースが確保できないユーザーからは現実的かつ魅力的な車種として人気がありますので、走行性能の良さに見合った内外装のフレッシュを施してほしいと感じます。
「RX500h」に関しては、コミコミ「1000万円」の高額車両にもかかわらず、RXの中での最量販車種に君臨しています。
月によっては「RX350」に負けることもありますが、現在までの累計では「RX500h」がもっとも販売されていますので、収益力も含め、レクサスの稼ぎ頭といえそうです。この価格帯のクルマがコンスタント「800台/月」ペース(年間では10,000台弱)に売れるところが今のレクサスブランド車の強いところといえます。
「RX350」も好調な販売数を記録しており、同じパワートレーンを搭載する「NX350」とはまったく違う販売比率なのには注目です。
「NX」とは異なり、ハイブリッドモデルよりも多くの販売を記録しているのは新型RXの特徴と言えます。
やはり消費者はコストパフォーマンスやリセールバリューも考慮した選択をしているのだなぁと感じます。
ハイブリッドモデルの「RX350h」2023年夏に追加設定された際に、従来のレクサスHEV車とは異なる高い価格設定がされていますので、やむをえずコストパフォーマンスに優れた「RX350」を選択している方は一定数いることが伺えます。(「NX」のような基準で価格設定されていれば、「RX350h」が最量販車種になった可能性は高いと思います)
さて、2年連続で「年/90,000台」の販売が見えてきたとなると、以前か言われてきたように、ディーラー数の少なさやメンテナンス(無料点検)の予約がなかなか取れないという点を起因とするサービス品質の低下が問題となってきそうです。
人気の「NX」「RX」「LBX」は大都市圏以外での販売も伸びていると考えられます(現在当方は居住している地方都市でも「NX」はかなりの台数を見かけます)
ここ数年、大都市圏を中心にディーラー数を増やしているレクサスですが、地方部では県内に1店舗しかディーラーがないエリアもありますので、今後は大都市圏部以外でも店舗数の拡大が望まれます。
BEV専業メーカーでは「オンライン販売」が広まってきていますしHEV/PHEV車のようなエンジンオイル交換は不要ですので、ディーラー数を増やす必要はないのでしょうが、レクサスブランドの場合は、ディラーでのサービス(おもてなし)や丁寧なメンテナンスや顧客応対もブランド価値を高めている要因ですので、店舗数の拡大は必要と感じています。
この記事へのコメント
南信州曲道愛好家
RX350hの販売がNX350hに比較して低調な件はコスパもありますが、Fスポーツの有無が一番大きいのではないでしょうか?ドイツ他では販売されているので今年の年次改良で追加されるかもしれません。またNXと異なり重量があるので350hのハイブリッドでは非力と思うユーザーも一定数いそうです。
補助金を考慮するとRX450h+との差額も小さいのも一因かもしれません。但しRX450h+の台数も伸び悩んでいるようなので、こちらもFスポーツの投入が待たれます。
なまっくす
なるほど、”F SPORT”の設定有無はたしかに!
以前から、SNS上ではF SPORT占率は高かったものの、実際街なかやディラーでは"version.L"や”Version.C”、”I Package"の占有率が高かったように思いますが、第4世代レクサス以降はF SPORT人気が非常に高まっている感がありますね!
F SPORTの追加設定、期待したいですね!
>
> レクサス店数の増加、私も切に願っています。私の住んでいる市では2つお店があります。政令市なので、もう一店舗くらいあってもよいのではと思います。
> RX350hの販売がNX350hに比較して低調な件はコスパもありますが、Fスポーツの有無が一番大きいのではないでしょうか?ドイツ他では販売されているので今年の年次改良で追加されるかもしれません。またNXと異なり重量があるので350hのハイブリッドでは非力と思うユーザーも一定数いそうです。
>補助金を考慮するとRX450h+との差額も小さいのも一因かもしれません。但しRX450h+の台数も伸び悩んでいるようなので、こちらもFスポーツの投入が待たれます。
Danmarino
gh4300
レクサス本部から販売店ごとに、販売できる車種と台数が、割当られて、います。
販売店の増加は、難しいはずです。
しかも、販売台数が販売店ごとに、少ないため、利益も少ないためか、販売店のオーナーズラウンジの、お取り寄せのお菓子が価格低くなり、購入後のオーナーへのプレゼントも、以前の半額になってしまったり、質が低下しています。以前の事があるだけに、残念です。
レクサス店は、トヨタ系の販売店に比べれば、質は遙かに、高いのですが。