レクサス「LM500h」3列シート車発売!LM350hにも期待!

ずいぶん前から先行受注を開始していたレクサスのフラッグシップラグジュアリームーバー、「LM」(LM500h)の3列シート6人乗り仕様がついに正式発表となりました。

▼トヨタグローバルニュースルーム
LEXUS、「LM」に6座仕様車を追加設定(2024/5/9)
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/40768798.html

仕様については既報通りですが、4人のり仕様の”EXECUTIVE”から▲500万円で登場。
セカンドシートにはレクサスの最高級本革「L-ANILINE」を採用し、3列シートにも「セミアニリン本革」を使用するなど、手抜きがないことにはあらためて驚かせられます。

20240509_01_08_s.jpg

なお、私的には、専用オーナメントパネルの「矢羽根」がリアル本杢ではなく、セ−レーン社の「Viscotecs(ビスコテックス)」で製造されたものであるという、ニュースリリースの記述に衝撃を受けました。
以前、当方ブログでは、「NX」”OVER TRAIL"の専用インテリアパネル(ジオレイヤー)が、LMの「矢羽根」とは区別がつかないクオリティと表現していましたが、まさかLMの「矢羽根」が印刷技術だとは・・・
おそらくNXのジオレイヤーも4層の立体印刷技術「Viscotecs」によるものなのであろうと確信しました。(ニュースリリースはありませんが・・・)

th_1964EB33-A820-4D2A-9F40-5EF0462FD0F2_1_105_c.jpg

見どころは多い「LM」ですが、あと気になるところは、天井の素材が高価な「ウルトラスエード」が継続採用されているかどうか。
ここはちょっと気になるところです。(”EXECUTIVE”でも、全席のルーフ/ピラー/バイザーにはウルトラスエードは不使用です)
おそらく前席と後席のつなぎ目がなくなったので、ウルトラスエードは不採用で、LCやLSの一部グレードに採用されている上質なファブリック素材(ベレーザ(?)」に置換されているものと思いますが、実車でぜひチェックしてみたいものです。

気になるのはそれぐらいで、しっかり14インチのエンタテイメントシステムも内蔵していますし、クールボックスや傘おきがなくなったぐらいでクオリティはほぼ”EXECUTIVE”と変わらない仕様であるのは素晴らしいですね!

20240509_01_17_s.jpg


さて、あとは追加モデルの「LM350h」の国内投入が待たれるところです。
RX500hとRX350hの価格差はおおむね「約100万円」ですので、LM350hが同様に設定されれば、現在のLM500hの価格よりも100万円程度引き下げられ、さらに燃費の向上、エンジン音の静粛性向上も期待できますので、アルファード/ヴェルファイア派からのオーナーも取り込めるかもしれません。

th_29A0A956-2AEB-470C-8788-EA02B4C39471_1_105_c.jpg

LM500hの4人乗り仕様は、価格の高さはともかく、「前席と後席が区切られていること」がファミリー層には敬遠されていること、および 「運転が好きなドライバーが孤立感を感じる」から敬遠している、との声も多かったようです。
それらを解決した このLM500h 3列シート6人乗り仕様は、ラグジュアリーミニバンの決定版といえますから、どれだけの販売を記録するか楽しみです。
(これで、このLM500h3 列シート6人乗り仕様の販売が振るわないとなると、やはりミニバンユーザーには「価格」のプライオリティが高い、ということになりそうです)

そういった意味でも、高額なラグジュアリーミニバンが日本市場で本当にニーズがあるのかどうか占う試金石となる1台ではないでしょうか。



この記事へのコメント

この記事へのトラックバック