「LC2024年モデル」の改良内容は欧州とおおむね同じようですが、いくつかの違いがあります。

https://pressroom.lexus.com/whats-new-2024-lc-500-500h/
ニュースリリースによると主な改良は次の通りとされています。
●12.3インチディスプレイ&新型マルチメディアシステムの採用
Lexus Interface and standard 12.3-inch touchscreen introduced for all models
●新規ボディカラーの追加(ヒートブルーコントラストレイヤリング/ソニックカッパー)
新規インテリアカラーの追加(ダークローズ)
新規ソフトトップカラーの追加(ダークローズ、ブルー)
Optional colors now available: Ultrasonic Blue Mica 2.0 and Copper Crest (exterior) and Dark Rose (interior)
two colors exclusive to Bespoke Build, Dark Rose and Blue.
●レクサスセーフティシステムのアップグレード
Standard Lexus Safety System+ 2.5
なお、欧州市場との大きな違いは「特別仕様車」(Ultimate Edition)の設定が明らかにされていない点。
日本でも同様ですが、現時点では北米においても特別仕様車の存在は明らかになっていないようです。
また、北米では、ご存知の方も多いと思いますが、もともと「特注グレード」(Bespork-build) が存在します。
べスポークを選択した場合は、日本でもすでにディーラーオプションで設定されている「AVIATION仕様 鍛造ホイール」が選択可能です。
なお、2024年モデルからは、このAVIATIONホイールは「マットブラック塗装」となっているようです。
日本市場においても、ディーラーオプションで設定されている「AVIATIONホイール」はマットブラック塗装に変更されているようですので注目です!
(本当はメーカーオプションで設定してほしかったところですが・・・)

さて、北米市場の公式webサイトも同時に更新となったようで、2024年モデルから新設定される「グロスブラック×切削光輝ホイール」のデザインが明らかになりました。なお、日本市場も同様ですが、「20インチホイール」は姿を消します。

3D切削加工を施した新型鍛造アルミホイールはかなり彫りの深いデザインになっていて実物を見るのが楽しみです。
ハブボルト締結となったこともありますが、ホイール中心部のデザインがとてもスッキリしていますね。
また、従来型の21インチ鍛造ホイールも「銀/黒」の部位が逆になっただけですが、ずいぶんと変わった印象を受けます。

なお、北米市場では、切削光輝タイプの新型鍛造アルミホイールへ変更はわずか「40ドル」と誤植ではないか?と思うぐらいの価格の安さです。日本市場では約「110,000円」のオプション価格なので、「この違いはいったい・・・?」と感じてしまうのは私だけではないでしょう。

また、北米市場においては、「ブルー×ホワイト」内装は、前述の特注仕様である「ビスポーク」専用のインテリアであり、さらに追加コストがかかります。
その点では、「ブルー×ホワイト」内装を無償で自由に選べるのは日本市場の特典であり、これは嬉しいですね!

また、すでにご契約されている方はご存知のとおり、インテリアカラーから「フレアレッド」が廃止され、新色「ダークローズ」が設定されています。
もともとダークローズは発売当初(2017年〜2020年前半)まで設定されていましたが、今回、グローブボックスを含むダッシュボード「下部」やセンターアームレストなども「ダークローズ」に変更となるという結構凝った配色変更となっています。

反面、ドアトリム部分はダークローズを選択しても、カラーは「ブラック」に変更ということで、「上部はブラック、下部はダークローズ」、という仕上げになっています。
個人的には、ピラー/ドアトリムもダークローズで良かったのでは・・・と思うのですが、あまり派手すぎるのはNGなんでしょうか。

ところで、「12.3インチディスプレイ」(&新型マルチメディアシステム)の採用と引き換えに、失われた、アナログクロックや助手席前アンビエントライト、リモートタッチパッドあたりについてはほとんど触れられることもなく、画像でも目立たないようになっているように感じました。
これらの変更に関し、高精細な画像も準備されていないことからも、このあたり、北米レクサス陣営も(前向きな)「改良」とは思っていないのかもしれませんね。

なお、今の所のニュースリリースでは、V8ガソリンモデルの”LC500”において、一部で噂になっている「排ガス規制対応」によるエンジンサウンド/マフラーサウンドの静音化については明らかにされていません。
また、"マルチステージハイブリッド"を搭載する”LC500h”についても、欧州仕様ではバッテリー容量の拡大や出力の強化といった表現がありましたが、北米では特に変更のアナウンスはされていません。この点はとても気になるところですよね。
日本での発表は6月中旬ごろと思われますので、あと3週間ほどの辛抱でしょうか・・・期待したいところです!

この記事へのコメント
ゼロ
yz
色が反転したホイールはどうなんだろう。
唯一見た目で差別化できるポイントではありますが。