のんびりなまけにっき２

新型レクサス「RX」については新規顧客、既存レクサスオーナー枠ともに今までにない販売方法が大きな話題を呼んでいますが、今週末はいよいよ「レクサスオーナー」を中心とした「一般販売枠」の抽選結果が続々行われているようです。
「RX」は歴代オーナーも相当多く、昨今のSUVブームもあり、レクサスNo1の人気車種と言ってよいでしょう。
大変人気車種ということもあり、激戦となるかと思いますが、本当に必要とされる方が当選されることを祈念しております！

さて、新型レクサス「RX」が販売店にようやく入庫しているようです。
先週末ではまだ一部の店舗でしたが、11月下旬〜12月上旬には多くの店舗で実車を見ることができるようです。
今回、一番注目と言える「RX500h」の実車を確認することができましたので、ポイントをチェックしてみたいと思います。

▼RX500h　”F SPORT Performance”



▼フロントグリル部分

ホワイトノーヴァガラスフレークということもあり、懸念された「スピングルグリル（スピングルボディ）」ですが、やはりこれは「違和感あり」と感じる方が多いのではないでしょうか。新型「NX」では過半数の方がホワイト系を選択されていましたが、「RX」ではブラック系（濃色系）の割合が増えそうです。見慣れれば気にならなくなるのかなぁ・・・




▼フロントフォグランプ

セダンモデルではLEDの進化により、コーナリングランプが採用される代わりに「フォグランプ」が続々廃止されていますが、SUVモデルにおいては引き続きフォグランプが採用されています。「RX500h」においては、特徴的な形状のクリアブラックのパーツが特徴的です。
好みの分かれる造形ではありますが、気になる方はディーラーオプションのエアロパーツを装着するという手もありますね。




▼フル3眼LEDヘッドランプ（ブレードスキャン式AHS）

新型RXの2023年モデルにおいては、全車「3眼フルLEDヘッドランプ」が装備されているのは大きなポイントです。
最近の「3眼フルLEDヘッドランプ」は高額なオプションとなっています（特にNXは・・・）
多くの方が装着する3眼LEDヘッドランプですので標準化はリセール面を考えても嬉しいですね。




▼21インチアルミホイール（マットブラック塗装）

F SPORT Performance専用のマットブラック塗装ホイール。
高性能さをアピールするマットブラックタイプですが、形状が新型「NX」とほぼ同じですので、目新しさはありませんね。
ブレーキキャリパは、「ブラック」の対向6ピストンタイプかつLEXUSロゴ入りですが、ローターサイズはやはり物足りない・・・




▼リヤビュー

従来の「F SPORT」との違いは、リヤディフューザーが「ボディ同色」になっていることでしょう。
一般的には「ブラック塗装」ですが、特にホワイトの場合はこのように目立ちます。これは賛否分かれそうですね・・・
まぁ私も「ブラック」の方がかっこいいとは思います。見慣れるのかなぁ・・・




▼リヤアンダーディフューザー

「NX」では高輝度シルバー塗装パーツと樹脂パーツの組み合わせでしたが、RX500hでは、ボディ同色のため、ちょっと見慣れない感があります。
個人的には、ちょっとデザインがごちゃごちゃしているので、このあたりの造形はあまり好みではありません。




▼ドアミラー

ALLブラックとなっており、中央のアクセントであるメッキ部分が「ブラック塗装の樹脂」となっているのがポイント。




▼”F SPORT Performance"専用エンブレム

「IS500」と同様、ブラック基調のロゴマークに。質感が結構高くていい感じです。




▼ラゲージルーム

ラゲージは通常モデルと同様です。「NX」ではラゲージボードを折り曲げて「固定」することができましたが、RXでは似たようなことはできますが、特に固定を意識したセッティングになっていないのは残念です。
ラゲージサイズは（数値上もそうですが）やはり「NX」より広く、高くなっていますね。
ディーラーオプションのラゲージマットサイズでおおむねのサイズが確認できますので、気になる方は要チェックです！




▼前席インテリア全景

一見「NX」に似ている感じですが、使用されている素材の「手触り」など、差別化されている部分が結構あります。
ダッシュボードの素材、ドアトリムの素材など・・・素材感は確実に1ランク以上上です。
「RX500h」は、シートのサイド部分に「ウルトラスエード」を使用しているのが良いですね！滑りにくいですし、手触りもとても良いです。




▼前席センターコンソールパネル

特に「RX350　F SPORT」との違いはありません。
アルミパネルがF SPORT Performance専用だと良かったのですが・・・
でも全般的なクオリティは高いと思います。NXも今後の改良でこのクオリティに近づけてほしいですね！




▼デジタルインナーミラー照明

ダウンライトらしいものが見えましたが、点灯は確認できず。エンジンオンでないと点灯しないのかなぁ・・・



▼おくだけ充電

「RX500h」では標準装備されている「おくだけ充電」。
試してみましたが改良版のようで、カメラレンズが飛び出ている「iPhone14 Pro」でも充電ができました！
小物入れのスペースとしては結構狭くなりますね・・・

　


▼ナビゲーションディスプレイ（車両）

「ドライブモード」が追加されました。既報通り、「RX500h」においても「SPORTS　S＋」モードはありません。
また、残念なことに「Lシリーズ」にある「COMFORT」もありません。RXの車格ならばぜひ追加してほしいところですし、これは「OTA」で対応できるはずなので、ぜひお願いしたいですね。（そのために、物理的な「ドライブモードセレクトスイッチ」を廃止しているということらしいですし）




▼助手席前ダッシュボード

素材が明らかに「NX」より向上しているのがポイント（傷つきにくい？）と思います。
アンビエントイルミネーションは・・・F SPORT系の場合は「ブラック」のファブリックに投影するので、暗いですね・・・




▼グローブボックス内

内部は当然起毛処理、照明付きです。容量はNXより小さくなっていますね。




▼ETCユニット内部

運転席側に設置されたETCユニットですが、起毛処理もされており、「NX」との違いは無いようです。
さすがに照明は付きませんでしたか・・・




▼前席ドアトリム

「RX500h」においても、ドアトリム上部の素材は高品質な「ウルトラスエード」ではなく「ファブリック」でした。
通常のファブリックの方が毛足が長く触った感はありますが、”F SPORT Performance”　ならばここもウルトラスエードにしてほしかったところです。
「アローヘッド（L字）」の型押しをするには毛先の短いウルトラスエードでは難しかったということかもしれませんが。




▼前席ドアトリムポケット

あまり明るくありませんが、「アンビエントイルミネーション」が内側に内蔵されています。
言われないと気が付かないぐらい控えめです。照度MAXでこれなので・・・




▼前席フロアマット

「F SPORT Performance」のエンブレムが「マット」でかなりいい感じでした！これはとっても良い！




▼後席エントランス



残念ながら、「スカッフプレート」はありません。ここは「NX」との差別化で装備してほしかったところ・・・
また、後席「足元照明」もありませんが、居住性が高いだけに、ここも残念。
シートのリクライニングスイッチがサイド部分についているのは嬉しいですね。


▼後席ドアポケット

後席ドアポケットには「アンビエントイルミネーション」は設置されていませんが、しっかりラバーマットが装着されています。
なおラバーマットは取り外しができ、そうなると更に若干容量が増えるようです（飲み物を固定したい場合には良いのか？）




▼リヤシート

リヤシートにもサイド部分に「ウルトラスエード」が使用されており、いい感じのアクセントになっています。
2トーンカラーのように見えるのもまた良いですよね。



▼後席リクライニングシート

RXは「電動リクライニング機能」があるのも特徴です。
写真では左右であえて差を示してみました。結構な差があると思いますが、電動で調整されるのは嬉しいですね。




▼後席エアコン　コントロールパネル

シンプルなデザインですが、待望の「リヤシートベンチレーション機能」が追加されました。
「AC100V（1500W）」のコンセントが標準装備されるのもトピックスです。




▼後席センターアームレストボックス内部

NXとは車格の違いを見える部分ですが、特に従来の「RX」とは違いがありませんでした。
アームレスト表面が「ウルトラスエード」だったら良かったのに・・・
小物入れの照明は欲しいですが、LSでも装着されていないので難しいのですかね・・・




ついに発売されたレクサス新型「RX500h」
静的質感は「NX」の兄貴分にふさわしいところ。
気になる点が無いわけではありませんが、しっかりと商品力を高めていると思います。
生産さえできれば大ヒットは間違いないのですが、日本市場に向けては、新型「NX」の半分にも満たないと言われる程度の生産数しかなのは本当に残念です。本ブログを閲覧されている方のご当選を祈念しております。



なお、今回落選された方も、「NX」のように改良が期待できる可能性もありますので、次年度以降の改良や、生産枠増加に期待しましょう！