当方は、公私ともに少し激務が続いていたので更新をお休みしており、GW前半で3年ぶりの小旅行をしてまいりました。
今回は、久しぶりの旅行ということで少し奮発して、名旅館として名高い、石川県 和倉温泉「加賀屋」に宿泊いたしました。
本来は新型レクサス「NX」で・・・と行きたいところですが、ロングドライブの際に頼りになるレクサスディーラーもお休み中ですし、大型連休の前半の渋滞も厳しいと予想されるため、クルマでのドライブは避け、新幹線+レンタカーをチョイス。
新幹線の窓から眺める「青+白い山」と緑の山の車窓からの景色は癒やされますね〜

和倉温泉には、金沢駅より、その手前の富山駅や新高岡駅からの方が近いので、富山駅で下車。
まずは新幹線富山駅前の「立山そば」でランチです。
https://www.minamoto.co.jp/store/toyama-station-shop
いわゆる立ち食いそば店(実際は座れる)ですが、とてもダシが美味しく旅行者に人気の店舗。
地元ではメジャーな「昆布のおにぎり」とセットで食しました。全国のコンビニでも販売してほしい・・・

富山駅前の変貌に驚きつつも、市電(LRT)がリニューアルされて残っている所も乗りもの好きの方にとっては嬉しいですね。

さて、レクサス新型「NX」が納車されてからは、SUVタイプの他車も乗り比べたくなりましたので、今回はコスト面も含めトヨタレンタカーで「SUV1クラス」をチョイス。「ヤリスクロス」か「ライズ」のどちらかが割り当てられるのですが、今回は「ライズ」が割り当てられました。
グレードは、中間グレードの「G」(AWD:213.37万円〜)
先進予防安全装備の「スマートアシスト」(Toyota Safety sense類似)が装備されているので、レンタカーでも安心ですが、「レーダークルーズコントロール」や「ブラインドスポットモニター」(BSM)は非装備でした。
▼トヨタ ライズ AWD Gグレード

実は直列3気筒エンジン(1KR-VET/1.0Lターボ)のレンタカーに乗るのは初めてだったのですが、最初、アイドリング時の振動にはびっくりました。
いざ動いてしまえばさほど気になりませんが、停車時やエンジン始動時の振動やエンジンノイズは気になりました。
信号待ちの寸前にエンジンが一旦停止するのですが、停止後ブレーキを踏み込むと、エンジンがすぐ起動するロジックには慣れませんでした。何か条件があるのでしょうか・・・?
インテリアも価格から考えると十分な質感と感じました。
レンタカーといえばブラック内装が定番ですが、所々にレッド(オレンジ?)とシルバーの加飾があるのがワンポイントで良いと思いました。
久しぶりの「ウレタンハンドル」とサイドブレーキ(ハンドブレーキ)ですが、これもレンタカーの味の一つですね。

なお、今回はレーザー/レーダー探知機ユピテル「GS303」を持ち込み。
「GS303」には簡易的な地図表示もあるので、万一レンタカーのカーナビシステムがしょぼくてもスマホナビを使用しなくてもなんとかなります。
しかし、トヨタ純正ナビシステム(NSLN-W68)は画面こそ7インチと小さいですが、ルート案内も適切で、地図も新しく十分な性能でした。やはりトヨタの純正ナビは使いやすく安心できますね。
また、アクセサリーソケットの他にも、充電用USB(TypeA)も備わっていますし、スマホ置き場もあるので快適でした。
そのほか、AWD車ということで「シートヒーター」が装備されていたのも嬉しかったです。肌寒い日だったので、快適でした。

さて、ドライブルートは富山駅から出発し、北側に走る片側2車線の「国道8号」を利用して、鍛造ホイールで有名な「BBSジャパン高岡工場」近辺の高岡ICからは無料で通行できる「能越自動車道」を通って、石川県七尾市の「七尾城山IC」で下車するルートをチョイス。

「能越自動車道」は対面通行区間がほとんどですが、交通量も比較的少なく快適にドライブできましたが、ここでは、ライズに搭載されているパワーモードが活躍しました。
ステアリング右スイッチに「PWR」ボタンがあり、パワーモードへ切り替えできるのですが、一気にアクセルレスポンスが良くなるので、アップダウンが激しい道路において、時速70km/〜100km/hの間での加減速がとても楽になります。
PWRモードでは画面中央の色が「オレンジ色」になり見た目もかわります。なにげにメーターディスプレイは「7インチ」の大型液晶で結構凝っているんですよね。車両価格が180万円前後と考える十分以上の仕上がりです。

約1.5時間程度のドライブで順調に目的地である、和倉温泉エリアに到着。
首都圏ナンバーのクルマが結構多くてさすが大型連休という感じ。

「加賀屋」到着。
和倉温泉の温泉群でもひときわ目立つ、さすがの名旅館の佇まいと、一斉のお出迎え風景はとても印象深いものがあります。

駐車場は、旅館によくあるバレーパーキング方式(?)で、平置きで駐車スペースもあるので、大型車もOKなのは嬉しいです。
そして、ランドクルーザー300系も停まっていました(首都圏ナンバー)うらやましい・・・

今回は、「浜離宮」という高層階のお部屋を予約しましたので、専用のスカイラウンジに通されました。
周囲には高層の建物がないので大変眺めが良いです。しかし、ラウンジ自体はふるさを感じます。

サービスで、お茶菓子と抹茶が提供されます。
1Fに設置されているラウンジでも有料(800円程度)でいただけるみたいでした。見た目も味もよかったです。

ラウンジでは無料でコーヒーが飲めますが、ハイクラスのホテルラウンジにあるようなアルコール類やその他ドリンクはありませんでした。

「浜離宮」宿泊者専用のカードキー(18,19,20階専用)を渡され、19階のエレベータールームへ。
いきなり豪華な壁画が出迎えてくれますが、ここからお部屋および食事処までには短い階段を使用しなければならず、バリアフリーでないのは、利用する顧客の年齢層を考えると疑問でしたが・・・

お部屋は8室ある「浜離宮」(別途2室、特別室があるようです)の中でも眺望のよい「寂光」(じゃっこう)。
角部屋なので2面ガラス張りが素敵で、七尾湾や能登島大橋が一望できる景色はとても良かったです。

メインのお部屋は十分な広さで、最近流行りのモダン和室ではなく、昔ながらの造りです。
気になるところでは、電気設備のメーカーやスペックがごく普通なところです。(ブランドの統一や、ハイスペックな製品の採用がない)

寝室もごくスタンダードなつくりで、建具、照明なども古さを感じます。
ただし、ベッドはエアウィーブが使用されており、快適に睡眠を取ることができました。

全般的な設備は古くて2人で15万円超の宿泊費には見合わないと思いますが、トイレだけはハイスペックなものが使用されていて良かったです。(ウォッシュレットとドライヤーのスペックが低いと個人的に萎えポイント)

洗面所のアメニティは「POLA」で統一。
持ち帰り用のアメニティはなく、ボトル詰替え型なので、コレクションの楽しみはありません(泣)

お部屋には無料のコーヒーメーカー(UCC製)がありましたが、お味はごく普通といったところ。
日本旅館とはいえもう少しグレードなものを置いてもらうと気分が上がるのですが・・・

館内は一昔前の豪華旅館さながらという感じで、マジックショーを行う部屋があったり、カラオケルームなども複数設置。
バーラウンジも豪華で、全体的に、バブリーな作りで、維持管理が大変そう・・・


夕食は旅館の最大の楽しみですが、加賀屋の食事もまたすばらしいものでした。
ここでは一部を紹介させていただきます。
まずは先付けから。見た目もキレイです

お刺身はやっぱり北陸地方、とてもおいしい!

椀物は、おっきなはまぐりのお汁に春キャベツを添えて。
とても上品なお味に、肉厚のはまぐりがたまりません。

メインの焼き物(アワビ、能登牛の落味噌朴葉包み)は、職人さんがお部屋に来て仕上げてくれるパフォーマンス付き!
(比較的新米の板さんだったので、ちょっとぎこちなかったですが、名パフォーマンスでした!)※撮影許可あり

日本3大珍味とよばれる「干し口子」(ほしくちこ)はなまこの卵巣を干したもの。
当方は初めて食べましたが、軽く炙って裂いてから少しずつ食べるととても美味しかったです。
日本酒が好きな人はとても気にいると思います。

とても美味しかったのが、あいなめのあおさ餡かけ。
これは今まで食べたものの中でもトップクラスに美味でした!

最後はシンプルに「たけのこご飯」。やさしいお味で豪華な食事を堪能しました。

さて、一眠りしたあとは、朝食です。こちらは、全部屋共通でしょうか?
夜食同様、朝食も個室で準備されます。全体的に上質な日本旅館の朝食という感じでとてもおいしかったです!

このあとは、ご飯とお味噌汁も出てきてお腹いっぱい、日本の名旅館を堪能できました。
チェックアウトが「11時」なのでゆっくできました。

帰宅時はあいにくの雨模様でしたが、雨の濡れないところまでクルマが移動済で、見送りも含め、さすがのおもてなしでした。
建物や設備などハードウェアのスペックや老朽化は気になるところですが、ソフトウェア(おもてなし)の面ではさすがの名旅館、というところでしょうか。レクサスブランド車みたいですね。

姉妹館の「松乃碧(まつのみどり)のというところもまだ新しく、モダンな作りかつオールインクルーシブプランを採用し、評判が良いようなので機会があれば宿泊してみたいです。
https://www.matsunomidori.jp
とはいえ、当方のような小市民にとっては大変贅沢な宿泊でした。
宿を出て、ドライブがてらのランチは質素に北陸地方ではよく見かける「8番ラーメン」
可もなく不可もなくという味ですが、旅先で食べるととても美味しく感じますね。

トヨタ・ライズでの小旅行も無事に終わり、ちょうど200kmを走行。
平均燃費は18.5km/Lと、カタログ上の「郊外モード:18.7km/L」」と「高速道路モード:18.9km/L」とほぼ同水準のスペックで、経済的も優れていますね

最後は富山駅の定番の回転寿司店、「すし玉」が異様に混んでいたので新しくオープンしていた「MAROOT」(マルート)の中にある食堂で。
マルートは、2022年3月18日にオープンしたてのようで、とてもキレイでした。
https://teaser.toyama-stationcity.jp
一時期の寂れた駅前から見違えるように美しくなりましたね〜
やはり新幹線が開通すると街が変わりますね。周囲にはホテルも新たに建設されている他、若者の姿が多数あったのが印象的です。

館内のフードコート「富山湾食堂」にて。
https://toyama-stationcity.jp/shop/detail.php?id=191


マルートの中には、富山県の自動車メーカー「光岡自動車」のクルマも展示されていました!


さて、エネルギーも養われたのでG.W後半、引き続きブログアップしてまいります!(^o^)
この記事へのコメント
石畳
富山の市電はおしゃれになりましたね。
路面が濡れていると、さらに映えますね。
なまっくす
最新(?)の市電(LRT)はかっこいいですよね〜
乗り場もなかなかシンプルかつおしゃれになっていて古臭さがないのが、新しい駅舎とマッチしていると感じました。