(新型LSは4月8日、MIRAIは4月12日の発売)

https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/35063079.html
装着グレードは、既報通り、ハイブリッドの「LS500h」
かつ「version.L」および「EXECUTIVE」
そして駆動方式は「AWD」に限られていることから、実際にこのADvanced Driveの恩恵を受けることができるオーナーはかなり少数派ですね。
特にFR仕様が設定されなかったのは、セッティングの問題など、とにかく時間がたりなかったことが伺えます。

さて、今回は年次改良とは異なる時期に新グレード(Advanced Drive)が追加設定されたのも珍しいことですが、Advanced Drive 装着車の特徴としては、ついに実現した、メーターパネルへの「12.3インチフルTFT液晶パネル」の採用もトピックスです。

また、自動運転技術には欠かせない、ドライバーモニター用カメラも備わっています。レクサスではかつて「GS450h」で初採用されていましたね。

その他、「ムーンルーフ」が標準装備になっていることも特徴と言えます。
(MIRAIよりLS”EXECUTIVE”が11万円高いのは、ムーンルーフ標準化の影響と思われます)
そして何より驚きなのは、目玉の「LiDAR」 が、結局フロントバンパーロア部分のみの装着ということで、フェンダー部分と、リアディフューザー部分は「後付スペース」となったのは衝撃です。(まぁそれでここまでの高精度を実現しているのはすごいですが・・・)
ニュースリリースではほとんどその事実について触れられていないのはちょっと不親切と感じました。(カタログでも限定的な記載しかありませんし・・・)
実物を見ないとなんとも言えませんが、「後付スペース」ということであれば、表面上隠すような(カバーのような)ものもあればよいですね。
▼フロントフェンダー

▼リヤバンパー

そして、予告通り、「ソフトウェアアップデート機能」(OTA)も搭載、果たしてどこまで機能アップを行ってくれるのか未知数ではありますが・・・ナビゲーションの追加機能もほとんどアップデートされていない現状なので、あまり過度な期待はできませんが、良い意味で裏切ってほしいですね。
日本語フォントが変なのはちょっと気になる(笑)

なお、アップデートの内容によっては追加の「LiDAR」を装着しなければならないこともあるようです。
将来的に現行のレベル2からレベル3への移行の際は、「LiDAR」の追加装備が必要なのでしょうね。

かねてから言われていたとおり、今後は他車種にも「Advanced Drive」を搭載していくということですが、今回の「LS」(およびMIRAI)での価格が一つの基準となりそうです。
トヨタ・MIRAIでは「約55万円」の差額ですが、LSは version.Lでは「+98万円」、 EXECUTIVEでは「+66万」という違いも面白いですね。(ムーンルーフ標準化の影響と思われますが・・・)
まぁ、少なくともレクサスブランドでは最低でも約「55万円〜66万円」は追加コストが必要、ということなのでしょうから、必然的に搭載されるモデルは絞られるように思います。今後、フロントフェンダー&リヤバンパーに追加される「LiDAR」が設定される頃には、コストが低減されていればいいのですが。

さて、その他では、ディーラーオプションでは新型ホイール(アルミホイール TYPE B)が追加されています。(だいぶレアなホイールになりそう)

最後に・・・
今回のLS「Advanced Drive」搭載車発売を期に、「取り扱い説明書」もダウンロード可能となっています。
各種センサー類の位置などもよくわかりますので、マニアックな方はぜひチェックしてみてください!
https://manual.lexus.jp/ls/
新型「NX」での「Advanced Drive」設定にもぜひ期待したいところですが、ベース車両に加え、最低でも「+55万円〜66万円」 ということを考えると、派生モデルの投入は厳しいかもしれませんね。
ホンダ、レジェンドがLiDARを5つ搭載して、ベース車両価格から約380万円高い設定…
今回LSやMIRAIはLiDARを1つ搭載して55万円〜ということは、LiDARがまだまだ相当高価であることが伺えますね。
この記事へのコメント
ネルソン
軍事兵器では、本体導入時は一部装備を省いて予算を節約し、後に予算がつき次第調達して装備するというやり方がよく見られますが、LIDARがあまりに高価だったという事でしょうか?
自動車という商品は、純正装備はパッケージで販売され、後日装備を追加する場合は基本的には個人のカスタムが主流ですが、装備の後付けを個人ではなくメーカーでも出来るようになると夢が広がりますね
軍事兵器のように、古くなった装備を新しい装備に更新し、同じ車で常に最新装備を利用出来るようになったりすると、新車は売りにくくなりそうですが、愛着のある車により長く乗っていられるようになって良いと思います
かもそ
あと、グローバル市場車は、新法規対応も増加傾向と、経産省が資料出してます。
かずぽん
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/04297/
ちょっと腰砕けぎみの発表でしたね。やはりLiDARセンサーを4個となるとコスト的にかなり厳しかったのでしょうね。
結局今回の発表では「Lexus Teammate」という名称は使われずに「Advanced Drive」という名前に変えたのはまだLexus Teammateレベルには達していないということなんでしょうかね?
またこのアナウンスの際に出ていたフロントLiDARセンサーの汚れを取るために付いていたウォッシャー機能は量産車には付いているんでしょうかね?
なまっくす
まさかLiDARの大部分が後付とは驚きました・・・
実物をまだ見てないのでなんとも言えないのですが、見た目がおかしくないか心配です。(なんとなくカバーがあるような気も?)
OTAによるアップデートも、このLiDARの追加が必要になるケースがあるということなので、相当高額なのでしょう・・・。
私的には、このLiDARも含め、足回りの換装などのアップデートサービスがあれば良いと前から思っていましたので、商品サイクルを長くすることもSDGsの観点から歓迎です。確かに新車販売、という観点では相反するものですが、これだけの高額車両なのですから、追加パーツによるアップデートはぜひ検討してほしいものですね。
なまっくす
なるほど、また正夢になりそうですね!
表向きは半導体不足ですが、その他の要因もあるのでしょうね・・・
なまっくす
新型LS(Advanced Drive)近々乗る予定があるのでチェックしておきます!LiDARセンサー、本当にびっくりしました。LSでの金額アップがレジェンドよりはるかに低いのはこういう理由が・・・市販価格ベースだと1個あたり50万円ぐらいするんでしょうね。
かずぽん
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1320169.html
何と左右と後方のLiDERは無償でハードウェアアップグレードするとの予定の様です。
トヨタとしてはレベル3対応で予定していたものの、現時点ではデータの収集やソフトウェアの開発に時間が掛かると判断したのでしょうか?
それにしても高価と思われるLiDERを3個もアップグレードしてくれるとはとても今までのトヨタの商売とは思えない(笑)サポートですね。
これでホンダのレジェンドとの差が開いてしまいそうですね。
なまっくす
貴重な情報ありがとうございます。この記事は見逃していました!
なんと、無償ですか〜
信じられないような驚きですね!
取付工賃も不要だとすると、逆にお買い得な感じもしますね(笑)
とはいえ、レクサスLS500hは高価なので・・・その他の車種での価格引き下げに期待したいところです。