タイトルの通り、2020年11月に発売され、好調な販売が継続しているレクサスのFRスポーツセダン「IS」(IS350/IS300h/IS300)が2021年3月31日をもって、現行モデルに関していったんメーカーへのオーダーが終了となります。

既報のとおり、新型レクサスIS自体は恒常的な納期待ちが解消されないこともあり、2月下旬頃からメーカーへのオーダーは停止されています。
しかし、2021年3月31日に各販売店から、メーカーへ一斉にオーダーが可能となっている模様。(今までの受注分をまとめてメーカーへ発注する)これが最終オーダーとなり、4月1日以降はメーカーへの発注は停止されるとのことで、レクサスISをご検討されていらっしゃる方は、3月31日まで残されたのは数日のみという状況です。

原因としては昨今、ニュースでも取り上げられている 「ルネサスエレクトロニクス那珂工場」の火災による半導体生産不足が主な原因とされています。
もともと新型ISの納期が4ヶ月〜6ヶ月(特別仕様車は更に長い)だったことに加え、半導体不足でこれ以上の受注を受けることができず、オーダーストップに至った、ということの模様。
レクサスに限らず、その他の車種でも同様に納期が遅延している車種も発生しているようですが、車両の受注をいったん停止するというのは珍しいですね。今後は他の車種でも広がる可能性はあるかもしれません。

ただ、新型IS自体が「販売中止」というわけではなく、半導体不足が解消されれば、オーダー再開の可能性はあるようです。
しかし問題は「年次改良」が行われるということ。
通常、納期待ちが発生するモデルでは、初年度の年次改良を見送る、または延期するケースがあります。最近では「レクサスES」、「レクサスUX」では年次改良を遅らせましたが、新型ISに関しては、発売から1年未満の2021年9月〜10頃には、「年次改良」を実施し、2022年モデルの受注・生産が開始されるとのことです。
改良内容は現時点では一切不明ですが、現行モデルとは仕様・価格が変更されるのは間違いなさそうです。
(なお、現時点では日本では「IS500」の商標登録は確認できていません)

また、好評を得ているF SPORT特別仕様車 ”F SPORT Mode Black"については、現時点ではまだ発注可能ですが、2022年モデルでは設定される可能性は低いとの話で、いったん終売となりそうです。

最大の販売国である北米市場に「IS」を振り向けたり、北米専用車「IS500」(および「IS500 "F SPORT PERFORMANCE"」 を展開する必要があるため、必然的に日本に車両を配備することができないのでしょう。このような状況では、日本市場での「IS500」の展開はますます厳しそうですが、2021年秋にISが年次改良を実施することで更に商品力が向上するのは喜ばしいことといえます。
結果的に、新型ISのリセールバリューが高まることにもなりそうです。

そして最後に・・・
2021年3月31日までにレクサス販売店で商談を完了、契約を行わないと、2021年3月31日のメーカーへのオーダーが間に合いません。そして、2021年夏〜初秋の2022年モデルの販売開始までは、IS自体の契約ができなくなる可能性が極めて高い状況です。
現在商談中の方にはすでに各販売担当から連絡が行われているかと思いますがご留意ください。
この記事へのコメント
HIRO
なまっくす
新型ISでのご契約、誠におめでとうございます。
この度は滑り込みセーフでしたね!
約半年待ちですが、本当に楽しみですよね。
どのような年次改良が実施されるかちょっと心配ではありますが、さすがにそれほど大きな改良はないように思います。
通りすがり
なまっくす
コメントありがとうございます。
・・・となるとファインチューニングですかね・・・
あとはボディカラーの追加ぐらいでしょうか?