
早速ソフトトップ開閉動画を撮影してきましたので共有させていただきます。
約15秒ほどでキレイに開閉するソフトトップルーフはそのギミックとともに必見!
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【YouTube】LEXUS LC500 convertible ROOF OPEN/CLOSE
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では、以下、LC500/LC500h(2020年モデル以前)から変更されている点をざっと取り上げてみたいと思います。
外観はほぼ変わりありません。ショーモデルのように、ホイールが変更されていればよかったのですが・・・
21インチ鍛造アルミホイールはLCクーペと同様です。

リヤビューは、ソフトトップルーフが目立ちますね。
ルーフのサンドベージュは、内装カラーが「オーカー」のときのみ選択可能となっています。

変更のポイントは主に内装。
まず、目立つのは専用の「セミアニリン本革シート」。
形状も、ステッチも、LCクーペとは大きく異なります。ただ、それ以外は大きく変わるところはありません。

オープンカー特有の装備であるネックヒーター。
吹き出し口は手動で調整可能です。

LCクーペでは質感がいまひとつだった、シートベルトガイド(ストッパー)が見栄えのよい仕様に変更されています。
サテンメッキの加飾もあり、これはいいですよねぇ。

シートを前方に倒すためのレバーにも変化が。こちらも樹脂製でLCでは数少ない質感がいまいちな点でしたが、改善されました。

ヘッドレスト裏のレクサスエンボス。
空気を取り入れるネックヒーター部分もずいぶんイメージが違いますね。

ドアトリムは「アルカンターラ」から汚れやホコリにも強い、合成皮革に変更。
デザインが今ひとつ不明ですが、独自の幾何学模様の入った合成皮革に変更されていますが、質感も十分でした。
(ビニールっぽいL-Texだったら嫌だなぁ・・・と思っていたのですが、大丈夫でした!)

拡大。部位によりパターン(柄)が違って見えるのが面白い。
ドアトリムのアンビエントライトは特に変更なし。もう少し明るくてもいいのになぁ・・・

ドアトリム全景
パワーウィンドウスイッチは変更なし(LSとは違い、メッキ加飾のまま)
私的にはドアトリムアームレスト部分の合成皮革のクッションをもう少し強くしてほしかった・・・

ステアリング部分は特に変更なし。
ただし、ライトスイッチは法規制対応をふまえ、LCクーペと同様、OFFができない仕様に変更されています。

サンバイザーはアルカンターラ/ベレーザから、合成皮革へ。
ここの合成皮革は厚みも薄く、ちょっと質感が低下したと感じるところです。
バニティミラーのランプはLCクーペと同様、LED化されていません。(スペースが狭いからしょうがないのか?)
一方ルーフ内側の合成皮革の質感は及第点というところでしょうか。

日よけのためか、サンバイザーの形状自体が変更されています。

タッチパッドのパームレスト部分とその手前のコンソールボックス開閉スイッチが意匠変更されています。

開くとソフトトップの開閉スイッチとウィンドウスイッチが!
このギミックはなかなかいいですね!ここにスイッチを設置するとはいいセンスと思いました。

ルームランプは、サテンメッキの加飾が、「ピアノブラック」に変更されているところがLCクーペとの違いです。
ルームランプの仕様自体は変更ありませんので、あいかわらず室内全体を照らすものではありません。

運転席足元。
LCクーペも同様ですが、ブレーキペダルの形状が変更されています。(滑り止めのパターンも変更あり)
これはマニアック過ぎますね。

後席シート。
一見変更ないように見えますが、ドアトリムの「穴」が目立ちます。
ここはディーラーオプションの「ウィンドウスクリーン」を設置するためのものということが判明していますが、もう少し目立たないようにできないものですかねぇ・・・

後席シートベルトを「留める」ためのレザーバンドが追加されています。なかなか可愛い!

小型ですが街乗りでも十分風の巻き込みを防ぐ、ウィンドウディフレクター。もう少しLEXUS ロゴが大きくてもいいのでは?と感じました。

さて、あとの違いはトランクルーム。
ハイマウントランプがトランクに追加されていますが、トランク天面部分にも赤色のリフレクターが・・・
ここのデザインは賛否わかれそうですね・・・。テールランプが特徴的だけに、ハイマウントランプは割と平凡なデザインに感じます。

トランクを開けてみると・・・トランクパネルの形状がクーペとは異なることに気づきます。
クーペよりもトリム部分が狭く、カーボンが目立つようになっていますね。

やっぱり狭いですが、オープン時でもクローズ時でも容量に変更がなく、ハイブリッドの「LC500h」とはそれほど変わらない容量を確保しているのは評価できるポイントです。(絶対的には狭いです・・・)

「LC500h」と比べどこが狭くなっているかというと、「高さ」ですね!
クーペの「LC500h」のトランクに「LCカタログ」をおいた場合が以下の通り。天井の高さと、カタログの高さに注目してください。

さて、LC500コンバーチブルは以下の通り。
なんと、「高さ」がLCカタログよりも低くなっています!!これは要注意です!
スーパーの「かご」などは入りますが、アタッシュケースなど組み合わせによっては高さが引っかかるものがあるかもしれません。

LEDトランクランプの位置が右側(運転席側)に少し寄っています。

あとはトランクトリム上部の「とって(ハンドル)」の向きがなぜか逆になっています。(なんで?)
次モデルでは軽量モーター採用して電動にして欲しい・・・(BMW8シリーズも電動ですしね・・・)

ルーフクローズ時。ソフトトップ特有の「折りジワ」がないのが見事です!
で、私も気になっていた、リヤウィンドウの狭さ(後方視界)ですが・・・

ルームミラーから見える範囲ではほとんど問題ありませんでした。
ルームミラーからは十分後方が見えますので、ブラインドスポットモニターなども併用することでクローズ時でも運転に支障はないのではと思いました。

直接振り返ると、ピラー部分が太くてちょっと狭さを感じますね・・・

それにしてもルーフ動作中のギミックは見事・・・
コンバーチブル専用の大型のアルミ製大型ブレースや、狭いスペースに見事に折りたたんで格納されるソフトトップルーフの動きは素晴らしい!

金属などの機械ばかりかと思いきや、「ひも」なども多数使用されており、ルーフの開閉をキレイにするために使用されているようでした。

ルーフ内側はファブリックなので、天井に髪が触れても痛くありません。
写真でもなんとなく柔らかさが伝わるのではないでしょうか?

それにしてもソフトトップルーフがキレイですね!
惜しむらくは、2021年モデルのラインナップは「ブラック」、「サンドベージュ」の2種類しかないことです。
少なくとも「レッド」は欲しいところ・・・。「グレー」などもにあいそうですけどね。

LC500 Convertible、まだまだ街なかで見かけるのは先になりそうですが、「特別仕様車」の抽選も完了、かなりの高倍率だったようですが、万一キャンセルがでれば、明日(7/16〜)連絡があると思われます。
スペシャルな内外装を手に入れられる方はホント幸運ですね!

https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/32732194.html?padid=ag478_from_kv
なお、試乗車などはまだ殆どの販売店には届いていないようです。なお、展示車については東京エリア、「レクサスインターナショナルギャラリー青山」に7月15日から展示されています。
https://lexus.jp/dealership/lexus_gallery/aoyama/
この記事へのコメント
うめてん
ルーフの開閉は折ジワもなく静かで良いですね。内装は白が特別色になってしまったので通常注文ではルーフの色からオーカーが人気になりそう。
後席ドアトリムの穴はDOPのウィンドスクリーン挿す為だけに開けっ放しというのはレクサスらしくないですが、後ろに人を乗せない前提の割り切りでしょうか?せめてOPでもいいので蓋が欲しい所です。
星
ブザービーター!
私もMyディーラーからLCのDMが届いたので、ディーラーに試乗に行こうかと思いましたが、なまっくすさんの情報からすると、まだまだ試乗は難しそうですね…都合が合えば、青山に行って実車を見てみようと思います。
なまっくす
LCコンバーチブル、本当に発売したの?と思うぐらい展示車・試乗車のでまわりが悪いようです。
せめて名古屋・ミッドランドスクエアには展示してほしいですね。
都内でも試乗車が入るのは早くても8月頃になるのではと言われています。需要の大部分を北米が占めるのでしょうがないとは思いますが、日本の生産も少し増やして欲しいところですね。
後席ドアトリムの「穴」はホントそのとおりで、ウィンドスクリーンを使用しない人は埋めるためのパーツがほしいですよねぇ。アフターパーツメーカーが出してくれる・・・といいのですが。
なまっくす
安心して乗るにはハードトップなのですが、最近のラグジュアリークラスはほとんんどソフトトップですね・・・
軽量化とスタイルの柔軟性を考えるとやむを得ないのかもしれません。
なまっくす
残念ながら試乗車はほとんど出回っていないようです。インターナショナルギャラリー青山で要チェックですね!
(LEXUS MEETS…ができて以来、ちょっと存在が地味なのか、いつも空いていますね・・・)