新たなフラッグシップSUV Audi Q8 発表!

アウディから、新型SUV 「Q8」がついに発表!
最近流行のクーペスタイルのSUVで、今後ブームになりそうなジャンル。
ポルシェも「カイエンクーペ」、BMWは「X6」、レクサスも来年以降に「LF-1 limitless(LQ?)」の発表を予定しているなど、スタイリッシュなラグジュアリーSUVクーペは各メーカーの新たなイメージリーダーとして注目ジャンルといえそうです。

https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/q8/q8/catalogue.html

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Q8の価格帯はフラッグシップモデルとしては意外に安く、デビュー時に準備された以下の3車種は、車格と内装の質感から見ると、最近インフレ気味のアウディ車ではリーズナブルにさえ感じます。(税8%込み価格)

「Q8 55 TFSI quattro」・・・約992万円

「Q8 55 TFSI quattro debut package S line」・・・約1102万

「Q8 55 TFSI quattro debut package luxury」・・・約1102万


というものの、一部の安全装備や快適装備がセットになった「コンフォートパッケージ」はオプション(約73万円)
輸入車の性格上、多くの車両はこのオプションが装着されていると思われますので、実際は1100万〜1200万円というレンジの価格になりますね。
こうなるとますますセダン型の車が売れなくなりそう・・・レクサスもLSの販売に急ブレーキがかかっていますが、BMW7シリーズもアウディA8も新モデルは街なかで見かけることは皆無といっていいほど。


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Q8の価格等、詳しくはワンダー速報さんが半月ほど前にレポートされています。

■【価格は1010万円から!】アウディQ8のココが凄い!見積もり公開!スペックや装備を分析
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2799.html



なかなか魅力的なQ8ですが、ボディサイズが 4995mm(長さ)× 1995mm(幅)×1705mm(高さ)と大柄のため、特に幅がほぼ2メートルに達するため、駐車場は平置き以外では駐車が困難でしょう。
タワーパーキングでは2050mm幅まで入庫できるものもありますが、タイヤ幅とドアミラー込みの幅が「2190mm」あるので、センサーに引っかかり入庫できないケースも考えられます・・・需要のある都市部では非常に厳しいと思われます。



インテリアは新世代アウディに倣い、近未来感あるもので、所有感を感じることができそうです。
仕立ての良さそうな「バルコナレザー」はアウディ車では珍しい「シートベンチレーション機能」および「マッサージ機能」を一部グレードに備えています。

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スポーツパッケージ(S-line)では、スポーティな外観や22インチホイールを装備、サスペンションにはスポーティなチューニングを施したエアサスペンションを装備。室内もアルカンターラ&本革シートを備えるなど内外装の質感は高そうです。

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73万円のセットオプションである「コンフォートパッケージ」にはなぜか4輪操舵(レクサスでは「LDH」)が装備されており、最小回転半径が「6.2mから5.6m」一気に60cmも短縮し、取り回しの良さも発揮。(だから”コンフォート”なのか?)
レクサスだとFR系車種かつ「F SPORT」系にしか装備されませんね。

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その他、レクサス系にはない装備としては以下のものが挙げられます。
特に48Vマイルドハイブリッドシステムは、アイドリングストップ車特有の不快な振動を軽減しており、加速感も感じられるもの。重量級の「Q8」でどれほどのパフォーマンスを示すのか機会があれば試してみたいです。


・48Vマイルドハイブリッドシステム
・HDマトリクスヘッドライト (高性能可変ヘッドライト)
・バーチャルコクピット(フル液晶メーター)
・カーブストーンアシスト(縁石ガリ傷防止カメラ)
・エグジットワーニング(ドア開閉時警告機能)
・エアクオリティパッケージ(空調にイオン化+フレグランス機能付加)
・マルチカラーアンビエントライティング(色・照度切り替え機能イルミ)
・ダンピングコントロールサスペンション(4輪独立制御ダンパー)

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またレクサスでは「LS」にしか備わっていない以下の装備も備えています。
さすがにアウディA8には及びませんが、Q8も非常に充実した装備を誇っていますね。


・フロントクロストラフィックアシスト(前側面方向モニタリング)
・パワークロージングドア(前後席オートドアクローズ)
・フロントシートマッサージ機能


しかし、アウディの日本市場における販売はここ数年、壊滅的な状態にあり、「ボルボ」や「BMWmini」を下回ることも珍しくありません。
すでに市場に投入されたQ5やディーゼル派生モデル、そして今回の新たなフラッグシップSUVモデル「Q8」、エントリーモデル「新型アウディA1」の投入などで日本市場での輝きを取り戻せるでしょうか、私もかつてはアウディ車を保有した経緯がありますので、今の苦境をなんとかして乗り切って欲しいと思うのですが・・・

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この記事へのコメント

  • ヒュンダイかどこかにデザイナー引き抜かれてからのアウディはイマイチ惹かれないなぁ
    良い車だとは思うけど
    2019年07月03日 21:56
  • 興味ない人からはそうは見られないかもしれないけど
    SUVが好きで購入を検討した人からは価格相応の劣化カイエンとしか見えない悲しさがありますね
    2019年07月03日 22:34
  • Danmarino

    お疲れ様です!
    同じクラスの車でもレクサス、メルセデスベンツ、BMWと比べるとなぜか高いと感じてしまうんですよね。イメージがついてしまったのでしょうか。でもA4は高めだと思います。
    2019年07月04日 00:56
  • なまっくす

    to 星 さん

    ここ最近のアウディのデザインはかなり癖が出てきましたね。
    ヘッドライト点灯の仕方などもだいぶ好みがわかれますし・・・

    価格がもう少しこなれていれば良いのですが、安全装備も高価なオプションであることが多いので・・・

    しかし、Q8の実車、ぜひ見てみたいです!
    2019年07月06日 19:43
  • なまっくす

    to 匿名さん

    なるほど、そういえばカイエンとは共通部分が多そうですね。
    カイエンクーペとQ8、ぜひ見比べてみたいです!
    カイエン系はオプションで価格が釣り上がるから悩ましいですね。
    2019年07月06日 19:44
  • なまっくす

    to Danmarinoさん

    もともとAWD系が中心なので価格が高めなのに加え、安全装備などもオプションになっていることが多いので、総額は大きくなってしまいますよね。

    ベンツ、BMW、レクサスは店舗やショールームも増えましたが、アウディの露出が極端に減ってしまっているのも残念です。

    A4も今公式で100万円サポートセールをやっているぐらいなので、非常に厳しい状態にあると思います。
    2019年07月06日 19:47