
夜間の視界確保に非常に有用な「アダプティブハイビームシステム[AHS]」は、「3眼フルLEDヘッドランプ」とセットで装備されると予想されますが、新型LSで採用された、「上下2段式アダプティブハイビームシステム[AHS]」がレクサスESにも採用見込みです。

2018年7月現在、レクサス/トヨタ陣営では、「上下2段式AHS」を備える車種は新型「LS」のみであり、「ES」(ES300h)が採用2例目となる見込みで、新型LSと同様、「片側24個」のLEDを制御し、かなりきめ細かいライトの点灯/消灯が可能になるようです。
また、ESのAHSには、更に新機能が追加され、「雨天時モード」も追加されるとか・・・
これはおそらく雨天時にライトの方向を変更させ、より視界を確保するものと考えられます。(フォグランプのように路面近くを照らすなど)
マツダ車やジャーマン3などの輸入車勢はトヨタ/レクサス陣営が採用する「AHS」を更に進化させ、速度や走行シチュエーションによりヘッドライトの照射範囲を変更させるシステムを導入しているケースも多いですが、レクサスESに採用されるものは、「雨」に対応した類似システムといえるのではないでしょうか。

雨天時には路面の起伏等(アンジュレーション)が分かりづらくフォグランプを点灯する方も多いと思いますが、LEDヘッドライト装着車ではフォグランプが廃止されている車種も増えており、それに対する対応ともいえそうです。
その他、低速度でカーブをする際に夜間や雨天時に進行方向の路面を照らすことで視界を確保する「コーナリングLEDランプ」も採用になると思われ、レクサスESには様々なシチュエーションで安全に運転できる装備が備わっていると思われます。

もっともメルセデス・ベンツなどは「片側84個」のLEDを制御する「第二世代マルチビームLEDヘッドライト」を備え、650m先まで照らすウルトラハイビームを搭載するなど、さらなる高性能を誇っています。

BMWも7シリーズ等ですでにレーザーライトを実用化しており、こちらも約600m先まで照らし、そのライトのデザインも個性的です。

なお、11月下旬に発表されるとされる「UX」に関しては、2段式ではない「AHS」が設定される見込みです。
とはいえ、従来のレクサスヒエラルキーでは「UX」クラスでは単なる「ロー/ハイ」切り替えの「オートマチックハイビーム」のみの採用でもおかしくありません。UXはNXと同様非常にコストパフォーマンスのよい車種と思います。

この記事へのコメント
tomy
FスポーツpartsのTRDも9月始めからでも設定可能だと聞いて安心しました。
tomy
なまっくす
コメントならびに貴重な情報ありがとうございます。
予約に関しては、販売会社によりずいぶん違うようなのでまだ受け付けていない店舗もあるようですが、遅くとも8月に入ると受付開始するのは間違い無さそうですね!
TRDパーツ、かなりかっこいいのでぜひ装着したいですね〜
ほんと待ち遠しいですね。羨ましい〜
なまっくす
なるほど、年内納車は厳しい感じなんですね。生産工場の宮田工場のキャパが逼迫しているのも原因かもしれませんね。
少し残念な気もしますが、リセールを考えると年明けのほうが良いですね!
8月末に発表予定だったe-tronの延期後の日程が発表されました。
9月17日にあっちは発表されます。
同時期にメルセデスのEQCも発表されるのでもしかしたらメルセデスが世界初ってパターンもあり得ますが…。
ESは日本初は死守できそうなので発表されたときは話題になりそうですね!
https://www.carscoops.com/2018/07/2019-audi-e-tron-debuts-september-17th-reservations-will-cost-1000/
なまっくす
情報ありがとうございます。バーチャルミラーは一気に各車が発表しそうですね!レクサスESの社内資料にも「世界初」の文言は入っているので、実際に市場に出回るのはESという自負があるものと想像します。
ただ、見た目、実用性ともになかなか難しいようで、賛否両論さまざまな意見がでてくるのは間違いないですね。
AudiのそれはOLEDを使用したモニターのようですのでかなりきれいに見えるようですが、肝心のカメラの性能がどうなるのか、付加機能はどれぐらいあるのかなど、ぜひ比較してみたいですね。