新型クラウンでは、トヨタ自動車が今後力を入れる、”コネクティッドカー”の第1弾として、スマートフォンアプリとの連動(LINE等)や、車体本体自体のバージョンアップ(機能追加・向上)を行う機能(どこまで実現するかは未知数ですが・・・)を備えるなど、先進的な機能が注目さらえますが、同じラグジュアリーセダンである、レクサスブランドの「GS」や「LS」と装備面での差は気になるところです。
なお、新型クラウンの3.5Lモデルに関して、レクサスLS(LS500h)やLC(LC500h)と比べ、JC08モード燃費がずいぶん良い(18〜17.8km/L)ため、エンジンやモーター出力がデチューンされているのでは?と気になっていたのですが、これもなんとスペック上は同じであることが判明しました。
■新型 クラウン 3.5Lマルチステージハイブリッドモデル エンジン仕様
以下の通り、レクサスLC/LSと同一です。
・エンジン 最高出力 (kW(PS)/r.p.m) :220 (299) / 6,600
・エンジン 最大トルク(N・m(kgf・m)/r.p.m):356 (36.3) / 5,100
・モーター 最高 (kW(PS)) :132 (180)
・モーター 最大トルク(N・m(kgf・m)) :300 (30.6
新型クラウン3.5Lモデルの重量はTNGA移行により、「約1,870kg〜約1,900kg」となりかなり重いです。
LSよりはかなり軽いですが、LCとは100kgしか重量が変わらないにもかかわらず燃費がかなり改善されているので、エンジンとマルチステージハイブリッドの制御の仕方が、LCとはだいぶ異なり、LSのようにかなりマイルドになっているものと推測されます。しかし、今ひとつ評判のよくない、マルチステージハイブリッドモデルにおけるエンジンON-OFFの煩雑さがどれぐらい改善されているか注目したいところです。

され、新型クラウンの”3.5Lマルチステージハイブリッドモデル”(※)について、新型レクサスLSやGSには備わるが、新型クラウンでは見送られていると推測される装備を列挙してみたいと思います。
※2.0Lターボ、2.5L直4エンジン+ハイブリッドモデルでもほとんど同じです。
(いずれも推定ですので、実際は新型クラウンには備わっている可能性もあります。ご容赦下さい)
なお、3.5Lハイブリッドモデルの車両本体価格・見積書等は以下の記事に掲載しています。
http://www.namaxchang.com/article/459470307.html
<新型クラウンには無いと思われるが、レクサスGS(GS450h)には備わる機能>
■動力性能系
・純正19インチ アルミホイール
・純正19インチ ノイズリダクションアルミホイール
・LDH(後輪操舵)
・“F SPORT”専用オレンジブレーキキャリパー
■内装・快適装備
・セミアニリン本革シート
・本木目/バンブーステアリング
・本木目/本アルミインテリアパネル
・12.3インチワイドモニター
・LEDアナログクロック
・多機能運転席パワーシート(16〜18way)
・多機能助手席パワーシート(18way)
・電動オットマン(助手席)
・電動調整式フロントヘッドレスト
・助手席シートポジションメモリー
・レクサスクライメイトコンシェルジュ
・パワートランクリッド
・セルフパワーサイレン
<新型クラウンには無いと思われるがレクサスLS(LS500h)には備わる機能>
■動力性能系
・純正20インチ アルミホイール
・純19/20インチ ノイズリダクションアルミホイール
・対抗フロント6pot/リヤ4potブレーキキャリパー
・LDH(後輪操舵)
■安全装備系
・フロントクロストラフィックアラート[FCTA]
・レーンチェンジアシスト[LCA]
・ドライバー異常時停車支援システム
・アクティブ操舵回避支援機能付きプリクラッシュセーフティシステム
■内装・快適装備
・セミアニリン/Lアニリン本革シート
・本木目ステアリング
・本木目/本アルミ/切子硝子インテリアパネル
・12.3インチワイドモニター
・LEDアナログクロック
・多機能運転席パワーシート(20〜28way)
・多機能助手席パワーシート(18〜28way)
・レクサスクライメイトコンシェルジュ
・電動オットマン(左後席)
・電動調整式フロントヘッドレスト
・助手席シートポジションメモリー
・パワートランクリッド
・ハンズフリーパワートランクリッド
・セルフパワーサイレン
・電動サンシェード (リヤドア・リヤクォーター)
・後席自動リクライニング機能
・多機能パワーイージーアクセスシステム(オートリフトアップ等)
・ウルトラスエード®ルーフ / サンバイザー
・リヤマルチオペレーションパネル(液晶)
・後左右席大型ヘッドレスト
・助手席420mmロングシートスライド
・降車時リクライニングサポート機能 (後左席)
・フロントリフレッシュシート
・温感リラクゼーション機能 (後左右席)
レクサスとの装備差は確かにありますが・・・
それにしても、3.5Lハイブリッドモデルの車両価格はバーゲンセールと言わざるを得ませんね〜
次回の記事で書きたいと思いますが、レクサス車にあてはめると価格設定がおかしくなってしまいます(笑)

この記事へのコメント
通りすがりのファン
今回のクラウンに搭載される3.5ハイブリッドは、
私の邪推では、19型GS450hと20型クラウンハイブリッドの時と同じように、最終減速比に差をつけて、同じ出力でもLCは加速重視、クラウンは燃費重視と差別化されているのではないか?と考えています。
クラウンの性格や用途からも、LCh程の派手な咆哮や動力性能よりも、静かで優れた環境性能の方が喜ばれるでしょうし、、、
なまっくす
同感です。
まだパワートレーンの制御の違いが確認できていないのですが、LCとLSでもかなり味付けが違いますし、新型クラウンは重量が近いLCとかなりモード燃費が異なりますので、制御を変えてきていると思います。国内専売モデルなので、街なかで乗りやすい制御になっていればいいですね。現状のマルチステージハイブリッドモデルはかなりエンジンのon-offが煩雑なので、フォーマルな車では要改善という意見が多いと思います。