メルセデス・ベンツ 新型Eクラスをチラ見してきた が?

都知事選に投票後、近隣のメルセデス・ベンツ店へ1年半振りの訪問。
目的は話題の新型「Eクラス」でしたが、あいにく37度以上の熱があったので適当に写真を撮影して辞去。
体調万全ならぜひ試乗したかったです・・・。

展示車は E200 アヴァンギャルド SPORTS。(7,270,000円)
レクサスで言えば、「GS200t F SPORT」のライバルといったところでしょうか。
GS200tのF SPORTは「6,599,000円」の予定なので、約60万円の差ですね。
(安全装備・先進装備などはかなり違いますが・・・)
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リヤはやっぱりCクラスと見分けがつきにくいです。従来のほうが高級感あったと思います。
(車両価格を考えると現行Cクラスはホント良く出来ていますね)
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ドアをオープンした途端に派手なアンビエントライトでお出迎え。
これはレクサスやアウディにはない表現。(これらはもっと光が控えめ&イグニッションOnで点灯等)
ちょっと派手すぎる印象がありましたが、64色あるので好みに変更できると考えると素晴らしい。輝度も調整可能。
しかし、相変わらずベンツはドアの開閉時の音がいいですね!
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噂の12.3インチのツインモニター!大迫力ですが、いかにも全面液晶で長方形の枠。
私は液晶賛成派ですが、あまりにも平面的でつるつるパネル。もう一捻り欲しかった感が。
高精細でとても深夜のロングドライブなどでの眼の疲労度・高年齢層への配慮など、どうなんでしょうね。
私的には見やすいと思いますが、これが自動車評論家にどのように評価されるのか関心があります。
<日本車でこれだけの面積の液晶メーター採用したらボロクソいわれるでしょうでしょうね(笑)>
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インテリア全景。非常に見栄えが良いです。しかし、モニター部分以外はCクラスとあまり区別がつかない?
こまかい部分はもちろん違いますが、正直なところ、価格差ほどの差があるかというと?
現状の日本導入モデルではブラック系統の色しかないのが残念。
レザーパッケージ(有償:45万円)以外では合成皮革がメインなので、質感もそこそこといった感じ。
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面積の広い黒杢目のドアパネルもいい感じです。全般的に質感は高いですが、このあたりはCクラスが脅威の完成度だったのでEクラスになったからといって特段驚くほどのことはありませんでした。
アンビエントライトはリヤでも派手ですが、私は好みです。
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さて各地で絶賛されている(と思われる)新型Eクラスですが、未試乗という前置きですが、「静的質感」の観点では結構気になる点がありました。(期待が高すぎたのかなぁ。)

まずはフロント。見た目がCクラスなど見分けがつきにくいのはアウディやレクサスなども同傾向なので除外するとして、ロア部分の無塗装樹脂パーツが意外に目立つのにはガッカリ。高そうな感じはしませんでした。
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「天井の素材」、「Aピラーの素材」、「グリップ(天井にあるつかむところ)」、「サンバイザー」、「ルームランプあ周り」の素材は従来モデルもそうでしたが、非常に質素かつコストがかかっていません。
こんなところを気にする人は少数派でしょうが、私は新型車の場合は必ずチェックしています。新型EクラスはCクラスと同等で、車輌価格に見合ったものではないと思います。
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バニティランプの光源はLEDですが、質感がひどすぎる・・・。Sクラスとの差が激しい。
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後席。居住性は素晴らしいです。足元へのアンビエントライトもムーディでいい感じです。
しかし、「センターアームレスト」の質感や素材感は疑問が。素直に安っぽいです。
リヤのエアコン吹き出し口まわりも簡素なものです。(なんと独立温度調整ができない?)
これは新型アウディA4の方がいいですね。(レクサスGSもversion.Lだと独立調整機能あり)
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トランクもごくオーソドックスなもの。天井にはフック、サイドにはネットがありましたが、開口部手前の樹脂パーツの素材感も今ひとつですし、豪華なラゲージという感じはしません。
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まだまだこれからラインアップの拡充がなされると思うのですが、「静的質感」という意味では特段の感動はなかったというのが率直なところです。
E400を除いて内装は黒一色ですし、、、内装やインテリアパネルの組み合わせを選ぶ楽しさもほとんどありません。
現状ではHUDもごく一部のグレードしかオプション設定されていません。
海外での事前画像は素敵な内装がいっぱいあったんですけどねぇ。

事前スペックではGSクラスは「完敗」ってイメージを持っていましたが、価格以外でも内装の細かい部分の質感やシートの質感、レクサスクライメイトコンシェルジュの制御、内外装カラー&インテリアパネルカラーの組み合わせなど静的質感においてはレクサスGSが優位な点も結構あると感じました。

新型Eクラスはやはり「半自動運転」や「先進的な安全装備」の数々や「マルチビームLED&アダプティブハイビームアシストプラス」など運転しなければわからない魅力がポイントということなんでしょうね。

この記事へのコメント

  • DSS

    なまっくすさん、こんばんは。

    私も今日、羽田空港にあるMerecedes meに行ってみて、新型Eクラスを見てきました。(…と言っても、外装だけですが…)。なまっくすさん同様に感じられたのは、黒の樹脂部分です。

    特にEクラスのフロントバンパーの左右にあるフィンですが、同じく展示されていたGLCと同じで黒い樹脂でした…。なんか少し差別化できたんじゃないのかなって思いましたし、リアディフューザー部分も同じように樹脂で、良いお値段なのにもったいないな、って個人的に感じられました。

    余談ですが、個人的に良かったと感じられたのはライティングでした。テールランプはライトONで、LEDのつぶつぶが見えなくて、キラキラしていて、ヘッドライトもCクラスと差別化しているのかポジションのLEDのバーと言うのでしょうか、2本あったのは好印象でした。
    2016年08月01日 22:23
  • なまっくす

    to DSS さん

    羽田空港にも置いてありますよね〜!
    注目度はいかがでしたでしょうか?
    ライトは確かに素晴らしいですね。走行時はどんな感じなのか興味深いです!
    私も機会があればぜひ試乗して世界最先端といわれる技術を体験してみたいものです。
    2016年08月01日 22:37

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