オーダーメイドの「ビスポークビルド」についても21日までが申込期限のため、この土日が最後のチャンスです。申し込みがどれだけ増えるでしょうか?どれだけの倍率になるのか注目ですね!(当方も申し込んできます)

「LBX」について、いくつかコメントやご照会をいただいたものをざっとご紹介してみたいと思います。
あくまでも当方の見解ですので、ご参考程度とお考えいただければ幸いです。
■AWDを選んだほうが良いのか?
「LBX」では「FF」と「AWD」の価格差は26万円で一般的ですし、リヤサスペンションがトーションビーム式からレクサスで一般的なダブルウィッシュボーンサスペンションに変更されるのは注目です。乗り心地という面では、サスペンションの各パーツを細かく調整することにより乗り心地や操縦安定性を上下の挙動と左右の挙動を個別に管理できるなど、トーションビーム式よりもブルウィッシュボーン式の方がよいとされています。
トーションビーム式は比較的廉価な価格帯の車に使用されていますが、近年はトーションビーム式でもしっかりとした剛性や乗り味を実現している車も増えているようです。ただし、コスト低減が採用の主目的であることは想像に難くありません。

*「LBX」」機能詳細カタログ P10
ただ、トーションビーム式の場合、「軽量化」という点では効果があるようです。
「LBX」の場合、FFとAWDでは、なんと「80kg」も重量が異なります。レクサス「NX」では「約60kg」の差ですから、それよりコンパクトな「LBX」では「80kg」の差があるということは結構大きいかと思いますので、スニーカーのような軽快感を感じるのであれば「FF」方式のほうが良いのかもしれませんが、「LBX」に試乗できるのは早くても年明け頃と思われますので、現在予約注文される方にとっては悩ましいですよね。
当方の場合は「AWD」を選択するかなぁと思います。
現在所有している「ヤリスクロス GR-SPORT」はもともと固めなセッティングということもありますが、街乗りのちょっとした段差でもリヤの突き上げがちょっと大きいと感じています。
また、AWDにした場合、特に「市街地モード」のWLTCモード燃費の差が大きいことにも注目です。
FFでの街乗りは「28.1km/L」ですが、AWDは一気に 「24.7kmL」まで低下します。実に「3.4km/L」の差がありますので、年間の走行距離が大きい方は結構な違いがでてくるのではと思います。
一方、郊外モード燃費、高速道路燃費についてはどちらも「1km/L」程度の差しかありませんので、ストップ&ゴーの少ない場所をメインに走行される場合はあまり気にする必要がなさそうです。
■AWDとFFでラゲージの大きさ(高さ、長さ)に注意!
AWDの実車がないのでなんとも言えませんが、機能詳細カタログでしっかり確認が必要です。
高さだけでなく、長さも60mmほど異なるようです。
レクサスインターナショナルギャラリー青山に展示されていたのは、「FF」仕様でした。2段デッキボード仕様時はおおむね「AWD」に近い仕様になるのでイメージはしやすいかと思います。

▼FF 荷室高569mm(最大) 荷室長 748mm

*「LBX」」機能詳細カタログ P70
▼AWD 荷室高442mm 荷室長 683mm

*「LBX」」機能詳細カタログ P71
■自動駐車機能は使用しないが、アドバンストパークは装着不要?
これはできる限り装着をおすすめします。
「アドバンストパーク」をメーカーオプション装着すると、あわせて「パーキングサポートブレーキ(周囲静止物)[PKSB]」の機能が追加されます。
追加で超音波センサーが装備されることにより、「(半)自動駐車機能」を実現しているわけですが、これにより自分で駐車する場合にも、側方方向に対してもセンサーが検知しますので、特に、前進時、後退時に「内輪差」で巻き込みにより衝突の恐れがある際に、この「パーキングサポートブレーキ(周囲静止物)[PKSB]」は有用です。
当方も「NX」で数度、この機能で助けられたことがありますので、今後の装備可能な車種にはぜひ装着したいと思います。

*「LBX」機能詳細カタログP65より
■おくだけ充電はオプション必要?
「安い」というだけで装着するのは要注意です。
おくだけ充電の装着エリアには、金属物を置くことができませんので、注意が必要です。
また、現行規格でのおくだけ充電の充電速度は遅く、特に最近のスマートフォンで電池容量が大型のものを充電する速度はかなり遅いと言えます。
また、スマホケースをつけている場合は充電エラーになりやすいので、ストレスとなることもあります。
個人的には安いからといって無理に着する必要はないかなぁと思います。

■マークレビンソンオーディオは選択したほうが良い?
高価なメーカーオプション(税込み251,900円)の「マークレビンソン」オーディオ。
当方は過去に7台ほどレクサス車を新車購入しましたが、一度も「マークレビンソン」を装着したことはありません。
しかし、今回「LBX」を購入するのであれば、「ヤリスクロス」の経験をもとにすると、メインカーとするならば必須かなぁと思っています。

*「LBX」」機能詳細カタログ P73 より
理由としては、標準スピーカー数が「6」というのは明らかに不足していると感じるためです。(ヤリスクロスと同じ)
特に標準ではサブウーファーがないのは大きいです。当方が現在所有している「ヤリスクロス」でもここはかなり不満な点で、オーディオサウンド自体が軽くてスカスカした感じ。「LBX」では多少改善されているかと思いますし、スピーカー数が多ければ音質が良いというわけではないのは理解しているつもりですが、基本的に「10スピーカー」が標準のレクサス車において「6スピーカー」というのはコスト削減にほかならないかと思います。
また、「アクティブノイズコントロール」システムが搭載されるのは地味に大きなポイントと思いますので、既存のレクサス車から乗り換える方や、3気筒エンジン車のノイズを低減させるうえでは、ぜひ装着したいところです。ただし、装着すると「10kg」の増量となるのはやむなしょう。
「機能詳細カタログ」では「アクティブノイズコントロール」について詳細な記載がないのは少し気がかりです。
■e-ラッチインサイドドア照明とアウトドアハンドル照明の廃止
こちらは念のための注意点です。
web版では訂正済みですが販売店で配布されているカタログでは、上記装備があることとなっており、訂正版が差し込まれています。
青山/名古屋でのプロトタイプ展示でもそうでしたが、これらの照明は廃止されています。

これはレクサスブランドとしては残念ですね・・・・
リヤのe-ラッチ照明の廃止はこのクラスの使用用途として、理解できるのですが、フロントも廃止するのは、ただでさえ暗いのでわかりづらいeラッチの場所の特定の妨げにならないか心配です。
また、車外でも車両に近づいてもドアハンドル照明がつかない(ドアミラー下照明もありません)ということで、こうなるとヤリスクロスと同じですから、特に夜間に乗車することが多い方はちょっと不便に感じるかもしれません。

カタログに記載があった、ということは当然に装着予定だったものが、これを廃止するためになんからの決断があったということで、これは流石に「コスト削減」といえるでしょうから、残念なポイントといえます。
(まぁ、これらの照明がないから買わないという方はいらっしゃらないと思いますが、だからといってここまでコストカットするかな・・・?と素直に思います)
個人的には、もう20万円ぐらい車両価格が高価(FF:480万円、AWD:506万円程度)であったとしても、e-ラッチ照明、車外のドアハンドル照明、シートベンチレーション、助手席パワーシート、運転席電動ステアリング調整などがセットオプションであったとしても多くの方が選択するのではないか・・・と思います。(下位グレードでは当然「非装備」なのは理解できます)
今週末、「LBX」のご商談が活況と思いますが、皆様にとってよい週末となることを祈念しております!
(当方も「”Bespoke Build”の申し込み抽選書はダメもとで出してきます!)
この記事へのコメント
ホワイトランナー
いつも楽しく拝見させていただいてます
LBXでは
ハンズフリーパワーバックドアも
装備にないみたいです
ヤリスクロスではあったような
見積もりきてビックリしました