レクサス「LBX」見積もり例、ビスポークビルドは実質あと1週間!

いよいよ本格的な商談がスタートしたレクサスのコンパクトSUV「LBX」!
販売方法は販売店により多少異なるようですが、意外にもまだ普通に購入(もしくはエントリー)できるようで、レクサス「LX」やトヨタ「ランクル300、アルファード/ヴェルファイアといった転売屋の存在が「LBX」ではほとんどないように思えました。

さて、当方は元々関心はあるものの、ヤリスクロスの後継車である「デリカミニ」が近々納車になる予定なので、「LBX」は早くてもその後かなぁと思っているのですが、ある程度納期がかかりそうな「ビスポークビルド」の見積もりと、商談申し込み書をいただいてまいりました。

▼LEXUS LBX ビスポークビルド 見積もり例
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ビスポークビルドは、もともとの価格が税込み「550万円」(FF)、「576万(AWD)」と、一般販売モデル(「COOL」、「RELAX」)よりも約90万円高い設定となっていますが、以下のメーカーオプションが標準装備されています。


■アドバンストドライブ等 ADASセット  90,200円
■アドバンストパーク+PKSB(周囲静止物)48,400円
■おくだけ充電 13,200円
■カラーヘッドアップディスプレイ 55,000円
■マークレビンソン+アクティブノイズコントロール 251,900円
■アクセサリーコンセント 45,100円

合計 503,800円


つまり、実質的には約40万円(396,200円)が、純粋な差額となります。

また、ホイールにも注目ですが、レクサス「RX500h」にも採用されているオプションホイールが選択可能となっています。
こちらは無償選択が可能ですが、おそらくメーカーオプション価格を設定したとすると「110,000円」相当にはなるかと思います。

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トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「LBX」を発売画像集より


また、ホディカラーも選び放題となります。
注目すべきは、特別塗装色の「ソニックカッパー」。
このカラーはレクサスでもおなじみのカラーとなりつつありますが、こちらは「165,000円」のメーカーオプション価格。そしてツートン(ソニックカッパー×ブラック)の場合は、更に「77,000円」が加算されると考えると、242,000円相当のコストが含まれていると考えられます。

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トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「LBX」を発売画像集より

つまり選択肢によっては・・・

■メーカーオプションの追加装備分 503,800円
■RX500h類似デザインホイール追加分 110,000円
■ソニックカッパー バイカラー追加分 242,000円

合計 855,800円

となり、ビスポークビルドの差額分である「90万円」相当額にかなり近い金額となります。


実際は、有償カラーかつインパクトのある「ソニックカッパー×ブラック」を選択される方はそう多くはないかと思いますが、もともと「LBX」のイメージカラーの1つでもある「ソニックカッパー」を選択しようと思っていた方にとっては、実はビスポークビルドというのは金額的にも現実的にあり得る選択肢なのではと思いました。


なお、見積もりでは以下のメーカーオプションを追加しています。

■デジタルキー 33,000円
■L-ANILINE本革シート 550,000円
■ドライブレコーダー 42,900円
■寒冷地仕様 28,600円

これらのメーカーオプションを加えると、最終的な価格は「約650万円」となります。
最上級のL-ANILINE本革を選択しない場合は、「約600万弱」というところなので、比較的わかりやすいですね。

注意点としては、最上級のL-ANILINE本革をセットした場合のみ、ステアリングとシフトノブのカラー選択で「ソリスホワイト」、「オーカー」が選択可能ということです。おそらく部品単体供給もあるかと思いますが、最近のレクサスのステアリングは静電容量センサー等も組み込まれていることもあり、部品価格が高いこと、エアバック部分(エンブレムがある部分)についても交換が必要なことから、かなり高額(推定15万円程度?)となることが予想されますので、色合わせをしたいならば素直に「L-ANILINE本革」のオプションを装着したほうが良いかと思います。

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トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「LBX」を発売画像集より

なお、個人的には、専用フロアマットが準備されているのはなかなか「グッ」ときました。
しかし、こちらもせっかくならレクサス「LC」のように、ブラックのみならず、「オーカー」や「ホワイト」などのフロアマットを準備してほしかったです。

「ブラック」のフロアマットならば、純正品の数分の1の価格でアフターマーケットで容易に手に入れることができますので、今回のビスポークビルド専用フロアマットのように、選択したデザインによりフロアマットにも専用のステッチや刺繍が入るのはとても面白いと思います。

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さて、当方の場合、「3種の神器」(?)である「助手席パワーシート」、「ステアリングの電動調整」、「シートベンチレーション」が備わっていたら、ビスポークビルドに申し込みをしようかなぁと思っていたのですが、総額「約650万円」という金額を見ると、ちょっとこれは慎重に検討する必要があるかと思いました。
650万円となると、インテリアの特別感があったとしても上級車も十分狙える金額ですので、悩ましいですよね。
ただし、LBXのコンパクトさは強力な武器ですので…

実質的な〆切は次の「土日」までといっても過言ではないかと思います。(レクサスディーラーは毎週「月」、「火」が定休日の店舗も多いので)

なお、ビスポークビルドは抽選で100名のみとなりますが、全国のレクサスディーラー店舗数以下の台数となりますので、当選する方は相当な強運となりそうです。

「LBX」のビスポークビルドが当面は抽選で、その後は自由にオーダーできるようになるのかは現時点では不明ではありますが、日本市場のビスポークビルドおよび「L-ANILINE本革」の選択率が、将来、他のレクサスモデル(NX、RX等の売れ筋モデル)にも「スポークビルド」の導入可否の判断のための試金石となりそうですから、注目したいところです。

また、北米市場ではもともとレクサスLCでビスポークビルドが設定されていますので日本市場でもぜひ導入して欲しいと思います。





この記事へのコメント

  • レクサスマイスター

    なまっくすさん コメント致します。

    今年大注目のレクサス新型車、LBXがついに
    日本で発売になりましたね。

    実質ワングレードの発売なんで待ち望んだ方や
    がっかりした方もたくさんいると思われます…

    わたくしも先週末にcoolの見積もりを作ってもらいました、安全装備メインのOPのみでしたがやはり価格は結構なインパクトを感じました(笑)

    各方面では、エントリーグレードの追加販売を
    有望視してますが出るのか疑問に思った程のコンセプトかと…

    やはり3気筒・3神器無しでこの価格は価値を見出すのはかなり難しいと今時点では思います、試乗車は各店で3台は確実にある(Relux2台強制配車)ので乗ってみて決めたいところです。

    ※3神器もメーカーからの答えがあり、言い訳はとにかく軽量化。

    助手席Pは手動なら運転席から動かせる!とか、
    ハンドルチルトは一回決めたら終わりじゃん!とか、シートベンチはそもそも他社の同一車種に搭載例がない。とか…(完全な言い訳)

    サンルーフに至っては、あれだけ屋根が小さいと解放感がないからやめたと…

    ブレイクスルーはどの辺が?と未だにハッキリとした説明もないのであれですが、無駄?を排除した小さな高級車でいいのでしょうか…?

    でも価格が見合わない…(無限♾)

    あ、スポーツモードも無いとはこれも驚きたした!そう言えばSC氏と話してると驚きが何回もありました(悪い意味で)ある意味、これがレクサスの真意=ブレイクスルーだったのかも…(笑)
    2023年11月14日 12:28
  • うめてん

    見積価格参考になります。
    当初ビスポークビルド高すぎないかと思っていましたが、
    しっかりとOP価格を計算するとそれ程高いわけではないんですね。

    しかしブレイクスルーとは言え600万を超えてくると排気量や車格的な意味で考えさせられます…
    2023年11月14日 13:26
  • Danmarino

    いつも有益な投稿ありがとうございます。今回のLBXの内容はズッコケだと思います。正式発表前は色々選べるとか言っておいていざ蓋お開けてみると、何これ?って感じです。装備も価格で見たらプアです。本当に何がブレイクスルーしたんですかね。この車は。
    2023年11月15日 21:47
  • かずぽん

    さすがにビスポーク仕様になるとレクサスといえども割高感が大きいですね。
    この価格帯ですとゴルフGTIやプジョー308GTのフルオプション装備と変わらない価格ですし、UX250hの特別仕様車とも余り変わらない価格になってしまいますね。後は走りの点でどの程度優れているかですが、強敵が多いだけにやはりちょっと考えてしまう価格です。
    2023年11月19日 23:21

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