すでに近隣店舗に「レクサス晴海」が存在するなか、レクサス有明をオープンするあたり、数多く林立するタワーマンションに住む、数多くの若きパワーカップルや子育て世代をターゲットにした店舗と言えるかと思います。
なお、同じ敷地内に、トヨタモビリティ東京有明店も同時オープンするため、トヨタ/レクサスのすべての車両が購入可能であるのもポイントです。
まずはトヨタブランド、そしてゆくゆくはレクサスブランド、といった戦略がぴったりのエリアと思います。

店舗前には豊富なスペースを活かし、人気のレクサスSUVシリーズが鎮座していました。
「NX250」、「NX450h+」、「RZ450e」、「RX500h」・・・ これで「350」シリーズがあれば完璧だったのに!

立地ですが、東雲〜有明〜お台場をつなぐメイン道路かつ「有明テニスの森」の目の前という好立地で、オーナーズラウンジからはテニスの森のきれいな緑が見えるのもポイントです。都内とは思えない豊富なスペースを活かして、試乗車や認定中古車を屋外に展示してあるのも珍しいですね。

珍しいのは、国内レクサス店でもおそらく初と思われる、ショールームの通路を通じて、トヨタ販売店と隣接(一体化)していること。
そのおかげか、トヨタブランドの販売店のショールームも大変豪華な作りになっており、簡素なテーブルと椅子の一般的なディーラーとは全く異なります。

トヨタブランド店は、展示車が控えめで1台のみ(新型プリウス)
有料のカフェラウンジ(ノンアルコールバー)や、くつろげるスペースが中心で、自動車販売店さを払拭した構造になっていました。

レクサスとトヨタディーラー間の通路には、年代別の「ミニカー」が展示されています。
こちら、なかなかの人気スポットのようですのでぜひ一度チェックしてみてください。

トイレに関してはレクサス/トヨタディーラー共通となっており、従来のレクサスディーラー並の仕上がりとなっているためトヨタディーラー側からすると大変豪華なトイレになっていました。
ウォッシュレットはTOTO社ネオレスト「AS1」なので、グレード的にはちょうど良いもの(中の上ぐらい?)を使用していますが、どうせならフラッグシップモデルを採用してほしかったところです。

レクサスオーナーズラウンジは広大で、レクサス東京館内では、「レクサス浜田山」や「レクサス池上」のような長方形タイプで、一般的なオーナーズラウンジの2倍のスペースがあります。複数のコンセプト(和・洋)に分かれており、大変上質な空間となっています。

オーナーズラウンジでは、アップルタイザー、グレープタイザーなどレクサス東京館内でも一部の販売店でしか準備していないドリンクが提供されています。
有明テニスの森を目の前に、クルマの往来も見ながらくつろげるのは気持ちが良いですね〜!
(ちなみに、この「物入れ」(LiMAC design)が大変上質で、家にもぜひ1つ欲しいと思いました)

東京エリアにおいては、新世代店舗への改装がまだ完全には済んでいませんし、スペースが小さい店舗には、フルサイズのバーチャルショールーム(220インチ、4K映像出力)を備えていない店舗もあるようですが、レクサス有明は当然、大型のバーチャルショールームも完備していました。
ここで自分の発注した仕様を確認できると感激ですね!

新車展示は最大で3台と控えめですが、外で見ることができるのは便利ですね!
ショールームには先般発売したばかりの「RZ450e "version.L"」が展示されていました。

壁には上質なオブジェも・・・(レクサス渋谷上階のマンションにも一部導入済みでしたね!)
なお、レクサス有明が建設中の上空から撮影された写真が飾ってあるのも素敵と思いました。

商談スペースは新世代店舗おなじみのものですね。
奥に見える、シースルーエレベーターがかっこいいです!

応接室ももちろん備えており、重厚感と落ち着きがありました。
VIPの応対や納車前の手続きなど、重要な手続きはこちらでやるのでしょうか。

本ディーラーは、カーコーティング専門店「KeePer LABO」を併設していることでも話題になりました。
屋内型ですので、天候に左右されずメンテナンスができるのは素晴らしいですね。早速評判を集めているようで、当面は予約の枠が空いていないそうです。
レクサスディーラーでのディーラーオプションのコーティングよりも、こちらのような専門店で「施工者が見える」状態の方が人気があるんでしょうね。

整備スペースも都内では考えられないほど広く(トヨタ・レクサス共通)これから増大する顧客に対応できるようになっているようです。

そして、外からも目立つタワーパーキングのスペックは、「LX」にも対応したタイプ!
全長「5300mm」、全幅「2,000mm」、重量「3,000kg」まで収容できるタイプです。
今後販売されるタワーマンションにもこのスペックのものが搭載されればカーマニアには喜ばれそうです。

店舗の裏側には機械式駐車場もあるなど、タワーパーキング以外にもかなりの台数が格納できそうです。
なお、裏側(にぎわいロード側)からの出入りはできなくなっています。

本店舗は、ニュースリリースによると、「地域やコミュニティ」を意識した構造やイベントの実施だけでなく、トヨタ販売店全国初の太陽光パネル・蓄電池搭載のパイロンサインを採用。自家発電と合わせ、その他の消費電力についても 100%カーボンフリー電力を使用するとのこと。
また、湾岸地域の防災の一助となる よう、自治体や行政と手を組み、予測不能の災害に迅速な対応をすべく備蓄品を多くそろえるとのことで、単なる販売店だけではなく、子育てパパ・ママに集ってもらえるようなスペースやキッズコーナー、ノンアルコールバーなど地域と共生するほか、店員も担当制ではなく、全スタッフがオーナーをお迎えする制度を導入するなど、多くの新しい試みが取り入れられているようで、「レクサス有明」での取り組みが今後開業するレクサスディーラーの試金石となっていくのだと思います。

この記事へのコメント
かんさつおもしろせいぶつ
anXer
すでに橿原市ではトヨタレクサス併設店舗ありますよ
ひょっとしたら 全国的には他にもあるかもしれませんね
なっちゃん