昨年の今頃はすでにレクサス「NX」の日本仕様の概要も明らかになりつつあるころで、お盆休み明けの「先行商談」を心待ちにしていた方も多いと思います。新型レクサス「RX」に関しては、昨年の「NX」よりも遅いペースで進んでいるようで、ようやくつい先日、北米での新型RX(2023年モデル)のプレオーダーガイドが公開されました。

(※北米レクサス公式サイト https://www.lexus.com/newRX より)
プレオーダーガイドはコチラから確認できます
https://www.lexus.com/content/dam/lexus/documents/brochures/models/2023/MY23-Lexus-RX-PreBrochure.pdf
プレオーダーガイドは、当然英語ですし、日本仕様では少し馴染みのない語句もあるので、取り急ぎ、日本風の「主要装備一覧表」を作成してみました。
もちろん、日本仕様と北米仕様は異なりますし、装備にも差がありますので、日本導入時に変更はあるかと思いますが、今まで疑問だった点も幾分判明していますので、今後「RX」をご検討される方には参考になると思います。

なお、現時点では、北米仕様においてはプラグインハイブリッドの「RX450h+」の設定はありません。
また、日本でも近年人気が高い”F SPORT”においては、ガソリンモデルの「RX350」と「RX500h」のみの設定で、日本市場での主力モデル「RX350h」(2.5Lハイブリッドモデル)には、”F SPORT”の設定はありません。
ただし、北米では「NX350h」にも”F SPORT”モデルの設定はありませんので、日本市場では絶対に設定されない、とまでは現時点では判断できません。

(※プレオーダーガイド P2上部より)
以下、新型レクサス「RX」北米仕様の主要装備一覧表(暫定版)です。
なお、北米仕様では、「標準」グレードのほか、「Premium」、「Premium+」、「Luxury」、「F SPORT Handling」の各グレード(パッケージ)に分かれています。日本市場における新型「NX」の例では従来主力だった「I Package」の廃止、「F SPORT」の装備差別化が行われましたので、おそらく以下の通りと推測します。
(北米)Premium → (日本)”標準”
(北米)Luxury → (日本)"version.L"
(北米)F SPORT → (日本)”F SPORT”
■パフォーマンス系
ニュースリリースでは、6種類ものホイールの存在が話題になりましたが、その具体的な設定も明らかになりました。
なお、新型NXと同様、減衰力可変ダンパー(AVS)は、”F SPORT”専用となっています。

■セーフティシステム
安全装備系は、レクサスNXに準じますが、「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」が追加されています。
アドバンストパークはガソリンモデルにも設定があるように見えますが、果たして?

■インテリア、シート
レクサスNXとの差が大きいのはやはりインテリア!
インテリアトリムは「Ltex」「本革」「ウルトラスエード」の3タイプに分かれています。
またNXにはなかった「セミアニリン本革」は"version.L"系に装備されていると思われます。
また、後席独立エアコンが標準、おそらく"version.L"系と”500h”には、後席電動シートと、後席シートヒーター/ベンチレーション機能がオプション装備。
NXと同様、マルチカラーのアンビエントライトは、標準モデルには装備されない模様です。
また、RXには10wayパワーシートも"version.L"系で装備されるものと思われます。これは”F SPORT”との差別化になりそうです。

■視界、機能装備
なんと、「3眼フルLEDヘッドランプ」は基本オプション装備です。日本では"version.L"系は標準、それ以外はメーカーオプションとなりそうですね。
スピードメーターは正式に「7インチ」と判明。トヨタブランドでは12.3インチの導入が進むようですが、RXでは不採用です。
また、ヘッドアップディスプレイですが、「ARーHUD」の採用は見送りが確定した模様。
デジタルインナーミラーは基本的にメーカーオプション。

■マルチメディア、デジタル関係
ナビディスプレイはNXと同様、「9.8インチ」と「14インチ」で構成。NXと同様、”標準”グレードは9.8インチと思われます。
オーディオに関しては、全車「12スピーカー」を備えており、マークレビンソンは「ピュアプレイ」と呼称される21スピーカーを備える上級仕様の模様。
デジタルキーは全車オプション。置くだけ充電も ”標準”グレード以外は装備されるようですが、日本仕様ではどうなるでしょうか?
そしてどうやら「リヤエンターテイメントシステム」は存在しないようです。

■エクステリアカラー、インテリアカラー
ボディカラーにおいては、新色「ソニックカッパー」を含む、北米では10色、日本では11色とアナウンスされています。
プレオーダーガイドでは「ヒートブルーコントラストレイヤリング」が記載されていませんが、日本市場では存在するようです。
インテリアカラーは日本と北米は共通で6色。新色「ソリスホワイト」はESの2023年モデルで先行採用。もう1つの「ダークセピア」はしばらくはRX専用カラーとなりそうです。
衝撃なのはNXでは絶大な人気を誇る「フレアレッド」が廃止、そして”F SPORT”、は2色のみ(ブラック、ダークローズ)ということです・・・
インテリアパネルは4種類存在します。日本仕様においては”標準”が「ブラックヘリンボーンパターンフィルム」、"version.L"が「バンブーと墨杢」 ”F SPORT”は「ダークスピンアルミ」、ということになるんでしょうね。

(※プレオーダーガイド P3上部より)
さて、北米仕様が出てきたことで「日本仕様」の存在もかなりイメージできてきましたね!
今後もレクサスRXの情報はキャッチアップしてまいりたいと思います。
※上記情報は適宜アップデート予定です。
この記事へのコメント
RX
現行機種が完成形のような気がしています。
なまっくす
コメントありがとうございます。
現行のRXがかっこいいだけに、違和感を覚えますよね〜
スピンドルグリルの上部については、実車だとかっこいいとの声もありますので、写真写りがわるいのかもしれません。
(私の場合は、もし購入するなら、グリル上のパーツ交換しそうです(笑))
現行前期ユーザー
家族が後席でくつろげる国産SUVという条件で現行にのっていますが今度のRXは方向が違うのかもしれません。
ちょこちょこ噂の出ているTXやLMにそういった需要はまかせる計画なのでしょうか。
うめきち
いつも楽しく読ませていただいてます
ありがとうございます
LCですが
特別仕様車が消えたようです
どうしてでしょうか?
なまっくす
コメントありがとうございます。
リヤエンタテイメントの設定がないのには驚きました。
リヤの快適性は引き続き重視されていますが、「RX450hL」の廃止もそうですし、基本的にはMAX4人乗りを想定しているのかもしれませんね。
「LM」の影響は間違いなくありそうですね!(価格が心配ですが・・・)
なまっくす
当方も確認いたしました。
機会があれば記事にしたいと思っているのですが、確かにLC特別仕様車の導入は見送られたようです。
理由としては、ほとんどLC自体が生産できていないので、日本市場に回す台数が確保できないから・・・のようです。
2023年モデル自体の生産数もかなり少ないようで、果たしてどうなるのでしょうか・・・
レクサスファン
日本版でも標準仕様のpremium、premiumプラスはあると思いますか?
なまっくす
コメントありがとうございます。
日本仕様では「標準」、「"version.L"」、「”F SPORT”MOで」の3グレードのみの展開と思います。
おそらく、Premium が標準仕様、というイメージかと思います。