かねてからのレクサスオーナーの中で一部話題となっているのが「G-LINK」サービスの終了について。
レクサス公式サイトにも掲載されているのですが、特に大きくPRされてはいないので、一般的にはあまり知られていないと思われます。


https://lexus.jp/cpo/carlife/detail/information/


レクサス車ではよく知られているように、全車種通信機器「DCM」を内蔵しています。
トヨタとKDDIの関係もあり、レクサス車では「au」の3G回線(または4G回線(LTE))を使用しているのですが、その「3G」自体が2022年3月末で終了となります。
このことはKDDIのwebサイトでも示されています。

https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/11/16/3428.html

つまり、3G回線サービス終了に伴い、G-LINKサービスも終了という理屈のようで、決してトヨタ/レクサスの都合だけで使用できなくなるわけではない、ということは理解できます。

トヨタブランド車において幅広い車種で「DCM」が採用され始めたのは「コネクティッド化」が始まった、2018年の6月の「新型クラウン/カローラスポーツ」以降であり、それまではクラウンやアルファード等、高額な一部車種や「T-connectナビ」装着時に「DCM」をオプションで選択した場合という限定したものでした。そのため、多くのトヨタブランド車ではすでに「4G(LTE)」回線が採用されており、それほど問題にはならないと思われます。

しかし、一方でレクサス車ではかねてから「DCM」を標準搭載しているので、2016年以前に販売された車種ではほとんど「3G回線」の「DCM」を採用しているのが実態です。

そのため、3G回線を搭載した「DCM」のままでは、通信機能を使用した「G-LINK」のサービスを受けることができないため、G-KINKサービスが終了するアナウンスが該当車両を保有すrすオーナーさま向けに行われているようです。

公式webサイトでは「2022年3月末以降」次のことができなくなると言われています。



https://lexus.jp/cpo/carlife/detail/information/

■緊急通報サービス(ヘルプネット等)

■レクサスオーナーズデスク

■マップオンデマンド(地図更新)

■G-security

■リモートメンテナンスサービス

■レクサス緊急サポート


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ただし、一部車種においては、「2021年10月1日~2024年3月31日」(つまり、2022年3月末にG-LINKサービスが終了後、2年後まで)は、G-Linkサービスの一部をご利用いただける「携帯接続プラン」をご用意いたしているとの記載があります。

これに関しては以下の注意事項の記載がありますが、内容的には妥当なものと思われます。

・携帯接続プランへの切替は、レクサス販売店にて切替手続きが必要となります。
・また、ご利用にあたっては、お客様がご利用のWi-Fi®機器やスマートフォンでのテザリングにより、車載器(ナビ)と接続が必要です。
・携帯接続プランへの切替及び利用料は無料ですが、通信料・通話料はお客様負担となります。


とはいっても、「携帯電話接続サービス」を利用しても、以下のとおり、ヘルプネットやG-securityなど「安心・安全系」のサービスは受けることができません。
なお、「マップオンデマンド」は「○」となっていますが、あくまでも「別途有料の地図更新(2年間)を行っている場合」という場合ですので、無料で地図更新を受け続けることができるわけではありません。



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さて、レクサス車両の「DCM」ですが、おおむね「2016年前後」から順次、年次改良またはマイナーチェンジの際に「3Gから4G(LTE)への変更」が実施されています。

悩ましいのは、2014年に発売した「NX」や「RC(RCF)」、2015年にマイナーチェンジした「GS」、「RX」、そして「LX」や「GSF」といったニューモデルを「発売直後」に購入されたオーナーさまではないでしょうか?(特に「GSF」や「LX」は現時点でフルモデルチェンジまたはマイナーチェンジしていませんので、そのまま乗り続けていらっしゃる方も多いことが予想されます。)

これらには「3G回線」のDCMが装着されていますので、2022年以降はG-LINKサービスの更新ができなくなってしまいます。



もっとも、サービスが終了するのが「2022年3月」ということで、そのときには3回目の車検を受けているケースなので、乗り換えされる方も増えていると思いますが、愛着もあり乗り続けていらっしゃるケースもあると思います。(モデルが廃止される「GS」オーナーの方もそうですよね)
その場合、せっかく車両を気に入っていても、レクサスの車の魅力の1つである「G-LINK」は使用できなくなります。
これは結構悩ましい問題ではないでしょうか。




さて、ここで疑問なのが、「DCM」車載器を変更し、4G(LTE)対応のものに換装できないか」・・・というものです。
DCM車載器、結構高価なようですが、部品としては存在します。そのため、自費で交換したいという方も多いハズ。
実際、レアではあると思いますがDCMの不調で修理・交換されている方もいらっしゃいます。



しかし、現時点では「換装」サービスは行う予定はないとのことです。
物理的には4G対応の「DCM」に入れ替えしてなんらかの設定をすれば継続して使用できるのではと思うのですが・・・
この点はなんとかしてほしいものと思いますが、現時点では如何ともし難いようです。今後のユーザーの声次第でしょうか?


なお、ごく一部エリアでサービスが開始されている「5G」がスタートしても、「4G(LTE)」回線は当面継続されるようですから、ほとんど問題となることがありませんが、今後レクサスのCPOモデルを購入する方は、DCM車載器が「3G」なのか「4G(LTE)」なのかはしっかりチェックしたほうが良いでしょう。もっとも購入時に販売員が教えてくれるとは思いますが・・・

「G-LINK」が使えなくなると、レクサスの強みの一つが失われますので注意が必要です。
(実際、G-LINK契約が切れて更新していないと考えられる車両が盗難されるケースがあるとの情報も・・・)

2022年に向け、DCMが「4G(LTE)非対応」の車両に関しては、中古車市場の価値も下がるのではないか?と懸念します。


今回の件は、ハードウェアの寿命のようなものですから、2020年秋のレクサスLSマイナーチェンジモデルで搭載が予想される、「オンライン・ソフトウェア・アップデート(OTA)」でも対応できないわけですが、DCMの規格が変更になったとしても将来的に対応できるようにDCMのハード交換ができるような設計になっていれば嬉しいなと感じます。


なお、おおまかですが、DCMの「4G(LTE)対応時期」は以下の通りのようです。(生産時期により異なるためあくまでご参考程度)

・CT =2017年8月MCモデル以降
・IS =2016年10月MCモデル以降
・HS =2016年8月年次改良モデル以降
・GS =2016年9月年次改良モデル以降
・GSF =2016年9月年次改良モデル以降
・LS =2015年9月年次改良モデル以降
・RC =2016年8月年次改良モデル以降
・RCF =2016年8月年次改良モデル以降
・NX =2016年8月年次改良モデル以降
・RX =2016年8月年次改良モデル以降
・LX =不明(2017年8月年次改良モデル以降?)


以下の車種はすべてLTE対応

・LC
・ES
・UX