レクサスLC(LC500/LC500h)2019年モデルの改良内容は?

さて、ES等の情報が先行したので少しレポート遅れましたが、2018年8月30日に、レクサスLCが発売以降、初の年次改良を受けました。

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2017年3月にハイブリッドの「LC500h」が発売、2017年4月にV8エンジンモデルの「LC500」が発売となりましたが、一般的なオーナーへ納車が開始されたのは2017年7月以降のため、実質的にはちょうど1年を経過しての年次改良です。

https://lexus.jp/pressrelease/news/20180830.html

ニュースリリースでは主に、「乗り心地向上」と、「操縦安定性の向上」が行われたとあります。
全般的に評価の高いLCですが、乗り心地と直進安定性についてはいくつかのメディアから要改善と指摘され、開発陣もそれを認識していたようですので、市場の声を早速アップデートしたものと思われます。
レクサスでは初年度にステアリングフィールの改善、乗り心地の改善策が行われることはしばしばありますが、今回のLCは年次改良でいくつかの部品を変更し、コストをかけてブラッシュアップしたようで、好ましい改善と言えます。

ただ、数が出る車ではないので、2019年モデルの試乗車が導入されるかどうでしょうか。ディーラーの試乗車一覧でも、モデルイヤーを表示してほしいですね。

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以下、現時点では判明している主な改良内容です。


■操舵性

 ステアリングサポートの材質に「アルミダイキャスト」を採用。
 剛性感アップに伴い操縦安定性を向上、とされています。高速域での直進安定性は少し疑問に思う点はあったので、どれほど改善されているのでしょうか?(特に”S Package”のLDHとの協調制御はどう改善されたのか?)

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■足回り

 ショックアブソーバーに、「伸圧独立オリフィス」を採用。(同時にLSのAWDモデルにも採用)
 減衰力可変幅の拡大や摩擦低減など快適な乗り心地と高い安定性能を両立、とされています。
 LCは20インチまたは21インチのランフラットタイヤ装着の割に良好な乗り心地と思いますが、当初から乗り心地に関してはまだまだ改善できると指摘されていましたので、さらなる改善が図られたようです。ぜひ違いを体感してみたいところです。


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■利便性

カードキーの標準化

 当初から謎だった、「カードキー」がなかった件ですが、ようやく標準化されました。
 ホントなぜついていなかったのか・・・。ちなみに部品で取り寄せできるはず。(結構高価のはず・・・)


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※写真のスマートキーは「IS」のものであり、LCとは異なります。


■快適装備
 
ステアリングヒーターの標準化

 寒冷地仕様とセットオプションだった「ステアリングヒーター」が標準化されました。
 約「10,800円」相当の装備とされています。寒い時期には非常に重宝され、最近のレクサス車では標準装備されうケースが増えました。
 これにより、寒冷地仕様のメーカーオプション価格が「10,800円」引き下げされています。

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■ナビゲーション

 ナビゲーションシステムが、「ハイブリッドナビ」へのアップデートされました。
 2017年8月以降発売された車(新型LS、NX、RC等)から標準採用されているものですが、ついにLCに採用!
 クラウドと車載機でのルート探索を融合するもので利便性が向上している模様。

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■ヘルプネット

 ドクターヘリに対応する「D-callNet」に対応 (実はもともと対応していたという噂も?)
 使わないに越したことはありませんが・・・

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■ブリージーブルー インテリアの設定拡大

 LPackageで選択(MOP)できる、ブリージーブルーインテリアですが、外装色「ディープブルーマイカ」を選択した際でもブリージーブルーが選択できるようになりました。これは、限定カラー「ストラクチュラルブルー」の販売が終了したことに伴うものとも推測されます。

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その他、LC500h の"マルチステージハイブリッド"の制御変更等が行われています。(「DMI制御」のチューニング?)
ここは既存のオーナー層にもプログラムでアップデートしてほしいところ。(こういうことが出来ての「コネクティッド」といえるのではないでしょうか?



2019年モデルのLCの価格は、一律「22,000円」の値上げされています。
これにより、もともと切りの良い価格が細かくなってしまいました・・・・

なお、価格アップ幅ですが、ステアリングヒーターが「10,800円」で、カードキーの部品価格だけでも10,000円は超えるので、実質的には値上げ幅は最小限(むしろサービス?)といっていい印象です。(私的には50,000円程度は値上げとおもっていました)
こういう改良を毎年続けていればフラッグシップクーペとしてブランドイメージの向上に寄与すると思います。

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なお。LCに関しては今後、オープンモデル(カブリオレ)の登場が予想されています。
エンジンはLS500の「3.5Lツインターボ」が搭載されることが濃厚のようですが・・・(ただし、現時点で商標登録はされていない模様)
現行のV8エンジンがどうなるか、V6"マルチステージハイブリッド"のさらなるチューニングにも期待したいところです。


さて、「LC500h」に関しては、"マルチステージハイブリッド"のリコールが2018年9月5日付で国土交通省に届け出されたことがメーカーから発表されています。

https://lexus.jp/recall/2018/recall_180905.html

オーナーの方には販売店から通知されていると思いますが、中古車等で購入された方は少しタイムラグがあるかもしれません。
事故発生件数はゼロとのことですが、高速度域でアクセルを大きく踏み込んだ際にハイブリッドシステムが停止する可能性があるとのことですので、早期入庫が望ましいでしょう。(もっとも北米市場で発見とのことですので、日本の速度域では発生し辛いのではと思うのですが・・・)

プログラムの書き換えに必要な時間は1時間もかからないとのこと。
プログラム書き換えにより、"マルチステージハイブリッド"自体のフィーリングの変更があるかどうか興味深いところです。

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