
本日(11/28)には、日本国内でも公式のティザーサイトもオープンするなど、従来のモデルにはない特別なPRが実施されています。
http://lexus.jp/models/lc/
推定価格が1300万円〜のLC500/LC500h。
クーペスタイル、190cmを超えるボディ幅、200Lを下回る狭いトランクスペースなど価格のみならず、所有するにはハードルがなかなか高いモデルですが、1月下旬には公募制の「プロトタイプ内覧会」の実施などレクサス新世代のモデルとしてメーカーも相当な力を入れているようです。
そのデザインと動力性能には納得が行くところですが、装備面に関しては私的には「なぜ?」と思うところがいくつかありますので、ざっと書き出してみたいと思います。

【安全装備面】
・「アダプティブハイビームシステム」(AHS)が備わらず、単なるオートマチックハイビームシステム(AHB)なのはなぜ?
・ヘッドライトのAFS機能がないのはなぜ?(※コーナリングランプはあり)
・プリクラッシュセーフティシステムが「LS」のようなステレオカメラフュージョン方式でないのはなぜ?
【快適装備】
・助手席シートポジションメモリシステムが無いのはなぜ? (*現行LSは標準)
・助手席シート前の空間だけがなぜインテリアパネルなの?(新たな画像あり!ツヤツヤで結構質感高そう)

・ナビゲーションサイズはなぜ「12.3」インチではなく「10.3」インチなの?
・アンドロイドオート&アップルカープレイには対応しないの?
・なぜL-packageのリヤシートの素材がL-texなのか。
・なぜS-packageだけルーフ、バイザー、ピラー、パッケージトレイがアルカンターラ化されているのか。
【動力性能】
・LC500のモード燃費が「約7.6km/L」とRCF・GSFよりも悪化しているのはなぜ?
(トルクは若干向上しているが、やはり車重の問題か?それとも新開発の10ATの問題?)
・VGRS(ギア比可変ステアリング)がS-Packageだけの設定なのはなぜ? (*現行LSは全車標準)
・ブレーキキャリパーのカラード設定がないのはなぜ?
その他【現時点で有無が不明な装備】
・サスペンションのAVS(減衰力調整)機能
・空調ナノイーイオン
・コンフォータブルエアシート、IRマトリクスセンサー
・後席センターアームレスト&カップホルダー
・運転席・助手席パワーイージーアクセスシステム
・ドア&トランクイージークローザー
・スピードリミッター
今のところの私的な印象では、LCは室内の各パーツの質感は非常に高いですが、装備的にはLSより結構落ちるような印象があります。(今年夏発売のLSとでは更に格差が広まるのでは?)
特に、LSS+のシステムに追加装備がないということと、先進性の高いヘッドライトに「AHS」機能も「AFS」機能も備わっていないというのはラグジュアリークーペとしては疑問です。(軽量化を優先しているのかもしれませんが・・・)
まだまだ詳細装備が不明な点は多いですが、装備面を重視される方は今夏の新型「LS」発売後、来年の最初の年次改良まで待つというのもアリな感じがします。(最初の1年目、2年目はLSに準じ、結構改良がほどこされるような予感がします。)
なお、現時点ではハイブリッドモデルの「LC500h」の方が先行で発売される模様です。(複数のディーラー情報から3月16日説が濃厚?)
この記事へのコメント
とるこあいす
助手席前のパネル、私もその正体が気になっていますが、実は今のインテリアは「仮」の姿で、マイナーチェンジのいわば「つなぎ」のためにあの場所に装飾としてはめ込まれているのだと予想しています。
マイナーチェンジの際にミラーレスとなって現在の左右両端のエアコン吹き出し口のあたりに後方の映像が写せるようになるのではないかと、、、助手席正面部分はエンターテイメントのためのディスプレイに?(BMWやアウディのコンセプトカーでは助手席正面にディスプレイを設置する提案が定番となりつつあります)
LC、素晴らしいインテリアですが、ショーデビューしてからずっと左右両端のエアコン吹き出し口だけは妙に安っぽくレトロなデザインだと疑問に思っていました。(助手席正面にも吹き出し口はありますし、、、) マイナーチェンジの際にそれが取り除かれることがあらかじめ想定されているのであれば、その安っぽさも理解できるような気がします。
勝手な妄想をたくさん書いてしまいすみません。いずれにせよ、LC、そしてLSと、レクサスのこれからが本当に楽しみです!
なまっくす
コメントありがとうございます。
ホント、助手席前のパネルは不思議でしたね。海外のジャーナリストでもまったく触れられていないのが謎です。
ここにTVモニターやアップルカープレイ、アンドロイドオート専用の画面などがあるとパッセンジャーのためにもなるのですが・・・
ここだけあんな大型のパネルというのも違和感がありますし、将来的にはモニターなどが拡張される可能性は極めて高く、「仮」の姿というのは私も同感です。
そういった意味ではLCはフラッグシップモデルとして毎年何らかの改良がほどこされとても商品寿命が長いのではないかと思います。
ドラゴンラブ
休みの息抜きにしか乗らない予定なので・・・
情報ありがとうございました。
ただ~RCFなどより燃費が悪いのが気になります。実際の街乗りは何キロはしるんでしょうか~
ぱぱやん
毎回iPhoneをUSB接続するのは面倒だから、なるべくBluetooth接続で高音質が嬉しいです。
Morizoh
私もこのクルマには興味があるものですから、いろいろな情報を漁っているのですが、ただ唯一『そもそも設計の初期段階から日本人的な視点や価値観ではないな、』と勝手に妄想を抱いております。なまっくすさんがお感じになられている疑問点がそのまま北米市場でのuser's surveyを反映しているような気がします。
おそらく製品コンセプトの初期段階から非日本的な感性が入っていることはまず間違いないでしょうし、原油価格の低落化や米国市場でのluxury vehicleの立ち位置の変化なども深く関係しているのでしょう。
日本人的な足し算ではなく欧米流の引き算でLCを見ると、意味もなく無駄なスペースを飾る妙に高級なパネルもそれなりの意味を持つのかも知れませんね。
なまっくす
内覧会あたるといいですね〜
競争率はかなり高そうですが・・・
燃費の件ですが、10ATということと、100km/h巡航時のエンジン回転数が1350rpm程度に下がるので、バイパスや高速道路での走行は10km/Lは余裕で行きそうです。
下道だとカタログ燃費は厳しいでしょうね〜 普通に走行して、リッター7km/Lぐらいではないでしょうか?
なまっくす
to ぱぱやん さん
コメントありがとうございます。
Bluetoothオーディオについては確認してみます。
今回進化しててACCやapxtX対応になっていればいいですね〜
なまっくす
to Morizohさん
コメントありがとうございます。
過分なお言葉に感謝いたします。
確かにこのクルマ、日本的な価値観で作られたクルマでは無いように思います。
販売の70%以上が北米需要と見込まれているということもありますし、海外では相当前からお披露目しユーザーや販売店の意見をリサーチしているでしょうし・・・
LC500についてはおそらくアイドリングストップ装置が未だについていないと思われますが、それも北米需要を反映したものなのかなぁと思います。
しかし、助手席前のパネルはホント不思議な存在です。今までのレクサス車ではあまり意味のないデザインやパーツは基本的に存在しないはずなのですが、このパネルにはまだなにか隠されているのでは?と思ってしまいます。