クラウンシリーズにようやく「Toyota Safety Sense P」がついたけど。

本日(9/29日)トヨタ・クラウンシリーズに 統合的な安全装備である、「Toyota Safety Sense P」 が搭載されるなどの改良が行われたとのニュースリリースがありました。
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/13295732/

しかしながら、(予想通りではありますが・・・)レーダークルーズコントロールは「ブレーキ制御方式」(時速40-100km制限型)であり、全車速追従対応型ではありません。

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トヨタブランド車にはご存知のとおり、セーフティセンスには2種類の「C」と「P」がありますが、「P」であっても、全車速追従型のレーダークルーズコントロールは必ずしも備わらず、既にブレーキ制御型のレーダークルーズコントロールが設定されている車種については、全車速追従型へのアップグレードは「フルモデルチェンジ」の際にしか行われないと思われます。

昨年末にフルモデルチェンジした新型プリウスは「全車速追従型」ではありますが、それよりも随分高価かつ、商用利用・法人利用等、社会的な地位も高い方も利用すると思われるクラウンシリーズですら、全車速追従型にアップグレードすることが困難ということは、トヨタ自動車社内の内規・基準等のハードルがいかに高いかが伺い知れます。
(これが他メーカーなら間違いなく全車速追従型のレーダークルーズに対応するところでしょう。)

また、せっかく「ITS Connect」が搭載可能な希少な車種にもかかわらず、レーダークルーズ装置が全車速追従型でないせいで、「通信利用型レーダークルーズコントロール」も利用できません。これは非常にちぐはぐな対応に感じられます。

また、「足踏み式パーキングブレーキ」や「ブレーキホールド」については、比較的保守的なオーナーが多いと思われるため必ずしも電子式パーキングブレーキへの移行は必須とは思いませんが、いずれにせよ年次改良やマイナーチェンジ程度では対応されることはないことがあらためて証明されたことになります。

まだ公式的なアナウンスはありませんが、10月にマイナーチェンジされる「新型レクサスIS」についてもレーダークルーズコントロールが全車速追従型でないことはほぼ確定的と言えます。
(*非公式な社内資料では「ブレーキ制御」の文言があるとのこと)

クラウンにせよ、新型ISにせよ、折角安全装備が標準化され、商品力がアップ(または他社に並ぶ)のにもかかわらず、「及第点」レベルであり、想像を超える一歩がなく、残念に感じてしまいます。

その他、クラウンロイヤル・アスリートに関しては、「ブラインドスポットモニター」も一部グレードしか設定がない(MOPの設定はなし)など、2017年・トヨタブランド・フラッグシップセダンでの対応に驚きを隠さざるを得ません。
(一方、これでも戦える基礎商品力・販売網の強さはさすがというべきでしょうか。)

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